全国の自助グループ、支援者団体等のデータベースを作りたい

現在の支援総額
¥1,634,944
パトロン数
120人
募集終了まで残り
32日

現在54%/ 目標金額3,000,000円

このプロジェクトは、All-In方式です。
目標金額に関わらず、2018/02/24 23:59までに集まった金額がファンディングされます。

精神の問題を抱える当事者たちにとって、最大の問題のひとつが「孤立」です。 孤立から脱しリアルコミュニティを繋がるために、全国の自助グループや支援者団体のデータベースを作りたい。 ネットからリアルへ、「つながり」を築ける仕組み作りを目指します。

 

▼ご挨拶

こんにちは、メンヘラ.jpというメディアを運営している小山(HN わかり手)と申します。

本稿では僕たちが取り組もうとしている、メンヘラ.jp上での

全国の自助グループ・支援者団体のデータベース化

というプロジェクト、その意義や目的について書かせて頂こうと思います。
ご一読頂ければ幸いです。

 

▼メンヘラ.jpとは

メンヘラ.jpとは、メンタルヘルスに問題を抱える当事者が集うオンラインコミュニティメディアです。

メンタルヘルスに問題を抱える当事者(メンヘラ)にとって、何よりも大きな問題のひとつは「孤立」であると、僕は考えています。

精神の病を患ったとき、多くのひとは学校や会社などのコミュニティに参加することが難しくなってしまいます。

自宅に引きこもりがちになり、外部とのつながりは段々と失われていく。そして肉親や医療者などごく少数の人としか人間関係が築けない状態になってしまいます。

その結果、何が起こるか。

発話の機会が減ることで口の筋肉は衰え、コンビニ店員からウェブマネーを買うことすら難しくなり、布団に寝たきりで、毎日虚しくネットを彷徨い、くだらないゲームやまとめサイトなどでその日その日の暇と不安を解消する。

人間関係が絶無に近くなるので、「死にたい」「苦しい」という内心の声を誰にも届けられなくなる。時にはそのまま自傷や自殺未遂といった危険な行為にまで及んでしまう。

これは10代でだいぶ重いうつ病を発症したときの僕自身の経験でもあります。

とにかく精神の病を得てしまうと、その当事者たちは社会から孤立してしまいがちになる。
そして、その「孤立」は多くの場合、苦しみや死とつながっている。

こういった「メンヘラの孤立」について何かできないか。
そのような考えから発足したのがメンヘラ.jp です。

 
▼オンライン上で当事者同士の「つながり」の場をデザインする

メンヘラの抱える社会的孤立を癒すために、オンライン上で「共感」や「つながり」を作れる仕組みを作りたい。

そう考えた僕は「メンタルヘルス当事者の声を集める」というコンセプトを思いつきました。

不登校のひとが、不登校経験者の体験談を読んで共感を得られるような、
統合失調症のひとが、統合失調症急性期についての記事を読み「わかる」と思ってもらえるような
家族の自死を経験したひとが、同じ痛みを持つ人を見出すことでその苦しみを言葉に変えることができるような

そんなサイトを目指して、メンヘラ.jpはこの1年活動を続けてきました。

これらの試みは、ある程度、成功したと思っています。

現在メンヘラ.jpは月間80万PVほど、数字以上に大切な点として、多くの読者の方から肯定的なコメントを頂けるサイトに成長することができました。多くの方のお力添えと、多くの当事者の方たちの声があって可能になったことで、本当に感謝しています。

 
▼メンヘラ当事者と支援者とのリアルでの繫がりを作りたい

メンタルヘルスの当事者と当事者をオンライン上でつなげるというテーマでは、とりあえず小さな成功を収めました。なら、次は何か。僕はリアルでのつながり。特に当事者と支援者との繫がりだと思うのです。

現在、日本では多くの自助グループや支援者団体が様々な理念の元に多様な活動を行っています。

しかし、それらの活動をオンライン上に紹介するメディアは、ほぼ皆無であるのが実情です。

多くの支援者がリアルで活動し、様々な成果をあげているにも関わらず、彼らを取材するのはごく少数の紙メディアだけ。ほとんどの場合、メンヘラ当事者の目に支援者の活動は入ってこないのです。

困窮している当事者がいる
手を差し伸べようとする支援者がいる

しかし、その両者を引き合わせ、化学反応を起こすための媒体<メディア>が存在しない。
こんなに歯がゆいことはないと思います。

「当事者と当事者をつなげる」というミッションに取り組んできたメンヘラ.jp にとって、「当事者と支援者をつなげる」というミッションは、新たな、そして最も挑む価値のあるミッションなのではないか。そう考えるようになりました。

 

▼全国の自助グループ・支援者団体のデータベースを作りたい

具体的には何からはじめて行くか。
全国津々浦々の NPO、自助グループ、コミュニティ、そういった場所に僕とライターさんが突撃し、足を運んで、取材記事を書きまくります。

某「ジモコロ」のような地域密着型メディアの、メンタルヘルス特化版みたいなやつをイメージして頂ければわかりやすいかもしれません。

そうして取材していった各コミュニティを、地域別や支援対象別にデータベース化し、地域の社会資源の「見える化」を実現させます。目指す最終的な形は「メンタルヘルス領域における社会資源のデータベース」のようなものです。最終的には、CGM要素も加味し、広い立場の支援者・当事者からの口コミが入るようなデータベースになればよいと思っています。

これが実現すれば、当事者と支援者を結ぶだけでなく、例えば寄付などを考えている篤志家の方々の選択肢がより豊かになったり、他団体と一緒に何かを創発していこうと考えているコミュニティ同士の協働がスムーズに運んだりと、各社会資源をより効率的・効果的に運用できる体制が整えられていくはずです。

そうなれば、長年の課題となっている地域を中心とした精神医療や、多くの患者の QOL の向上、社会復帰の容易化──といったことが可能になるのではないか。僕はそのように考えています。

 

▼メンヘラの苦痛を癒やすには多面的な社会支援が必要

「当事者間のつながり作り」「当事者と支援者とのつながり作り」なぜふたつのミッションを同時に発動させるのかと言えば、メンタルヘルスに問題を抱えた当事者を支援するためには、多面的な支援が必要ではないかと強く感じているからです。

精神の病は一般的な身体疾患と異なり、強く「社会」と結びついています。当事者の苦しみを癒やすためには、投薬をはじめとした標準的な治療だけではなく、様々な角度からの社会的支援が必要なのではないかと思うのです。

今回我々が着手しようとしている「リアルコミュニティとのつながり作り」の他にも、例えば就労支援、教育支援、家族介入や児童相談所との協働など、必要な支援はまだまだ数えればきりがありません。将来的には様々な社会支援へのアクセスを包括するプラットフォームに成長したい...という野望もあるのですが、まずは今の自分達の力が及ぶところから、少しずつはじめていきたいと思っています。

メンヘラ,jp のコンセプトは「人と人をつなげることで、メンヘラの苦痛を緩和する」というものです。

必要な「つながり」は数えればきりがありません。しかし、まずはここからはじめていきたい。そう我々は考えています。

 

▼資金の使い道について

・取材、コンテンツ制作、編集に関わる費用
・システム構築のための開発費用
・機材などの諸経費