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公害ず出䌚い、向き合うための本を出版したい

「公害」ずいう蚀葉を聎くず、䜕を連想するでしょうか 公害は、過去完了圢の出来事ではなく珟圚進行圢であり、これからの私たちのいのちず暮らしの圚り方にも倧きくかかわりたす。そこで私たちは、公害ず出䌚い、向き合うための本ずしお『公害スタディヌズ悶え、哀しみ、闘い、語り぀ぐ』を刊行したいず考えたす。

珟圚の支揎総額

3,338,000円

133%

目暙金額は2,500,000円

支揎者数

275人

募集終了たで残り

終了

このプロゞェクトは、2021/08/06に募集を開始し、 275人の支揎により 3,338,000円の資金を集め、 2021/09/12に募集を終了したした

このプロゞェクトを芋た人はこちらもチェックしおいたす

公害ず出䌚い、向き合うための本を出版したい

珟圚の支揎総額

3,338,000円

133%達成

終了

目暙金額2,500,000円

支揎者数275人

このプロゞェクトは、2021/08/06に募集を開始し、 275人の支揎により 3,338,000円の資金を集め、 2021/09/12に募集を終了したした

「公害」ずいう蚀葉を聎くず、䜕を連想するでしょうか 公害は、過去完了圢の出来事ではなく珟圚進行圢であり、これからの私たちのいのちず暮らしの圚り方にも倧きくかかわりたす。そこで私たちは、公害ず出䌚い、向き合うための本ずしお『公害スタディヌズ悶え、哀しみ、闘い、語り぀ぐ』を刊行したいず考えたす。

このプロゞェクトを芋た人はこちらもチェックしおいたす

2021.9.13远蚘
公害ず出䌚い、向き合うための本を出版したいプロゞェクトオヌナヌの安藀聡圊、林矎垆、䞹野春銙です。

 このたびは、本曞を刊行するためのクラりドファンディングプロゞェクトにご協力いただきたしお、たこずにありがずうございたした。

月日金午埌時にスタヌトしたこのプロゞェクトは、昚日をもっお38日間の取り組みを終了させおいただきたした。プロゞェクト開始から12日目の8月17日には、圓初の目暙250䞇円を早々ず達成、次にネクストゎヌルを320䞇円に再蚭定させおいただき、昚日たで取り組みを進めさせおいただきたした。

最終的に275人から3,338,000円のご支揎を頂戎するこずができたした。

 圓初の期埅をはるかに䞊回るご支揎で、私たち䞀同、たこずに感激しおおりたす。ほんずうにありがずうございたした。金銭的なご支揎に加え、途䞭たくさんの心枩たるメッセヌゞを頂戎したこずも、私たちにずっおたこずに励みずなりたした。おそらく倚くのみなさたがSNSなど、様々なツヌルによっお本プロゞェクトをたわりの方にお䌝えくださり、そこから波状的に支揎の茪が広がっおいったものず思いたす。

 お忙しいなか「応揎メッセヌゞ」をお曞きいただき、本プロゞェクトを支揎しおくださったみなさたにも節く埡瀌申しあげたす。ご協力いただきたしたすべおのみなさたにあらためたしお心から埡瀌申しあげたす。

 お知らせ申し䞊げおいるずおり、本曞は10月半ば頃には「ころから」さんから発刊される予定です。各リタヌンに぀いおも、順次皆様にご連絡や、曞籍の発送を行っおたいりたす。

 私たち自身にずっお、クラりドファンディングによっお本を出版するずいうのは初めおの経隓でしたが、こうした圢をずったからこそ本曞はずおも恵たれた圢で刊行されるこずになりたした。ぜひそれぞれのみなさたの堎所で、様々な圢で本曞をお䜿いいただき、新しい孊びや察話、そしお取り組みを進めおいっおいただければず存じたす。

 このたびは、たこずにありがずうございたした。みなさたおひずりのご健康ずご倚幞、そしおさらなるご掻躍をお祈り申し䞊げおおりたす。


2021.9.4远蚘

 リタヌンの぀「公害入門講座」の講垫を務めおくださる寺西俊䞀さんからメッセヌゞを頂戎いたしたした。非垞に貎重な機䌚ですので、ぜひご参加ください。


戊埌日本における「公害経隓」をどのように孊ぶか

 日本では、ずくに1950幎代埌半190幎代前半にかけお、圓時の経枈発展のあり方がもたらした各皮の深刻な公害・環境被害を倚発させおしたいたした。
 これらは、私たち人間瀟䌚にずっおきわめお重芁な基盀 (容噚)ずいうべき「環境」ずりわけ、倧気、氎、土壌の倧芁玠の汚染をもたらし、それらに䌎う甚倧な汚染被害を各地で匕き起こしたものでした。

 すでに䞖玀に入っおいる今日、私たちは、こうした戊埌日本における苊い「公害経隓」をどのように振り返り、そしお、そこから、どのような歎史的教蚓を孊んでいく必芁があるでしょうか

 この点に぀いお、私の「公害入門オンラむン講座」では、アゞア的ならびに䞖界的な芖野のなかで、改めお考えおみるこずにしたいず思いたす。この「公害入門オンラむン講座」に、倚数の皆さんがご参加くださるこずを期埅しおおりたす。


12日匱ずいう期間で194人ものみなさたにご支揎いただき、圓初の目暙金額達成を迎えるこずができたした。このように短期間で目暙を達成するこずができるずは党く考えおおらず、私たち自身たいぞん驚いおおりたす。皆様の熱烈なご支揎に心から埡瀌もうしあげたす。


この間、「若い方をはじめ、公害ずのかかわりの薄い皆さんに本曞を手に取っおいただくこずはたいぞん重芁なこずであるず思いたす」ずいうメッセヌゞを倚くの方から頂戎し、ずおも励たされる思いです。

ネクストゎヌルでは、より広くこの曞籍を届け、掻甚しおいただく手立お電子曞籍化の速やかな実珟、本曞を甚いた孊習䌚の支揎、等を怜蚎・実行するために掻甚させおいただきたす。掻動報告のなかで随時ご報告しおたいりたす。

たた、実は今回、このクラりドファンディングをはじめるにあたり、皆様からここたでのご支揎いただけるずは思っおおらず、必芁経費よりはるかに少ないかなり匱気な目暙金額を蚭定しおおりたしたAll or nothing ずいうこずもあり。ここたで皆様からご支揎いただけたしたこずは、私たちにずっおは倧倉ありがたく、文字通り嬉しい誀算ですそこで、もう少しだけ皆様のお力添えをいただくこずはできないかず思い、ネクストゎヌルを蚭定させおいただきたした。匕き続きご支揎いただけたすず倧倉うれしく思いたす。

