2018/02/12 10:16

こんにちは!7期の廣津志保です。

クラウドファンディング期間も残すところあと3日となってまいりました。

今回は現在教師をされている2期生の龍伸剛さんの使節団での学びをお届けします!

(実は約3年半前の高校2年生の時に佐賀県海外使節団の説明会が行われているところにたまたま居合わせて、そこで出会ってお話をさせていただいたのが龍さんでした。出会いや繋がりに感謝とはまさにこのことですね)

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2期生の龍です。使節団も主催者の方々のご尽力、多くの人々のご支援のもと、とうとう8期生派遣かと思うと時間の流れの速さと、うれしさを感じています。

 

<現在>

 私は、現在佐賀県で中学校の教員として働いています。「社会」が「教育」を生み出し、「教育」を「社会」生み出す。教育ほど社会貢献ができる仕事はないのではないか。そのような思いのもと、使節団派遣当時から、教師になることを目指していました。最近は、新しいことにどんどんチャレンジしようということで、佐賀新聞社さんのご協力のもと、明治維新に関する授業をさせていただきました。http://www.saga-s.co.jp/articles/-/176173

  

 (7期で訪問したTeach for Americaのオフィスにて)

 

<使節団で学んだこと>

① 自身の専門に関する知識

 私は教師を志して、「教育」を専門としていました。研修では、現地の子どもたちを前に授業をさせて頂いたり、移民の子が多く在籍する学校を見学させて頂いたりなどしました。「国際交流教育」「教育保障」が課題となる現場に触れ、教育の専門性を高めることができたと思います。

 また、日系人コミュニティのみなさんとの出会いや、全米日系人博物館を訪れる中で、「国とは何か」「愛国心とは何か」「なぜそれらは生まれるのか」「学校教育はこれらにどのように向き合えば良いのか」などの問いを得ることができました。この問いに対する答えを得たいという思いが、大学院進学のきかっけとなりました。

 

② 生の「感覚」にふれる

 このプログラムでは留学と異なり、国境を越えるだけでなく、現地では、日本にいても私たちが普段お会いすることの少ない、官僚の方々や成功された起業家の方々とディスカッションをしました。お会いした方々はみなさん、社会・世界を俯瞰的に捉えてあったことが印象的です。本などを読んで知識から社会や世界を俯瞰的にみることできますが、出会いを通して、生の「感覚」にふれることができたとは貴重な経験でした。

 

③ 人とのつながりを大切にすること

 私はこのプログラムを通じて多くの人に出会いました。アメリカに持っていった100枚の名刺が足りなくなりました。研修前、研修後も多くの人にお会いできるのもこのプログラムの魅力だと思います。

 

(7期生帰国報告会;龍さんを含む多くの先輩方にもお越しいただきました!)

 

<これから>

 特に、②③の経験は今の私を形づくってくれていると思います。「百聞は一見に如かず」。とにかく人とのつながりを大切にして、足を運び続け、対話をすることがとても大切だと思います。大学院の修士論文は、文献調査をもとにしつつも、多くの社会科の教員の先生のインタビュー調査を軸として完成させることが出来ました。

 教育現場は、大きなやりがいを得られる場であると同時に、さまざまな考え「べき論」が混在している場で、正解のない難しさを感じる場です。そんな中で、自分が選択し、決断し、ものごとを前に進めていかなければなりません。その際、独りよがりにならないよう、子どもたちに話をしっかりときくことや、先輩、周りの人々に相談し、アドバイスをいただくよう心がけています。 この姿勢は、使節団の訪問で学んだ経験が大きいなと思います。

 これからも多くの人々から吸収させていただき、教育を通じて、恩返しを継続していければと思います。

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龍さんありがとうございました!

クラウドファンディングの終了が近づいてきており、ゴールまであと少しですが、今の時点でたくさんのご支援をいただけているのも「繋がり」を感じてとても嬉しく思います。ありがとうございます!

 

文責:廣津 志保