2018/03/04 13:10

みなさまへ☆彡

いつもお見守りいただきありがとうございます。
(こちらさいたま市、また 今日は 格別に 春ですね!)

最終回 彩の国ゆめコンサートクラウドファンディング
現在、66名様より
702000円の応援金が集まっております。
達成まで、あと98000円。

本当に本当にありがとうございます。

「障害をもつ私たちが
バリアフリーの旗振り役に!」

そんな思いで創立し、継続してきたコンサート。

最初は、どこへ行っても階段ばかり、介助制度もまだ皆無、
「車いすの人が外へ出かけるなんて危ない!」
そんな奇異の目で見られるような世の中での
コンサートのスタートでした。

この「不自由」を
いかに「自由」に
自分たちの行動を持って変えることができるだろうか。

出かけたいときに外へ出かけることも
やりたいことにやりたいようにチャレンジをすることも

「障害者だからあきらめる」
それをしないでも
生きることができるだろうか。

そんな問いがいつもわたしたちの胸の中にありました。

今、約15年が経って
街の設備は(昔に比べれば)夢のようにバリアフリーになりました。
駅にエレベーター、路線バスにスロープ それが当たり前の街並みが広がっている。ほんと、夢の中に生きているようだわ と 朝霧は外へ出かけると思うことがよくあります。

だけど
「心の自由度」のほうはどうですか。

このコンサートを続けながら
身体の障害がなくっても
「友達グループからはずされたらどうしよう」
「いじめの標的にされたくない」
と ただそれだけを考えて息を殺して学校へ通っている10代の若い人たち

「こんな生き方をしたら嫌われたらどうしよう」
「家族が理解してくれなかったら、、、、、」

「職場で仲間外れになりたくないし、、、」

「助けてほしいけど、人に迷惑をかけて、とは思われたくないし」

さまざまな 場所で
『空気読め』
『まわりの人のことを先に考えて』
に慣れすぎて

「わたし、わたしを生きたい!!!!」

この声を胸の中に抑えて抑えて生きている人が
学校、家の中、会社の中、
個々さまざまな場所で

ひとりと ひとりでいて 自分を表現すること 日常の小さな小さなところから
自分のいのちを満足させてあげることを
できないでいることを知ることになりました。

ああこの
「不自由から自由へ」
という願いは

単に身体的なことではなくて

今の時代

身体を越えるものなんだ

ということを

歌で人前に出て

ひとりずつの人とかかわることによって

わたしは知りました。

やりたいことを表わして
自分より自由度が高く生きているように思える人を見た時
「いいなあ」
「ズルい」
「うらやましい」
「あの人に特別な才能や環境があるからできるんだ」
そんなふうに 思うことはわたしにもいくらでもあります。

でも
ずっと 一生
いいなあ いいなあ いいなあ と 人を羨んで家で床を見て
死んでゆくのは嫌だったので

大スターでもなんでもない一般人のわたしと
芸能界やイベント会社にいたこともなんにもない、ふつうの家庭のふつうの主婦の大野さん(実行委員長)が

「わたしたちやってみようよ」

と 言い出して

このコンサートは10年間続きました。
(たぶん、第1回目と第10回目とで
街がどうなるかを 目で見たかったからですね(・v・))

しつこくもう一回書きますが
街はとても 夢のようにバリアフリーになりました。

その中にあって

「あなた」は今

自由に生きられていますか。

出かけたいとき、外へ出かけることができていますか。

会いたいとき、人に会うことができていますか。

「わたしは、わたしを、幸せにしてあげたいんだ。」

と 自分自身に誓ったとき

それができる自由度の中に生きていますか。

それとも できなくて悔しくて悔しくて涙も出ないような環境に生きていますか。

わたしは 今 まだ目指すところはあるにせよ
長時間介助が必要な身であっても
行動の自由の中を生きています。

でも 
「ここでばかりは 死んでたまるか」
と思うほどの 不自由の中を生きていたこともあります。

あなたは今どこにいますか。

「助けて!!!」

と 本当に思ったときには声をあげられていますか。

孤立無援をわたしは知っているから
社会とは多立多援であってほしいと思っています。

個々それぞれの場所から ひとりとひとりが立っていて
必要なときには 横の手をぱっと取りあえる仲間があって

個々が心と身体の自由の中に生きている。

そんな在り方 生き方を作る仲間とわたしは時を歩んで行きたいと思っています。

だっこさんや、ゆめコンの仲間たちにつながりたいな
会いに行きたいな
多様な個人が 
内なる抑圧を突破して
魂の自由の中に生きられる
世の中づくりに加わりたいな
そんなふうに思ってくださる方がいたら
どうぞこのコンサートにきてください。

引き続き 会える日を一緒に作りたく どうぞよろしくお願いいたします。

彩の国ゆめコンサート
発起人 朝霧 裕
実行委員長 大野和代