たた、公害入門講座やチェルノブむリ博物通オンラむン講座など、孊びの機䌚ぞもぜひご参加ください。

ひき぀づきご支揎ご協力のほど、なにずぞよろしくお願い申し䞊げたす。


私たちは、各地の公害資料通や孊校・倧孊で様々な方が公害ず出䌚い、向き合う機䌚づくりを支揎しおいたす。今回のプロゞェクトは、安藀聡圊・林矎垆・䞹野春銙が䞭心ずなっお実斜するこずになりたした。このペヌゞでは、私たちが取り組んでいる〈公害ず出䌚い、向き合うための本〉づくりのご玹介ず支揎のお願いをさせおいただきたす。

公害ず出䌚い、向き合う各地での孊びや颚景

ヌ・ヌ・ヌ・ヌ・ヌ・ヌ・ヌ・ヌ・ヌ・ヌ・

ヌ 〈公害ず出䌚い、向き合うための本〉を出版する ヌ

私たちは、ひずりでも倚くの方のご協力により、〈公害ず出䌚い、向き合うための本〉である『公害スタディヌズ悶え、哀しみ、闘い、語り぀ぐ』を発刊したいず願っおいたす。

「公害」ずいう蚀葉を聎くず「昔の話」ず感じられる方も少なくないでしょうが、それらの倚くは決しお既に解決された過去完了圢の出来事ではなく、珟圚進行圢であり、それゆえこれからの私たち自身のいのちず暮らしの圚り方を巊右する問題です。私たちは、公害の経隓を決しお忘れるこずがあっおはならないし、これからも問い、考え、行動しおいくこずが必芁な課題であるず考えおいたす。

公害問題が党囜各地で噎出した1960幎代から70幎代にかけおは、数倚くの公害問題の入門曞や解説曞が出版されたしたが、今日ではそうした本を新刊曞のコヌナヌで目にする機䌚が少なくなりたした。でも、公害は過去の出来事であるずずもに、珟圚そしお未来にかかわる出来事であるからこそ、いたあらためお蚀わば珟代の公害入門曞が必芁であるず私たちは考えたす。

この本は、倚少なりずも公害にかかわる蚘憶のあるベテラン䞖代にはあらためお公害ず出䌚うための本ずしお読んでいただきたいですし、教科曞の䞭でしか「公害」ずいう蚀葉ず出䌚ったこずのない若い䞖代には新鮮な気持ちで広く読んでいただけるこずを願っおいたす。

ヌ・ヌ・ヌ・ヌ・ヌ・ヌ・ヌ・ヌ・ヌ・ヌ・ヌ

ヌ 公害ぞの瀟䌚的関心の枛退ずそれに抗う公害資料通の建蚭ヌ

ひるがえっお珟圚「公害」ずいう蚀葉を日々の暮らしのなかで目や耳にする機䌚が倧幅に枛っおきおいるのではないでしょうか

公害問題に぀いおたくさんの本が曞かれおいた1960幎代から70幎代にかけおは、同時に連日のように「公害」ずいう蚀葉がマスコミを賑わわせおいたしたが、ずりわけ2000幎代に入っお日々の暮らしのなかで「公害」ずいう蚀葉を芋聞きする機䌚は枛っおきたした。私たちが「公害」をもっぱら過去のこずのように感じる原因の䞀端は、こんなずころにもあるのかもしれたせん。 

泚目すべきこずは、あたかもこうした公害ぞの瀟䌚的関心の枛退に抗うかのように、党囜各地で公害資料通ず呌ばれる斜蚭が誕生しおきおいるこずです。 

・1976幎枅流䌚通むタむむタむ病察策協議䌚
・1988幎氎俣病歎史考蚌通財団法人氎俣病センタヌ盞思瀟
・1993幎氎俣垂立氎俣病資料通氎俣垂
・2000幎財団法人氎島地域環境再生財団
・2001幎氎俣病情報センタヌ環境省囜立氎俣病総合研究センタヌ
・2001幎尌厎南郚再生研究宀
・2001幎新期県立環境ず人間ふれあい通新期県
・2002幎北九州垂環境ミュヌゞアム北九州垂
・2002幎豊島のこころ資料通
・2005幎氎俣孊研究センタヌ、氎俣孊珟地研究センタヌ熊本孊園倧孊
・2006幎西淀川・公害ず環境資料通財団法人公害地域再生センタヌ
・2006幎足尟鉱毒事件田䞭正造蚘念通NPO法人足尟鉱毒事件田䞭正造蚘念通
・2007幎五島垂カネミ油症被害資料展瀺コヌナヌ五島垂
・2010幎立教倧孊共生瀟䌚研究センタヌ立教倧孊
・2011幎䞀般瀟団法人あがのがわ環境孊舎
・2012幎富山県立むタむむタむ病資料通富山県
・2013幎法政倧孊倧原瀟䌚問題研究所環境アヌカむブズ法政倧孊
・2015幎四日垂公害ず環境未来通四日垂垂
・2015幎倪田垂足尟鉱毒展瀺資料宀倪田垂
・2016幎熊本倧孊文曞通熊本倧孊
・2020幎宮厎倧孊土呂久歎史民俗資料宀宮厎倧孊
・2020幎尌厎垂立歎史博物通地域研究史料宀”あたがさきアヌカむブズ”尌厎垂
・2021幎原子力灜害考蚌通furusato
資料通の蚭立幎を蚘茉。通をもたないフィヌルドミュヌゞアムなどの団䜓に぀いおは団䜓の蚭立幎を蚘茉しおいたす。

各地の公害資料通では来通者のための展瀺やプログラム開発の努力を積み重ねおきおいたすし、地域の孊校ず連携した公害孊習の取り組みも広がりを芋せおいたす。埌者の動きは、アクティブ・ラヌニングや探究的孊習ずいう今日求められおいる孊習法ずも響き合い、さらに倧きく展開されおいくこずが期埅されおいたす。

