2018/03/20 16:27

みなさまこんにちは!

数あるサイトの中から、彩の国ゆめコンサートのページを見つけてくださって、

ありがとうございます。

本コンサートは、「障害の有無、世代を問わず、だれもが輝ける社会を作りたい」
そんな思いを強く込めて、自らが障害当事者である朝霧裕と大野和代が作ったコンサート。
そこにたくさんのたくさんのサポーター、支える仲間が加わって、今があります。
さて、わたしたちが、
「障害を持つ当事者が、
世の中のすみっこにおびえてないで
バリアフリーの旗振り役に!!」

趣旨説明の頁にも書きましたこの思いを体現する上で、

「彩の国ゆめコンサート」全体を見て、絶対に欠かせない仲間がいます。
それは、第9回時、詩曲をともに共作し、出演をいただいた小澤綾子さん。
小澤綾子さんはこんな人↓\(・v・)/

小澤 綾子 プロフィール

千葉県君津市生まれ。海や自然が大好きな子として育つ。
小学校の頃からだんだん走るのが遅くなり歩き方がおかしくなり、周りと違っていく自分に気づく。
病院を転々とするも原因はわからなかったが、20歳のときに診断がつく。
進行性の難病筋ジストロフィーだった。
10年後には車椅子、その先は寝たきりと医師から告げられ、人生のどん底に落ちる。
しかし、死ぬのは怖く、生きるしかない。
元気でいられる時間が限られているなら、今を全力で楽しく生きていこうと決めた。
「筋ジスと闘い歌う」と掲げ、現在はイベント、学校、病院、老人ホームなどで講演ライブを行い、
全国に生きることを伝えている。その活動はTVや新聞などメディアでも多く取り上げられている。
2015年は東京コレクションモデル、ドリームプランプレゼンテーション世界大会感動大賞受賞など活躍の場を広げている。

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発起人の朝霧裕と綾さんとは、数年前、いつもゆめコンのプログラムの表紙絵や
舞台当日のスライド絵画のコラボレーションでこのゆめコンを一緒に作ってきた
パステル画家の辻友紀子さんの絵画個展で知り合いました。
綾ちゃんのおうちは当時千葉、わたしはさいたま市なのですが、
出会った場所は茨城の水戸。

その日、ゆきさんの絵画展を見にゆくために、介助さんと電車で出かけた朝霧と、
綾さんが偶然、同じ電車に乗っており、数両あとの車両から降りてきた綾ちゃんが、
ホームを急ぐわたしの車いすのうしろから、片手に杖をつき、歩きながら
「朝霧さん!だっこさんですよね?!」
と 声をかけてくださったのです。(・v・)

そのときはまだ、
「わたしも歌の活動をやっていきたいなと思っているんです。」
と、憧れを語るような口調だった綾子さん。


その後、実際にソロ活動をはじめると、精力的な企画ライブや全国への遠征コンサートなど、
今や、若い世代の障害福祉が身近な方々には、
彼女の名前を知らない人はいないんじゃないか?と言って過言ではない、
飛ぶ鳥を落とす勢いの大活躍です。

昼間は大企業のバリキャリOLとして勤務、プライベートでは素敵な奥様でもあり。

障害の有無を越えて、なんだか女性漫画誌から抜けて出てきたような「輝く女性」の
生き方に共感者も大変多い彼女。

「いったい、いつに寝ているのかしら?」
と心配になる、まさに超のつくがんばり屋。

片や朝霧は、企業勤めは早々に挫折、生活保護を受けながらライブや執筆などのお仕事を
することもある、個人在宅(ほぼひきこもり❤)の「ながらワーカー(ほぼ無職!)」で
対外的に見る個性はまるで正反対!

朝霧は、なんだかお互いが
「生き方の選択肢のパラレルワールド」を見ているような
(宇宙の神様に見せられているような)気持ちなのですが、

ただ一点

わたしたちの共通項があるとすればそれは、
わたしたちは、身体の障害が、刻々と進行をしていくこと。


2年、3年前にはできていたことが、今はできない。
去年までできていたことが、今年には、できない。

ウエルドニッヒ・ホフマン症というやっぱり進行性の筋疾患の当事者であるわたし、

そして、ゆめコンの実行委員長で、脳性まひの当事者である大野さんや、

綾ちゃんと同じ進行性筋ジストロフィーである辻友紀子さん。

わたしたちには、障害が進行してゆくことの

気持ちの凄絶さがわかる。

だから、大企業のキャリアOL綾ちゃんとニートのだっこさん(-▽ー)❤
という社会的な立場を越えて
「心の中のこと」
を やり取りしたときに

個々の 生きる場所 今いる場所 
たましいが 生きがいを感じる場所で

「今」

を 生き切るのだ。

悔いを残したくないのだ。

やらないで悔いたり、人のせいにしたくないのだ。

やりたいことは「今」全部出したいのだ。

そんな気持ちが 強く共鳴をして 私たちは友人になりました。

 

