2018/02/11 07:05

1月から2月にかけて、仲の良かった従兄弟の自死と、それにともなう僕のうつ状態の悪化から、みなさんにあまり情報発信ができませんでした。この場を借りてお詫び申し上げます。

1月は本当に苦しい時期で、布団からもあまり出られず、また友人・知人からの連絡にもほとんどしっかりした返信をできず、またパトロンのみなさんから寄せられたコメントについてもほとんどご返信を返せませんでした。それについても、改めてこの場を借りてお詫びさせて頂ければと思います。(全てのコメントに目を通しています、これから逐次ご返信させて頂く予定です!)。


このように苦しい時期に色々な活動をしていると、

「なんで病気のひとが支援活動なんてしているの?」
「まずは自分のことを第一に休んだ方が良いんじゃない?」

というお言葉を何度か頂戴しました。

もちろん、みなさん僕の体調を気遣ってのことです。
親切心からのお言葉だったのだと思います。


そんな彼らに対し

「でも、これはやった方が僕のためにも多分良いんだよ」

と僕は返しました。

今日はそんな「アクティビティがメンタルヘルスに与える影響」についての、個人的な想いについて綴らせて頂ければと思います。


僕の精神状態が深く落ち込む中、誰よりも僕を助けてくれたひとたち。

気遣い、声をかけてくれ、時には差し入れまで持って見舞いに来てくれた人たち、

それはメンヘラ.jpのチームのみんなでした。

単純に、僕がいないと回らない部分について意見を求めてきたついで…という部分も大いにあるといえばあるのですが(笑)

それでも、苦しんでいるときに声をかけてもらい、気遣ってもらい、そして共に時間を過ごし談笑し笑い合うという体験は、どん底の精神状態にある者にとってはまさに救いという言葉を使いたくなるほどの経験です。

 

12月末にこのプロジェクトを初めたとき、

「メンヘラにとっての最大のリスクは孤立だ。それを緩和するための、コミュニティーやアクティビティへのアクセスをネットを通して作っていきたい」

そう僕は考えていました。

しかしそれはあくまで「頭で考えた」計画です。アクティビティが本当にメンヘラにとって良いものなのかどうか、実体験や肌感覚を通しての実感が僕に強固にあったわけではありませんでした。

しかし、なんというかこのプロジェクト期間内で、それはひとつの身体的実感を持った確信へと変わっていきました。

私たちは、メンタルヘルスに病を抱えそして孤独に陥りがちな人間には、「つながり」が必要です。

医師との診察だけではなく、
孤独にべットの中で泣いているだけでなく、
時には外に出て人と交わり、笑ったり、喧嘩したり、下らないことを語り合う時間と場が必要です。

そして、その為には「しごと」、もしくは「テーマ」が必要なのだと思います。

共有する為すべき目標、
もしくは同じように抱く人生の諸々についての問題、

それは自助グループや支援者団体というものが提供しているものだと思います。


ちなみに、メンヘラ.jpチームはほぼ全員が、メンヘラです。

要するに、僕は既に自分で自助グループを立ち上げていて、その中で勝手に癒やされてたということなのかもしれません(笑)

 

メンタルヘルス当事者が何かを通じて「ともに歩む」こと。

それは病院でもらう薬のように処方箋がついているものではありませんが、

精神の病に苦しむひとが、苦しみを少しでも緩和させていく上で、やはり大事なものなのだ、とこの1ヶ月の経験で、改めて感じました。

 

メンヘラ.jpの「全国の自助グループ、支援者団体等のデータベースを作りたい」というプロジェクト、残り2週間、いよいよ大詰めです。

メンヘラ.jpのメンバーたちから元気をもらって、僕も少しずつ回復して来ました。

残りの2週間はリターン同人誌の制作など含め、ガンガン活動していく予定です!

残り2週間、どうか最期までお付き合い頂ければ幸いです。