2022/10/07 21:57
メイキングPVを作ってみた


クラウドファンディングに向けてメイキングPVを作ってみました!
メッセージの文章はりんださんが言葉を紡ぎ、
僕、八柳は構成と映像を作成をしました。

伝えたい言葉の一つとして「不登校の悩みを抱えている仲間がいる」「一人じゃない」というものがでてきました。
ただ、不登校の仲間と出会って自分と似たような人がであったからこそ、
一人じゃないという言葉が出てくるし、それが大きな支えになるけども
今、一人で悩んでいる人にその言葉は辛いのではないのだろうか、、、

話し合いを重ねました


阪急の啓発ポスター『心に傘を』

ここで話題に出たのが阪急の自殺防止ポスター「心に傘を」
自殺予防の啓発を歌った上で「一人じゃない」という笑顔を向けているポスター。
僕は、このポスターをみるとなんだかモヤモヤとして息苦しくなった。
さっぱりした飲料水の広告とかなら全然気にならないのだけど、啓発って?ってなる。
でも思い詰めているときって誰かの笑顔をみることが苦しくなったりするし
落ち込んでいる日やイライラしている日の帰り道に見ると「今、一人やねん!」「一人にさせろや!」って思ってしまう。
希死念慮を持っている子とこのポスターの話をしていて、同じようにモヤモヤを抱えていた。

「心に傘を」に変わって

阪急もそんな声が上がってきたようでポスターが
「心に傘を」という言葉に変わった。
変わった経緯を綴った記事を見つけた


with news様「はじける笑顔で「自殺防止」ポスターへの違和感 制作者の狙い」


この記事を見る前は「なんて理解の無い人が作ったポスターなんだ」って
思ったけど実際に支援にあたる人が作った作品。
制作者の悩みや阪急さんとの試行錯誤があることがわかった。

寄り添うイメージをということで「心に傘を」という言葉が幅広い意見を募ってできたって話もすごく素敵だと思う。


「当事者・支援者の言葉が必ず響くわけじゃない」だけれどもっ

僕らが作っている映画『絆王子と無限の一歩』は不登校を題材にした映画。
たくさんの方に取材を行っており、キャスト・スタッフにも不登校の経験者・スタッフが関わっています。
実際に不登校の子の身に起きたエピソードを映画にしても
一人一人で経験は違うし、もちろん不登校の代表者になったわけではない。

だから、この映画でできることは寄り添うこと不登校について一緒に考える問いかけを行うこと。少しでも不登校のことを知らない人に知ってもらう入り口に立つ糸口をつくること。

沢山の人に観てもらって不登校についてしってもらうことと、きちんと心に寄り添う制作や発信を行うこと、
その間で揺れながらも言葉を大切にしながら歩んでいきたい。