 

それから

綾ちゃんが企画をした都内での(まさかのタイトルがおんなじよ!(・v・)

「夢コンサートーうれし涙がとまらないー」にて

共演をさせていただいたり

女優さんであり社会活動家の東ちづるさんの提唱する、
あらゆる障害の有無を越えた、多様な仲間が生きる社会、、、、
「MAZEKOZEの社会」をめざす、NPO法人get in touch!のテーマソング歌唱に
コラボで初参加したり、、、。

歌を介し 身体をめぐることを介して、良き友のひとりになりました。

日々の中で、

綾ちゃんが自分の企画の「夢コンサートーうれし涙が止まらないー」の準備のとき

「わたしはもうこれが終わったら死んでもいいと思ってるから!!!」

と みんなの前であえて大きく声を張って言いながら 自分を鼓舞しながら
自分が歌うのに 企画・準備・CDつくりと 
全身全霊を傾けて取り組む姿を真近に見た時、
朝霧は綾ちゃんのことが 恋のように 大好きになりました。

そして

「朝霧と共鳴性の深い身体性 ポテンシャルをもって
彩の国ゆめコンサートの歌う出演者に出てくれる人は
あとにも先にもきっとこの人しかいない。」

と思って 第9回時のゲストのひとりにお声がけ。
せっかくなら、一緒に歌を作ろうと取り組みました。

「私たちにしか歌えない歌」があるとすれば それは

日頃 テレビなどのイメージから、

「不自由で大変そう」

「難病で、悲劇のヒロイン」

そんなふうにイメージでとらえられがちな私たちが

確かに難病はひとつの事実ではあるのだけれど

でも だからこそ 

今に全てを

想いを解き放つ情熱をもっているよ!

という 「強い気持ち」、「本当の声」を書いた歌。


それは、こんな歌になりました。

 

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本当のうた

作詞 小澤綾子 朝霧裕 作曲・編曲 奥野裕介

「いつも頑張ってるね」「偉いね」って言われて
心配されたくなくて 笑ってた
だけど ほんとうは 
良い子を止めて 好きな 歌 
叫びたい!!

泣いて笑って泣いて
踏み越えたこの道で 会えた
本当の わたしを 今
抱きしめ 歩こう

無邪気に笑い転げた 小さな私
いつから 選ぶ すべてに 理由(ワケ)が要るの?
なりたい 自分に なったって いいじゃない?
わたしは わたししかいない

杖をつくこの音が
響く轍の歌が  いつも
ぼくらの 音楽なんだ
生きるための歌

さあ 大丈夫 一歩 また一歩
さあ 大丈夫 今 顔をあげて

泣いて笑って泣いて
踏み越えたこの道で 会えた
本当の わたしを 今
抱きしめ 歩こう

生きるための歌!

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「誇り高く障害を売ること」

そのくらいの気概を持って

障害を持つ本人が陽の下へ飛び出してゆく誓いでもあった

彩の国 ゆめコンサート。


『杖をつくこの音が
響く轍の歌が  いつも
ぼくらの 音楽なんだ
生きるための歌』


綾ちゃんとのやりとりの中でこの言葉が身の内から生まれた時、

朝霧は

「やった!!!!!」

と 思いました。

この歌は、少なくとも障害を持つ当事者の人や

外見では不自由が見えなくても

自分を生きることに対して 今は臆病にもなってしまうけれど

心の足を えい!と歩み出したい、願う人に

この歌は必ず届く。

ゆめコンの歌だと思いました。

彩の国ゆめコンサート全体としての

わたしたちの歌

魂の歌として

最終回 彩の国ゆめコンサートCDに収録します。

本当に届けたい歌。どうか待っていてくださいね。


では、今日は、CD制作ゲスト 小澤綾子ちゃんの紹介でした(・v・)

綾ちゃん、なんと昨日が!
初の著書、ことばと絵の、自伝を綴った絵本の発売日だったとのこと!!

ぜひみなさま、綾ちゃんの絵本も、応援、ぜひに、よろしくお願いいたします。

小澤綾子さんの公式ホームページはこちらから
https://challenged-ayako.com/

小澤綾子さん公式facebookはこちらから
https://www.facebook.com/challengedayako/


彩の国 ゆめコンサートクラウドファンディング
いよいよ残り、あと6日!!!

皆様の 熱い応援 大きな愛を

どうぞよろしくお願い申し上げます。

彩の国ゆめコンサート実行委員会
発起人 朝霧 裕