2023/03/18 19:55

2023年3月14日。
『みやななご』奇跡の一本の蔓が発見された黒島へ渡りました。

絵本を制作している時から、黒島は一番に訪れたい場所でした。
黒島のとある畑のすみっこで『みやななご』がひっそりと生きていたという
その土地を肌で感じたかった・・。 
そして御礼の気持ちを捧げたかった・・。
さらに黒島の子どもたちへ直接伝えたかった・・・。

そんな思いを持ち続けていたら、ありがたいことに黒島小中学校での
絵本の読み聞かせと農業体験ができるご縁をいただきました。


穏やかな風土に心地よい風・・
子どもたちの朗らかで屈託のない笑顔があふれる姿に
黒島の大自然が子どもたちの心を豊かに育んでいるんだろうな・・
ということが、ものすごく感じられました。



絵本の読み聞かせの後半「ウムヌ ウムイ」を
ラストでは、「ウム ウム みやななご」を一緒に歌うという場面で
子どもたちの純な歌声を聴いた瞬間・・感極まり涙がとまりませんでした。
私たちが訪れるまで毎日毎日練習を重ねてくれていたそうです。
その日も清掃時間にBGMとして校内で流れていました。(涙)


みやななごprojectの活動として初の学校現場での読み聞かせ・農業体験となり
黒島小中学校が第1号となったことに喜びと感謝の気持ちでいっぱいです。



校庭にどっしりと佇む樹齢何百年であろうガジュマルの大木が
この島の子どもたちを・・この島の人々を・・
大きな愛で護っているんだな・・と感じながら、

全校生徒(小学生16名・中学生6名)
22の瞳や心に映った『みやななご』は
何十年いや何百年先までも
きっと繋げていってくれるだろうなという気持ち・・
あったかくて熱い思いが溢れた
ステキな時を過ごすことができました。


2023年は、真の意味でのはじまりだと考えています。
「絵本の読み聞かせ」や「農業体験」を通して、
「いのちの大切さ」と「在来作物の継承」を伝える活動を形にし
1人でも多くの子どもたちや人々に伝え繋いでいくことを
奇跡の軌跡が単にキセキで終わらせるのではない活動として
子どもたちの世界や様々な場所で実施できることを目標として動いて参ります。

地道に一歩一歩・・・。 
歩みはゆっくりでも確実に行っていきたいと思います。




すべてのご縁に心より感謝して・・・。