2022/12/30 13:07

株式会社信州白樺クラフト製作所 代表の渡部です。
11月から始めたこのクラウドファンディングも残すところ12時間となりました。私たちの活動について、ご賛同いただき多くのご支援を賜りましたことを感謝しております。私どもの力不足もあり、目標金額の半額にも届かない状況でありつつも、いただいたご支援と応援については、真摯にうけとめ、ご支援いただいたみなさまの思いを活動に活かしていければと、おもっておりますので、改めてこの場を借りて白樺高原の事業について映像でご紹介いたします。

私たちの保全活動の内容について、リターンにもご用意していますが、この映像でご紹介している樹液採取や収穫祭について具体的にはどのようなことをやっているのか、最後にこの場でご案内させていただきます。
来年2023年、もっとも早い時期に行う活動が、まだ森に雪がのこっているころの白樺の樹液採取の活動になります。白樺の樹液は雪解けがはじまり、まだ白樺の新緑が出てくる前の新芽が枝についたころに行います。
例年4月の初旬〜中頃におこなっています。

クリックすると動画でみれます

若くて元気のいい幹の太さが30cm近くある白樺を選んで、まずドリルで慎重に幹に深さ1cmほどの小さな穴をあけます。そこにビニールホースをつけて、蓋の部分を加工した樹液採取用のペットボトルをつけます。ペットボトル分の樹液の採取には2日程度はかかりますが、新緑がでるまでの1週間ほどしかできないので、採取できる量は限られています。採取時期がおわったあとは、穴と同じ太さの白樺の枝を穴の深さに切って、穴の中に埋め込みます。

次に行うのが収穫祭です。
これもリターンで収穫祭体験をご用意していますが、この収穫祭こそが私たちの活動のメインとも言える活動で、白樺のめぐみを余すことなく活かすための収穫作業になります。時期的には6月下旬に実施しています


これは伐採した白樺の木から、白樺細工用の樹皮、ヴィヒタや白樺茶に使う枝葉などを採取し、残った太い幹や枝はインテリア用のコースターや枝のディスプレイなどにきれいなものを使い、製材できる太さのものは、製材所に運び板材に加工、それ以外はククサの材料用になります。最後に残った細い枝や幹は薪材として利用します。収穫祭に参加いただけると、この白樺の魅力と恵みの豊かさについて、実感していただけると思います。

また、このときに収穫した白樺の樹皮は乾燥させたあと、手作業で白樺細工をつくるための樹皮テープにします。また白樺の葉はビニールハウスのなかで天日で乾燥させてから、枝から手で葉を摘みとって、茶葉の原料として黒姫和漢研究所さまに運び、ここで白樺の葉茶として製造されています。


ぜひ、このクラウドファンディングをご縁に、信州白樺高原の白樺の森を楽しみにいらしていただければと思っております。みなさまのお越しをお待ちしてます!