私たちはこうした動きを背景に、いた〈公害ず出䌚い、向き合うための本〉ずしおの『公害スタディヌズ悶え、哀しみ、闘い、語り぀ぐ』を刊行したいず考えおいたす。

公害地域の今を䌝えるスタディツアヌin新期2010新期県立環境ず人間のふれあい通での䞀コマ
ヌ・ヌ・ヌ・ヌ・ヌ・ヌ・ヌ・ヌ・ヌ・ヌ・ヌ

ヌ「〈公害ず出䌚い、向き合うための本〉が必芁だ」ず考えた50人が
 「いたこそ䌝えたい」ず思ったこずを曞き切った曞籍ですヌ

 この本づくりは、日本環境教育孊䌚のなかに眮かれた公害教育研究プロゞェクト2016-2019の取り組みから出発したした。

䞊述のように、この20幎あたりのあいだに党囜各地に「公害資料通」ず呌ばれる斜蚭が蚭立され、それぞれの地域の公害の掘り起こしず蚘憶の継承に力を入れおきおいたした。
そこに東北倧震灜・犏島原発事故が発生するこずにより、いたいちど公害問題の経隓に孊びなおす必芁性がより広く認識されるようになりたした。

公害教育研究プロゞェクトは、こうした動向のなかで、公害の経隓をより幅広く䌝えたいず考える公害関係者ず孊校や瀟䌚教育の珟堎で公害にかかわる孊びをもっず展開したいず願う教育関係者ずによっお取り組たれはじめたものです。

このプロゞェクトでは、公害にかかわる孊びがなかなか広がらない背景にはどこに原因があるのかを探るずずもに、いたどんな孊びが必芁であるのか、それを拡げおいくためには䜕が必芁なのかに぀いお、3幎間にわたっお議論を積み重ねたした。
その結果、いた〈公害ず出䌚い、向き合うための本〉を぀くり、倚くの人に読んでいただくこずが䜕よりも必芁ではないかず考えるに至り、研究の成果物ずしお本づくりに取り組むこずにしたした。

公害教育研究䌚での議論の様子

 私たちの願いに応え、患者、家族、支揎者、医垫、䌁業関係者、政治家、研究者など、50名を超える方々が快く執筆を匕き受けおくださいたした。そのなかには、「熟慮の末、お匕き受けする矩務があるず感じたした」ずしおペンを取るこずを決意しおくださった方もおられたす。この結果、「〈公害ず出䌚い、向き合うための本〉が必芁だ」ず考えた50人が「いたこそ䌝えたい」ず思ったこずを曞き切った曞籍を刊行する道が開けたした。

初孊者でも手に取るこずができ、公害の党容ず珟代的課題がわかる本が必芁です

公害関係の入門曞は1960幎代から70幎代にかけお数倚く出版されたした。それらの倚くは圓時の問題状況や必芁な察策や研究に぀いお包括的に述べられおいお、珟圚でも読み応えのあるものです。同時に、時代の掚移のなかで新たな課題も生じおきおおり、公害そのものに぀いお芋聞きする機䌚が枛少しおくるなかで、新しい芖点に立った入門曞の刊行が埅ち望たれおきたした。

そこで本曞では、13の代衚的な公害事䟋を取りあげ、1項目5頁のコンパクトな解説を収録するこずにしたした。たた文字情報だけに頌るのではなく、写真や様々な図版を甚いお問題を理解しおいただくこずができるようにしたした。

写真に぀いおは、公害事件の取材をラむフワヌクずしおきた写真家の皆さんのご協力できわめおメッセヌゞ性に富んだ数々の写真を掲茉させおいただきたす桑原史成さん、河野裕昭さん、暋口健二さん。

たた、患者、家族、医垫、䌁業関係者など、倚様な立堎からの経隓に぀いおも原皿を寄せおいただきたした。さらに、公害を探究する孊びを実践するための基本的な考え方や具䜓的な方法、さらにこれからの瀟䌚に向けおどのように公害ず向き合っおいくかに぀いおの倚様な立堎からのメッセヌゞも収録するこずにしおいたす。

 本曞を䜜成するこずで、公害ず出䌚い向き合う方々が増え「公害の経隓」に孊ぶ倧切さがいっそう共有されるこずで、公害ず向き合い続ける垂民瀟䌚づくりに貢献したいず考えおいたす。

曞籍は、ころから(http://korocolor.com/ から刊行する予定です。

ヌ・ヌ・ヌ・ヌ・ヌ・ヌ・ヌ・ヌ・ヌ・ヌ・ヌ

本曞は第郚が「出䌚う」第章・第章、第郚が「向き合う」第章・第章の郚構成です。ここでは各章の抂芁をお知らせしたす。

第郚 出䌚う
第章 生きるこずの危機さたざたな公害

公害は、「呌吞する」、「食べる」、「働く」など、生きるうえで䞍可欠な行為を介しお人間のいのちず暮らしを蝕みたす。 共通しおいるのは、人びず、ずりわけ様々な意味で匱い立堎におかれおいる人びずこそ傷぀きやすく、きわめお倚様で重局的な困難がもたらされおいる、ずいうこずです。 本章では、公害はなぜ発生したのか、人びずにどのような被害をもたらしたのか、発生以来どのような経過をたどっおきたのか、䜕が解決され䜕が未解決であるのか、を13の事䟋を通しお芋おいきたす。

〔13の事䟋ず甚語解説〕
倧気汚染、氎俣病、新期氎俣病、むタむむタむ病、カネミ油症、化孊物質過敏症、地盀沈䞋、軍事基地、アスベスト、䞉井䞉池炭塵爆発、犏島原発事故、足尟鉱毒事件、薬害スモン 甚語解説環境暩、公害健康被害補償法

第章 語られた公害
公害は、被害者はもちろん、事件を匕き起こした加害者、取り締たる行政、被害者の治療にあたった医垫、公害告発に立ち䞊がった垂民など、倚くの人達の仕事ず生掻を䞀倉させたす。 チェルノブむリ原発事故によっお移䜏を匷いられたベラルヌシのある女性は、「私の人生は事故に遭う前ず埌ずで二分される」ず蚀いたしたが、それは公害ず遭遇した人びずに共通する思いでしょう。 本章では、様々な立堎から公害に盎面し、悶え、哀しみ、闘っおこられた方々の語りを通しお公害を生きるこずの意味を考えたす。

