2018/03/28 21:17

『西原村の思い 記録映画に』の見出しで掲載されました。

南日本新聞の熱い男・西悠宇記者が、鹿児島市から車をとばし、西原村の現地で取材してくださいました!感謝!!

逆に、西さんの雄姿を写メで撮っておけばよかったと、悔やまれてなりません。

当日(3/20火)は、役場で、震災後はじめて復興関連工事の入札が行われる日でした。

集落再生担当の吉井誠さんはじめ、職員全員が無事に工事が落札されるかどうか、やきもきしている所を、久保が撮影。

実はいま、熊本県で公共工事の4割前後が不調・不落、つまり建設業者さんが仕事として取らない、あるいは取れない、という状況がつづいています。

元々の人手不足があり、地震や豪雨、東京オリンピックなどもあり、予算があっても工事が落札されないという、寒々とする現実があります。去年余計な総選挙まで行われ、2週間ぐらい時間を浪費させられたり、復興スケジュールも遅れそうでした。

それでも、各集落住民と役場ががんばって計画案をつくりあげたから、次は早く工事に入ってもらいたいというのが村のみなさんの悲願でした(宅地整備の工事が始まっても、家が建てられるまで、さらに1年前後はかかります)。

最初の復興工事入札には、そういう背景がありました。

そして、村長も心配になって震災復興推進課の部屋に顔をだした瞬間、担当の吉井さんに、めでたく「落札された」という報が届きました。なんと、非公開の入札会場にいる職員から、「LINEメール」で伝えられました。いま風になってるんだな、と妙な感想も持ちました。

とにかく、不調・不落の多いなか、無事工事を請け負ってくれる建設業者が現れたことに、「幸先のいいスタートが切れた」と、役場や住民のみなさんは安堵されました。

こちらも、ああホントによかったぁと。

これから、復興工事完了まで一体いつまでかかるか、先行きはまだまだ不透明ですが、

「一つでも工事が始まれば、仮設ぐらしもいつか終わる日がくると、希望をもつことができる」と、ある集落の区長さんが、おっしゃられていました。

ご支援いただいているみなさん、これから先も西原村のことに、ご関心をもち続けていただければと願います。久保理茎