2022/09/01 12:43
【ガーナ共和国アシィエ地区のシングルマザーと共にファッションブランドとパン屋を立ち上げる!  Vol.1】

こんにちは、国際NGO ViVIDです。
本日は、ガーナ共和国アシィエ地区のご紹介をします!
弊団体は当地区でシングルマザー支援事業を実施しています。西アフリカギニア湾に面し、海岸から20kmほど内陸まで都市が広がっているアクラは、国内最大の人口を抱え、政治、経済、交通の拠点となっています。

その中で今回の事業のターゲットになるアシィエ地区はアクラの中心地から車で30分ほどの郊外に位置します。人口は3,000人程度です。

アシィエでの主な職業は大工、石工、裁縫、美容師、床屋、教師、牧師、パン屋、運転手などがありますが、人口のおよそ70パーセントが日雇いの労働者と言われています。

富裕層は約30%、中流階級約50%、貧困層約20%です。主要な民族はGa(ガ)です。民族や宗教の対立は見られず、良好な関係性を保っています。アシィエの全住民の約70%がキリスト教で、17%がイスラム教となっており、キリスト教徒は基本的にムスリムより裕福です。

麻薬の売買は僅かながらに見られますが、警察は定期的に巡回していて、重大な犯罪は滅多に見られません。

マラリアの状況は落ち着いています。医師が駐在していない診療所は存在しますが、他の地域から医師を呼び出すことは可能です。

教育に関しては、ガーナ共和国では、公立学校における中等教育の教育費は無料なのにも関わらず、アシィエ地区では就学率は80%と低いです。理由としては、アシィエ地区には公立学校が存在せず、学費の高い私立学校のみがあるため、学費の払えない家庭の子供は学校に通えません。

日本から遠く離れたガーナ共和国ですが、シングルマザーは同国でも大きな社会課題となっています。今後の投稿ではそんなガーナのシングルマザーたちの抱える社会課題も紹介していく予定です!