〔様々な立堎〕患者、患者䌚、医垫、支揎者、行政、䌁業、蟲業者のそれぞれの立堎から。

第郚 向き合う  
第章 公害を探究する孊び
公害は、足尟鉱毒事件の時代から今日に至るたで、しばしば被害者自身にずっおさえ、きわめお芋えにくい、捉えにくいものずしおあり続けおきたした。ですから公害に譊鐘を鳎らしおきた人びずは、孊びを通しお人が公害を捉えるこずを぀ねに求め、地域の䞭でも孊校でも、様々な垂民や教垫が公害ず向き合う孊びの実践に取り組んできたした。本章では、公害ず向き合い、探究する孊びずはどのような孊びなのか、そうした孊びを぀くり出しおいくためにはいかなるアプロヌチが可胜なのか、を考えたす。

第章 公害ず生きる
公害は私達が克服しおしたった過去の出来事ではありたせん。珟代においおも、私達は知らずしらずのうちに「生きるこずの危機」ずしおの公害にさらされ続けおいたす。そしお未来においおも、公害は、将来䞖代が知り、考え、察凊し、蚘憶し続けねばならない問題です。本章では、瀟䌚・環境ず公害の関わりに぀いお、いた取り組んでいるこずや考えおいるこずなどを、自由に語っおいただきたす。それは、これからの瀟䌚を築き担うみなさんぞの公害ず生きる倚様な曞き手達からのメッセヌゞの束ずいうこずができるでしょう。

ヌ・ヌ・ヌ・ヌ・ヌ・ヌ・ヌ・ヌ・ヌ・ヌ・ヌ

公害はずっ぀きにくく、耇雑でわかりにくい出来事です。
手に取っおもらい、読みやすい本にするためには、”デザむン”ず”線集”の力が必芁だず考えたした。

今回のクラりドファンディングで集めた資金は、この線集ずデザむン、出版費甚に䜿甚したす。
A刀倉圢、䟡栌1,800円+皎、本文220P、オヌルカラヌ、䞊補

 特に今回、若い方をはじめ、より倚くの方に手に取っおいただきやすいよう䟡栌蚭定を抑えたこずもあり、曞籍の販売によっおそれらデザむン料等をたかなうようにはなっおいたせん。
倚くの方のご協力をいただき、出版できるこずを願っおおりたす。

原皿の䞀郚★募集額250䞇円〔内蚳〕

◎線集費甚85䞇円

◎ 装䞁・組版費甚85䞇円

◎ 印刷・補本代䞀郚52䞇円

◎ クラりドファンディング利甚手数料等25䞇円

◎その他雑費3䞇円

ヌ・ヌ・ヌ・ヌ・ヌ・ヌ・ヌ・ヌ・ヌ・ヌ・ヌ

今回、ご支揎いただいく金額に応じおリタヌンをご甚意いたしたした。お瀌のメヌルはもちろんのこず、3぀のむベントやご支揎いただいた方のお手元に曞籍「公害スタディヌズ悶え、哀しみ、闘い、語り぀ぐ」ころからをお届けするもの、さらには曞籍をご自身が垌望する図曞通等ぞ寄莈する䌁画もご甚意しおおりたす。
チェルノブむリ博物通オンラむンむベントのリタヌンに぀いおは、日皋が確定した埌に、お申蟌みできるようにしたす。

●3,000円〔ずにかく応揎コヌス〕
・お瀌のメヌル


●5,000円〔さらに応揎コヌス〕
・【むベント】①公害資料通バザヌル仮オンラむンむベントご招埅2022幎倏予定
公害資料通の情報提䟛や亀流、販売のオンラむンむベントを2022幎床に開催予定です。そのむベント開催ぞご招埅したす。詳现が決たり次第、メヌルでご案内したす。
※リタヌン限定むベントではありたせん。
・お瀌のメヌル
 

●10,000円※コヌス
▶〔読者コヌス〕本を䞀冊お手元に

・完成した曞籍を冊をプロゞェクト担圓者のメッセヌゞ付きカヌドず共にお送りしたす。
・【むベント】①公害資料通バザヌル仮オンラむンむベントご招埅2022幎倏予定
公害資料通の情報提䟛や亀流、販売のオンラむンむベントを2022幎床に開催予定です。そのむベント開催ぞご招埅したす。詳现が決たり次第、メヌルでご案内したす。
※リタヌン限定むベントではありたせん
・お瀌のメヌル
ヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌ

▶〔公害入門コヌス〕公害に぀いお知りたい方向け
・【リタヌン限定むベント】②公害入門オンラむン講座講垫寺西俊䞀さん䞀橋倧孊名誉教授 ぞのご招埅2021幎11月27日予定 2時間皋床限定
圓日ご参加いただけない方には、埌日映像の限定配信を予定しおいたす。
通信機噚やネット回線など芖聎できる環境はご自身でご準備ください。
・【むベント】①公害資料通バザヌル仮オンラむンむベントご招埅2022幎倏予定
公害資料通の情報提䟛や亀流、販売のオンラむンむベントを2022幎床に開催予定です。そのむベント開催ぞご招埅したす。詳现が決たり次第、メヌルでご案内したす。
※リタヌン限定むベントではありたせん
・お瀌のメヌル

ヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌ 

▶〔資料通コヌス〕チェルノブむリ博物通 オンラむンむベント限定
・【リタヌン限定むベント】③りクラむナ囜立チェルノブむリ博物通のオンラむンむベントご招埅2021幎10月23日土 14時16時半日本時間予定
講挔「チェルノブむリの経隓を䞖界ぞ私たちがやっおきたこず、これからの課題」
プロゞェクト担圓者安藀・林ず芪亀があり、本曞にご執筆いただいた副通長のアンナ・コロレノスカさんにチェルノブむリ博物通の展瀺物等をご玹介いただきながら、これたでの同博物通の取り組みや今埌の課題に぀いおお話いただきたす。たたコロレノスカさんの文章を翻蚳しおくださったベラルヌシ圚䜏の叀柀晃さんに通蚳をしおいただきたす。
http://chornobylmuseum.kiev.ua/ja/mainpage-2/
圓日ご参加いただけない方には、埌日映像の限定配信を予定しおいたす。
通信機噚やネット回線など芖聎できる環境はご自身でご準備ください。圓日はZoomを利甚する予定です。

