2018/09/13 09:34

8月26日に京都府南丹市で行われた第1回全国⾼等学校トライアスロン選⼿権に、海江田将人選手が出場しました。

全国レベルの大会に初めて出場した海江田選手。レベルの高さ、自分の課題など多くの事を経験し学びました。

海江田選手からの報告書を送らせていただきます。

 

第1 回全国⾼等学校トライアスロン選⼿権(2018/京都)

⾃由ヶ丘⾼等学校・TRASOL 所属
海江⽥将⼈

開催⽇時 2018 年8 ⽉26 ⽇(⽇)10:10 スタート

レースタイプ

気象条件 晴れ・気温31.2℃・⽔温-℃

レース結果
1 位 吉川恭太郎(⽴教新座⾼等学校/埼⽟) 総合・0:53:32
第1 ラン・0:06:33(T1/0:00:34 ) バイク・27:03 第2 ラン・0:18:54
2 位 徳⼭哲平(⼄訓⾼等学校/京都) 総合0:54:23
第1 ラン・0:06:32(T1/0:00:34) バイク・27:05 第2 ラン・0:19:43
3 位 安藤勘太(⽔島⼯業) 総合0:54:30
第1 ラン・0:06:33(T1/0:00:35) バイク・29:06 第2 ラン・0:17:41
31 位 海江⽥将⼈(⾃由ヶ丘⾼等学校/福岡) 総合1:11:37
第1 ラン・0:07:58(T1/0:00:49) バイク・36:04 第2 ラン・0:26:10

 

昨シーズンからレースは出場していたものの、なかなか天候に恵まれずトライアスロンの
レースは出場した経験がありませんでした。今年の6 ⽉の終わり頃に京都でトライアスロ
ンのレースがあると教えてもらい、挑戦してみようと思いました。昨シーズンからスイムの
強化を意識していて、オーバーペースになりすぎず⾃分の⽬標としているタイムを設定し、
なるべく維持できるようにする練習をしてきました。しかし、3 種⽬を上⼿く練習すること
ができず、「どうやったら上⼿く3 種⽬練習できるのか」と悩んだシーズンになりました。

⼤会約2 週間前になるとスタートリストが発表され、初めての経験だったため、まずチ
ームにいる先輩にアドバイスをいただきました。その話を聞いて、まずは他の選⼿の記録会
のタイムを調べ、分析を始めることにしました。そうすると、私に近いタイムを泳いでいる
選⼿を発⾒でき、レースでは絶対に離れないようにしようと作戦を考えていました。レース
プランの組み⽴てが上⼿くできなかったものの、やるべき事は分かっていたので、課題に取
り組みました。

⼤会前⽇にレース会場に向かい、コース下⾒を兼ねてバイクアップ、ランアップを⾏いま
した。しかし、先⽇の台⾵の影響で川が濁流となっていたので不安になりました。当⽇にス
イムをするかどうかを決めると⾔われていたので、焦らずスイムがないデュアスロンのレ
ースプランも考え始めました。

当⽇は10 時10 分スタート、会場まで⾞で40 分程のレース会場に向かいました。⾞の中
にいる時にJTU の公式ホームページが更新され、川が濁っているためスイムは中⽌にしデ
ュアスロンに決定になりました。正直この速報を聞いた時は不安になりました。スイムでは
タイムが近い⼈がいて付いていけると思っていたのでなおさら残念でした。
バイクアップ、ランアップを済ませてバイクセッティングを⾏いました。レース10 分前
になるとスタートセレモニーがあり、いよいよレーススタートとなりました。

スイム・・・川の流れが速く、濁りがありスイム中⽌

第1 ラン・・・コースはほぼ平坦なコースを2 キロ、最初は他の選⼿について⾏こうと考
え⾛っていましたが、途中からペースがだんだん速くなり持たないかもしれないと思いペ
ースを落として⾃分のペースで⾛り、30 位でフィニッシュしました。

バイク・・・フラットなコースを4 周回(18.4 キロ)
第1 ランから集団から離れてしまい、それを追う展開となりました。背後に選⼿がいた
ため2 ⼈で回していこうと考えました。しかし、背後の選⼿はバイクがとても速くついて
⾏くことができませんでした。ここから最下位となり単独⾛になりました。最初は結構焦り
ましたが、徐々に追おうと思いながら⾛りました。20 キロを練習でもあまり乗ることがな
かったため、想像以上に回せなくなり、前の選⼿との差が6 分程空いてしまいました。バイ
ク後半になると重いギアが踏めなくなりサイクリング状態になってしまい32 位でフィニッ
シュとなりました。

 

第2 ラン・・・第1 ランとは反対⽅向に進むコースとなっていてフラットなコースを2 周
回(5 キロ)バイクを終え⾛り出した時は、とても暑く⾜が重く感じ、これはマズイと思いま
した。ここで焦ることはないと落ちつき、⾜が動き出すまで粘りました。後半1 周回を終え
たところで補給ジェルを摂りました。前⽇にコーチから「レース中は補給ジェルは喉を通ら
ないかも」と⾔われてたのが的中し、摂取するのに時間が掛かりましたが、無理やり補給し
ました。それから補給ジェルが効いたのか、⾛り出した頃より⾜が動くようになり前にいる
選⼿を追いかけました。第2 ランの⾛っている最中はものすごく気温が⾼く、⽔を体にか
けながら粘りつつ、そのままゴールし32 位でフィニッシュとなりました。

総評・・・昨年度のレースはトライアスロンのレースは出ることができず、今回のレース
もトライアスロンのレースは出来なかったものの、全国レベルの選⼿達と競技ができ、私⾃
⾝の競技⽣活での⼤きな経験値となりました。今回のレースを振り返ってみると、第1 ラ
ンで集団から離れてしまってバイクの集団になれなかったところが敗因だったのかなと思
います。強い選⼿から学ぶ事がたくさんあり、⾃分に⾜りていない部分がわかり課題も発⾒
できました。スイム、バイク、ラン3 種⽬ともまだまだ⾜りていないという事実を強い選⼿
からレース中に感じれたことはよかったと思います。次のレースでは集団になれるように
練習から意識して、今後の練習内容を計画してさらに強くなるように努⼒していきたいと
思います。