2018/04/01 15:04

皆様はじめまして。TNR部員Nと申します。

クラウドファンディング、達成率80%目前となりました。パトロンの皆様も50名を超え、本当に有難うございます!

さて本日は捕獲・手術のご報告。

平日や週末、仕事帰りなどに行く事のできる部員が随時捕獲隊を結成していますが、3月中に目当てとしていた子達が手強かったり姿を見かけなくなったりと、苦戦をしておりました。

そんな中、前回の原田さんの活動報告にもでていた黒猫をとうとう確保・手術する事ができました。

当該地域では、一定の確率で黒猫がいます。しっぽ長黒ちゃん、しっぽ短黒ちゃん、鼻たれ黒ちゃん、キャビアちゃんなどなどTNR部で勝手に命名していますが、今回の黒猫は通称”マーキング黒ちゃん”。

大雪の日には、パトロールがてら雪道にもマーキング。先週捕獲器を仕掛けた際にも、”中に入る→外に出る→タオルにマーキング”を3回繰り返した後に悠々とご帰宅。捕獲隊の行く先々で姿を見せるも捕獲器は素通り・・・となかなか賢い黒猫だったのです。何度も捕獲器をしかけるも失敗が続いていましたが、この日は近くにいるこれまた警戒心の強い母猫目当てに捕獲器をしかけていたところ・・・まさかの確保となりました。

お庭や玄関先に快く捕獲器を置かせて下さるご近所の方にも感謝です。

 リリース前の黒ちゃん。分かりづらいですが、右耳先はきちんとカット。近くで見ると少しお年なのが分かります。

 

ちなみにこの子は鼻たれ黒ちゃん。まだ1歳にも満たない若い男子。すでに手術は済んでいます。

 

そして、2週間前に怪我をして弱っているところを確保・手術・怪我の治療をされた通称”ルイちゃん”ですが、リリース翌々日には元気な様子を確認しています。

傷跡はまだありますが、数日前には元気に走ったり日向でごろんごろん転がっている姿も目撃。 

 通常の不妊手術でもリリース後に元気な姿を見かけるとほっとしますので、堕胎や怪我を伴っているような場合はなおさらです。

 飼い主のいない猫達は、飼い主のいる猫達よりも過酷な運命にあります。そして人間社会に依存して生きている事にも変わりありません。手術後は1代限りの命となります。手術を終えたからには最期まで穏やかに過ごしていって欲しい、そして当該地域の猫達だけでなく、それぞれの地域で彼らを静かに見守って欲しいと願ってやみません。

 というわけで、引き続き頑張っていきたいと思います。

                          部員N