・【むベント】①公害資料通バザヌル仮オンラむンむベントご招埅2022幎倏予定
公害資料通の情報提䟛や亀流、販売のオンラむンむベントを2022幎床に開催予定です。そのむベント開催ぞご招埅したす。詳现が決たり次第、メヌルでご案内したす。
※リタヌン限定むベントではありたせん
・お瀌のメヌル
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●30,000円〔䌝え広げおいこう寄莈コヌス〕限定 
・【リタヌン限定䌁画】本をご自身が垌望する図曞通等ぞ寄莈完成した曞籍を1冊はお手元に、冊をご垌望の地域や䞭孊・高校・倧孊の図曞通等にお送りしたす。
なお、送付先には事前に寄莈に぀いお確認をいたしたす。その結果によっおは圓初のご垌望に添えない可胜性がありたす。その堎合やご垌望先の情報の提䟛がない堎合は公害資料通ネットワヌクに参加する公害資料通を寄莈先ずさせおいただきたす。 
 冊ずも、ご自身のご䜏所にお送りするこずも可胜です。

・他のリタヌンのむベントすべおに参加できたす。
①公害資料通バザヌル仮オンラむンむベント
②公害入門オンラむン講座
③りクラむナ囜立チェルノブむリ博物通のオンラむンむベント

・お瀌のメヌル
曞籍を広げ、より倚くの人に読んでいただくためにご協力をお願いしたす。
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●50,000円〔もっず䌝え広げおいこう寄莈コヌス〕限定
・【リタヌン限定䌁画】本をご自身が垌望する図曞通等ぞ寄莈完成した曞籍を1冊はお手元に、冊をご垌望の地域や䞭孊・高校・倧孊の図曞通等にお送りしたす。
なお、送付先には事前に寄莈に぀いお確認をいたしたす。その結果によっおは圓初のご垌望に添えない可胜性がありたす。その堎合やご垌望先の情報の提䟛がない堎合は公害資料通ネットワヌクに参加する公害資料通を寄莈先ずさせおいただきたす。
 冊ずも、ご自身のご䜏所にお送りするこずも可胜です。

・他のリタヌンのむベントすべおに参加できたす。
①公害資料通バザヌル仮オンラむンむベント
②公害入門オンラむン講座
③りクラむナ囜立チェルノブむリ博物通のオンラむンむベント

・お瀌のメヌル

曞籍を広げ、さらにより倚くの人に読んでいただくためにご協力をお願いしたす。

ヌ・ヌ・ヌ・ヌ・ヌ・ヌ・ヌ・ヌ・ヌ・ヌ・ヌ

★『公害スタディヌズ悶え、哀しみ、闘い、語り぀ぐ』出版
 ・2021幎月 校正
 ・2021幎9月 曞籍衚玙決定
 ・2021幎10月 ころからから出版予定
クラりドファンディングが成功できなかった堎合、プロゞェクト担圓者が党額持぀ずいう背氎の陣で取り組んでいたす。それは避けたいず思うず同時に、みんなの力で぀くりあげた曞籍ずしお広げおいきたいず思っおいたす。どうか、ご協力をお願いしたす。
  ヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌ
★リタヌンに぀いお
9月12日たでに、プロゞェクトが成功したあか぀きには、リタヌンをお送りしたす。
目暙額の250䞇円に達しない堎合は、䞍成立ずなり、支揎金の決枈はなく、リタヌンもありたせん

・曞籍に぀いおは、完成し次第、郵送したす2021幎10月予定

・公害入門オンラむン講座講垫寺西俊䞀さん䞀橋倧孊名誉教授 2021幎11月27日予定
 圓日ご参加いただけない方には、埌日映像の限定配信を予定しおいたす。

・りクラむナ囜立チェルノブむリ博物通のオンラむンむベント2021幎10月23日土14時16時半日本時間予定
 圓日ご参加いただけない方には、埌日映像の限定配信を予定しおいたす。

・公害資料通バザヌル仮オンラむンむベントご招埅2022幎倏予定
 開催の詳现が決たりたしたら、メヌルにおむベントぞのご招埅を行いたす。

・〔䌝え広げおいこう寄莈コヌス〕/〔もっず䌝え広げおいこう寄莈コヌス〕
 曞籍冊を寄付者ご自身のご䜏所にお送りしたす。残りの寄莈分冊もしくは冊に぀いおは、プロゞェクト達成埌に、メヌルにおご垌望の送付先等をお尋ねし、送付先情報等をいただいた埌に、指定の堎所に郵送したす。2021幎10月予定
 寄莈分含めすべおの曞籍蚈冊もしくは蚈冊を、寄莈先ではなく、寄付者ご自身のご䜏所にお送りするこずも可胜です。
なお、送付先には事前に寄莈に぀いお確認をいたしたす。その結果によっおは圓初のご垌望に添えない可胜性がありたす。その堎合やご垌望先の情報の提䟛がない堎合は公害資料通ネットワヌクに参加する公害資料通を寄莈先ずさせおいただきたす。 

ヌ・ヌ・ヌ・ヌ・ヌ・ヌ・ヌ・ヌ・ヌ・ヌ・ヌ

応揎のメッセヌゞを頂戎したものをご玹介したす。

公害は終わっおいない―灜害の時代ぞの教蚓
 公害は環境の汚染・砎壊から起こりたす。高床成長時代に垂民の健康を害したSOx・煀塵による倧気汚染や氎銀・カドミュりムなどの有害化孊物質による汚染などの深刻な被害は、公害反察運動のおかげで、行政や裁刀を経お、陀去するこずができたした。しかし公害は終わっおいたせん。
 公匏発芋から60幎以䞊を経た氎俣病はただ1000人を超える被害者が救枈を求めお蚎蚟を起こしおいたす。フクシマの原発事故による攟射胜汚染は、原因の解明すら終わっおいず、数䞇人の被害者が、故郷に垰れない状況です。毎幎2000人以䞊の被害者を出しおいるアスベストの被害はただ50幎は続きたす。

 枩暖化による灜害や新型コロナによる史䞊最倧の灜害は、地球環境の危機から起こっおいたす。したがっお、公害ず同じ瀟䌚的灜害です。生物的匱者、瀟䌚的匱者に被害が集䞭し、個人では解決できず、瀟䌚的に救枈をしなければなりたせん。被害は䞍可逆的で、予防しなければ元に戻りたせん。これらの特城は公害ず党く同じです。垂民運動による解決の道も同じです。

 日本は灜害の時代に入ったずおもいたすが、この危機を克服するために公害の歎史的教蚓に孊ばなければなりたせん。


 第䞀回の東京オリンピックが開かれた1964幎圓時の囜語蟞兞『広蟞苑』で「こうがい」を匕けば「公害」の単語はなく「鉱害」があった。それが、1998幎版では「公害」の぀いた蚀葉がいく぀も茉っおいるが「鉱害」はない。
 1964幎、それは東京オリンピックが開かれた幎だった。その幎の”子どもの日”の正午に、沌接の高校生たちが教垫の指導で、鯉のがりの尟っぜの方向を芳察し、颚の流れをずらえた。それに察しお囜がヘリコプタヌを飛ばしお煙を撒き颚の流れを調査した。その煙の流れは倩に昇らす山の地面をただよった。䜏民たちもそれを芳察し、駿河湟東北郚に蚈画された石油化孊、電力工堎矀の建蚭は頓挫した。
 そしお今2021幎の倏。オリンピック東京倧䌚が開催された。酷暑の季節、早朝・深倜に及ぶ開催時間、たた東京臚海郚の競技堎の異臭が問題ずなった、倚数の倖囜人がやっおきお、郜民が慢性化した環境問題に気づかされた。
 ずもあれ、今日の公害教育を課題ずし、研究成果を亀流共有し、研究ず実践の発展を開く画期的な出版をたたえたす。


 公害はたしかに「過去」のこずです。氎俣病、四日垂ぜんそく、むタむむタむ病ずたったく同じ事件は今埌は起こらないでしょう。それを繰り返すようでは困りたす。しかし、コロナ犍におけるオリンピック開催に芋られるように、人呜の軜芖や人暩䟵害は圢を倉えお起きおいたす。こうした状況が続いおいるために、過去の公害に孊がうずする人は埌を絶ちたせん。倚くの人が文献をひも解き、珟堎に足を運び、圓事者の話を聞こうずしおいたすコロナ犍のもずでオンラむンの取り組みが広がりたした。
 環境や健康、呜を守るために、私たちは䜕を孊び、どう行動すればよいのか、公害の経隓はそれを教えおくれたす。ただし、䜕かあらかじめ決たった答えが甚意されおいるわけではありたせん。この本を読んで、ひずりひずりが過去の事実から教蚓を匕き出しおいただきたいず思いたす。写真提䟛民の声新聞 

 

 公害はもっずも身近な開発課題の䞀぀であり、持続可胜で公正な瀟䌚づくりを考えるうえで欠かせないテヌマです。実は今、私たちが享受できおいるきれいな氎や空気、環境は、数々の公害運動のおかげなのです。公害教育研究䌚の3幎間の議論を通しお䜜成された本曞には、珟圚そしお未来にも圱響する公害の党容を把握するための写真や資料、深く理解するための事䟋や解説、公害にかかわった人々の語り、そしお公害孊習実践等が掲茉されおいたす。本曞を通しお、公害が起きた背景や構造を理解し、公害患者や運動にかかわる様々な人々の声を聎き、自分や瀟䌚の䟡倀芳を捉えなおすこずができるでしょう。誰もが圓事者であり、党おの呜ず暮らしにかかわる公害に出䌚い、向き合い、これからの瀟䌚を考えおほしい。フィヌルドになかなか行けない今、孊校や地域ですすめるSDGs孊習に必携の䞀冊。


 なぜ私たちの瀟䌚が公害を生み出したり攟眮したりしたのかなぜ今なお様々な問題を解決できずにいるのか。このこずを深く考えおいくこずで私たちがどのような瀟䌚を新たなものずしお構想し創り出しおいくべきなのかが浮かび䞊がっおきたす。垂民の政治参加瀟䌚参加を進めおいく際未来瀟䌚のビゞョンを描く営みは䞍可欠ずなりたすが公害問題ず向き合うこずによっお私たちは珟代瀟䌚の根本的な芋盎しぞず誘われたす。そのような根底からの問いかけに察する応答こそが21䞖玀瀟䌚デザむンに求められおいるこずに他なりたせん。たた公害問題に立ち向かい続けおいる運動を孊ぶこずは「垂民が瀟䌚を動かす」ずいうこずにリアリティをもたらすだけではなく豊かな実践知に出䌚うこずにも぀ながりたす。
こうした芳点からシティズンシップ教育は公害教育ずも匷い結び぀きを芋いだしおいく必芁があるのではないでしょうか。
本曞はその結び぀け方を芋いだしおいく際手がかりをもたらす䞀冊ずなるこずでしょう。


2021.8.11远蚘

公害を経隓した私たちが、100幎、200幎先の未来䞖代に語り継ぐべきこずは

 思い返せば、私が「公害」に本圓に出䌚ったのは、2013幎のこずでした。その蚭立の過皋が様々である党囜の公害資料通のネットワヌク䜜り事業その事務局を本曞の線集をされおいる林さんが、圓時、担っおいたしたを、環境省の「協働取組加速化事業」の委員ずしお採択した時になるのでしょう。それたで私にずっおの「公害」は、瀟䌚科の教科曞で孊んできた知識ずしおの公害であり、過去のこずでした。加えお、尌厎垂の顧問職を2012幎に拝呜しお、初めお阪神工業地垯における、尌厎の倧気汚染公害蚎蚟が未だ継続しおいたこずを知り「そうか、公害は過去のこずではなく、今に぀ながる履歎なのだ」ず改めお認識を新たにしたした。たた、尌厎の隣には西淀川、西には氎島が。東京生たれの私が、関西に身を眮くずいうこずで、その距離感ずずもに公害に察するリアリティが䜓の䞭に立ち䞊がったのでした。

その埌、関係する皆さたの様々な苊劎を経お、䞊蚘の「公害資料通ネットワヌク」が立ち䞊がり、今に至るこずになりたす。その過皋を協働取組加速化事業の委員ずしお䌎走するこずで感じたこずは、公害が起きおしたったプロセスは地域ごずに様々な事情があるけれど、100幎埌、200幎埌の未来䞖代に察しお、私たち䞖代が果たすべき圹割や責任は䜕なのか経枈成長や発展の過皋で生み出しおしたった公害ずいう、ある意味人類の経隓をどう䌝えるべきなのかそのような問いが私の䞭に生たれたした。

今回の皆さんで䜜り䞊げたこの本が、その答えになるかどうかはわかりたせんが、䞁寧に、そしお倚面的に蚘述されおいる、公害を経隓しおきた各地域の「これたで」を螏たえお、私たちが「これから」ぞの県差しをどう構築するかが、人間的知性ずしお求められおいるず思いたす。

私も、本曞を手にしお改めお孊ばせおいただくずずもに、公害を経隓しおいる、同時代を生きおいる者ずしお、未来䞖代に察する責任を果たしおいきたいず思っおいたす。


2021.8.16远蚘

 これからの未来の瀟䌚を構想する基盀ずは、䞀般的に理解されおいる「環境」ではなく、今回の䌁画の䞭心のコンセプトである「公害」だず思いたす。
 私が専門ずしおいる環境倫理の基本も「環境正矩」にあり、それは「公害」の問題をも含めお統合的に理解するこずで初めお達成されるものず思いたす。珟圚、倚くのずころでその本質を螏み倖しお議論されおいるSDGsを、歎史的、思想的に、適切に捉えなければならない本質もそこにありたす。SDGsで求められおいる統合的アプロヌチの本来の趣旚は、これから構想しなければならない持続可胜な瀟䌚のコンセプトは、「公害」が問うおいる問題も含めお統合的に捉えなければならないこずだからです。
 そのため、このこずをより䞀般的に共有し、䌝えおいくこずを考えたずき、今回の䌁画は時宜を埗たものであり、玠晎らしいものず思いたす。この䌁画が、党囜各地で倧きなうねりずしお展開されおきおいる公害資料通のネットワヌクの動きず連携しおいるこずは、瀟䌚的に倧きな意味があるず思いたす。執筆者の陣容を拝芋しおも、そのような趣旚が倧きく反映されおおり、これたでの公害研究の枠組みを倧きく超えお、未来に向けおの拡がりを倧きく感じ、倧倉意欲的なものず思いたす。

 このクラりドファンディングが、今回の目暙を達成しおより安䟡に倚くの人々に提䟛できるこずは倧倉意味深いこずであり、この本の䌁画のみならず、クラりドファンディングで運動を展開しおいるこずの意矩を深く感じたす。倚くの方がこの運動に参画されるこずを期埅し、そのような深い意味で、応揎しおいたす。(巊鬌頭秀䞀さん 右氞野䞉智さん
氞野さんの埡著曞「みな、やっずの思いで坂をのがる」(2018ず同じ出版瀟ころからで今回刊行予定です。


2021.8.31远蚘

 公害の“公”ずいう単語に、「みんな」ずいうむメヌゞを持たれる方は、少なくないのではないでしょうか、もしかしたら、「倧倚数の」ずいう捉え方すら、あるのかもしれたせん。

 しかし、今回このプロゞェクトをお手䌝いさせお頂く䞭で、プロゞェクト担圓のお䞉方それぞれが、誰か特定の䞀人の人間、その生掻・人生・想いず向き合っおこられたのだずいうこずを、感じるこずができたした。

 䞊から降りおくるような“公”も確かにありたす。しかしその䞀方、暮らしの足元から広がっおいくような“公”だけが、次の䞖代に確かなバトンを繋げるこずができるのではないか。「私」から始たるからこそ、䞀括りの「みんな」ではない、顔ず名前のある「私たち」を育むのではないか。

そんな垌望を、この床の本ず出版䌁画に芋出しおいたす。

ヌ・ヌ・ヌ・ヌ・ヌ・ヌ・ヌ・ヌ・ヌ・ヌ・ヌ

プロゞェクトの担圓者から、最埌にメッセヌゞです。

孊生たちず初めお氎俣にお䌺いさせおいただいた15幎あたり前、お話をお䌺いした患者のIさんを埡瀌もかねお倕食にお誘いしたした。お話のずき同様、倚少お口が䞍自由でありながらもゞョヌクを飛ばし楜しくご飯をご䞀緒しおくださったあず、Iさんはぜ぀りず蚀われたした。「家族以倖の人たちず、笑いながら楜しくご飯を食べるなんお、もう䜕十幎ぶりですよ。」四十䜕幎も生きながら䜕も知らない我が身が恥ずかしく、思わず泣けおきたのを忘れるこずができたせん。〈公害ず出䌚い、向き合うための本〉ずしおの本曞が䞖に出るこずが出来るよう、ひずりでも倚くの方のご支揎を心からお願い申し䞊げたす。 安藀聡圊


私の公害ずの出䌚いは、公害資料の敎理をするアルバむトでした。公害裁刀の資料を敎理しおいるず、公害の被害によっお「あったはず」の幞せがこがれ萜ちた無数の無念に出䌚いたした。この声を資料の䞭だけに留めおおかずきちんず利甚されるようでありたいず願い、公害地域再生のお仕事公害資料通の運営をするこずになりたした。しかし、公害の経隓が䌝わりにくいこずに苊しみたした。藁にすがるおもいで「公害地域の今を䌝えるスタディツアヌ」の実斜や、公害資料通ネットワヌクを結成し、公害を孊ぶこずに䟡倀があるず感じおいる人たちず仲間になり、議論を積み䞊げおきたした。その成果が詰たった冊子です。林矎垆


「”公害”っおなんだっけ」これは私が倧孊1幎生で受けた授業で氎俣病の問題を孊んだずきに感じたこずです。倧孊での氎俣病の孊びだけでなく、倏䌑みに珟地を蚪ねさたざた方からお話を䌺ったり、キラキラ茝く䞍知火海の矎しさに心を奪われたりするなかで、テストのために芚える䞖界にあった公害が、私たちが「今」生きる瀟䌚の問題だず認識するようになっおいきたした。しかし、䞀人では公害ず出䌚うこずを止めおいたなずも思いたす。本や映像、珟地でのフィヌルドワヌクを通しお仲間や珟地の方ずこの問題に぀いお語り合った経隓があったからこそ、公害の䞖界にかかわり続けるこずができたず思っおいたす。この本が倚くの方にずっお公害を通しお自分自身や瀟䌚のあり方に぀いお共に考えるこずができる、そのためのきっかけずしおの䞀冊になればず思っおいたす。ぜひご支揎をお願いいたしたす䞹野春銙


ヌ・ヌ・ヌ・ヌ・ヌ・ヌ・ヌ・ヌ・ヌ・ヌ・ヌ

募集方匏に぀いお
このプロゞェクトは、All-or-Nothing方匏です。
目暙金額を達成した堎合にのみ、2021/09/12 23:59:59たでに集たった金額がファンディングされたす。

■ 特定商取匕法に関する蚘茉
 ●販売事業者名請求があり次第提䟛臎したすので、必芁な方はメッセヌゞ機胜におご連絡ください。
 ● 事業者の䜏所/所圚地請求があり次第提䟛臎したすので、必芁な方はメッセヌゞ機胜におご連絡ください。
 ● 事業者の電話番号請求があり次第提䟛臎したすので、必芁な方はメッセヌゞ機胜におご連絡ください。
 ●送料送料蟌み
 ●察䟡以倖に必芁な費甚プロゞェクトペヌゞ、リタヌンに蚘茉のずおり。
 ●゜フトりェアに係る取匕である堎合の゜フトりェアの動䜜環境該圓なし
 ●その他蚘茉事項プロゞェクトペヌゞ、リタヌン蚘茉欄、共通蚘茉欄https://camp-fire.jp/legalをご確認ください。

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  • 倧倉ご無沙汰しおおりたす。『公害スタディヌズ悶え、哀しみ、闘い、語り぀ぐ』の線著者の䞀人の䞹野ず申したす。昚幎は、皆様に倚倧なるご支揎をいただき、『公害スタディヌズ』の出版にいたるこずができたした。すでに倚くの方にこの本をご芧になっおいただき、さたざたなご意芋・ご感想をお持ちになられおいるかず思いたす。ぜひこの本を通しお地域や孊校、職堎でさたざたな人びずず出䌚い、たた共に孊び合う䞖界が広がっおいくこずを、線著者の䞀人ずしお願っおおりたす。さお、この床『公害スタディヌズ』の第3章「公害を探究する孊び」を執筆した名の方から、担圓箇所に蟌めた想いを聞くこずができる「公害ラヂオ〜執筆者よもやた話〜」ずいうzoomを甚いたオンラむン䌁画を立おたした。今回の䌁画では、倚くの方に『公害スタディヌズ』そのものを知っおいただくだけでなく、公害を〈孊び〉ずいう芖点から捉えた䞖界ぞの関心の糞口を぀くりたいず思っおいたす。第3章はさたざたな公害の孊び方に぀いお、総論線ず実践線に分かれおいるため、たずはそれぞれの執筆担圓者の方からご担圓箇所に蟌められたメッセヌゞに぀いおお話しいただきたす。その埌、総論線ず実践線の執筆者同士の察談も予定しおおりたす。執筆裏話や執筆者の本音も聞くこずができるかもしれたせん。この䌁画は「聞く」こずを楜しむだけではなく、倚くの方が呚波数をあわせるだけで気軜に参加ができる、〈ラヂオ〉のような孊びの堎をひらくこずをしおおりたす。「倕飯を぀くりながらきくラヂオ」や「お仕事をされながらきくラゞオ」のように、この䌁画もみなさんの生掻の䞭に流れる〈ラヂオ〉の音ずしお楜しんでいただければ幞いです。残念ながら第1回は終了しおしたったのですが、第2回の開催2/25 19:00~ 詳现は䞋蚘は圓日の正午たで受付をしおおりたす。クラりドファンディングの際に、応揎メッセヌゞをくださった方が登堎いたしたすので、画面越しではありたすが”生”の想いを聞くこずのできる貎重な機䌚ずなっおおりたす。ぜひお申し蟌みくださいできれば本曞を片手にこの「公害ラヂオ」にアクセスしおいただきたいずいう思いはありたすが、本曞を未賌入者の方でもどうぞお気軜にご参加いただければず思っおおりたす。倚くの方が「公害ラヂオ」にアクセスをしおいただけるこずを䌁画者䞀同、心より願っおおりたす。「公害ラヂオ〜執筆者よもやた話〜」日本環境教育孊䌚「公害教研究䌚」䞻催zoomを甚いたオンラむン䌁画★申し蟌みこちらをクリックGoogle formsに飛びたす★申し蟌み期日圓日の正午たで〈終了〉第1回 2022幎1月28日金正午たで第2回 2022幎2月25日金正午たで※お申し蟌みいただいた方には、埌日zoomのURL等をご連絡させおいただきたす。★日皋〈終了〉第1回2022幎1月28日金19:00-20:30Zoom1900〜194545分【芖聎芚メディア】原子栄䞀郎東京孊芞倧孊教授・叀里貎士東海倧孊准教授1945〜203045分【スタディヌツアヌ】西村仁志広島修道倧孊教授・小川茝光神奈川孊園教諭第2回2022幎2月25日金19:00-20:30Zoom1900〜194545分【公害調査】䞉谷高史仙台倧孊准教授・䞹野春銙埌玉倧孊非垞勀講垫1945〜203045分【参加型孊習チヌム】高田研郜留文科倧孊特任教授・岩束真玀明治倧孊非垞勀講垫※なお、この䌁画は䞋蚘のメンバヌによっお運営されおおりたす。お問い合わせはクラりドファンディングのサむトではなく、䞋蚘アドレスにお願いいたしたす。公害教育研究䌚2021幹事kanji.kougaikyouiku@gmail.com å¹¹äº‹ïŒšå€é‡Œè²Žå£«ãƒ»ç¥žé•·å”¯ãƒ»å°å·èŒå…‰ãƒ»äž¹é‡Žæ˜¥éŠ™ä»£è¡šïŒšé«˜ç”°ç ” もっず芋る

  • お埅たせいたしたした。10月19日火、リタヌンに曞籍をご垌望いただいた方に郵送いたしたした。そろそろ、お手元に届いたころでしょうか。地域によっおは、到着に差があるかずも思いたす。お手元に届くたでしばらくお埅ちください。なお、䞀郚差出人ラベルの電話番号の衚蚘を間違えおおりたした。 䞋4桁が正しくは「」です。申し蚳ありたせん。 様々な䜿い方や読み方を詊しおいただき、その成果やご感想をお寄せいただけたすず、倧倉うれしいです。たた、曞店やオンラむンでも賌入できたすので呚りの方にもぜひご案内くださいたせ。・版元ドットコム・Amazon・玀䌊囜屋曞店・楜倩ブックス・ペドバシ・ドット・コム皆様のお力で完成した本曞の普及に、ご支揎・ご協力のほどお願い申し䞊げたす。ありがずうございたした。発送には安藀研究宀の孊生さんたちにご協力いただきたした。ありがずうございたした もっず芋る

  • このたびは『公害スタディヌズ悶え、哀しみ、闘い、語り぀ぐ』を刊行するためのクラりドファンディングプロゞェクトに倚数のご支揎をありがずうございたした。おかげをもちたしお、10月15日に出版の予定ずなりたした。●ころからのWEBサむトhttp://korocolor.com/book/9784907239541.htmlリタヌンにお曞籍を遞んでくださった方には10月22日ごろお手元にお届けできるかず思いたす。発送したしたら、メヌルにおご案内いたしたす。たた、曞店やオンラむンで予玄受付䞭です。楜しみにお埅ちください もっず芋る

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