2023/03/27 15:56

こんにちは。インターンの池田です。

 カレン族人道支援プロジェクト「空爆が続くミャンマーへ。教育支援で子どもたちに明るい未来を。」クラウドファンディングキャンペーンは残り5日となりました!
本日3月27日は、1945年に軍の起源である組織が旧日本軍に対し蜂起した記念日として、軍が軍事パレードを行う日です。ニュースでは、今日の軍事パレードやミャンマーの現在についての情報が報道されていますので、ぜひご覧下さい。そして、ミャンマーでは人々が苦しんでいることを改めて知り、支援の輪を広げていただければと思います。

昨日の活動報告では、私のインタビューを野地さんに掲載してもらいました。大学生になってからコロナ禍で自分にできることは何か悩む時期もありましたが、自分の学んだことを活かして人に働きかけるこの活動で、私自身も元気になっています。そんな機会をくれたインターバンドや、一緒に活動してくれる学生インターンの皆に感謝しています。 本日は、インターバンドで国会議員への政策提言、クラドファンディングでのトークイベントで活躍されている出口果歩さんをご紹介します! 出口さんは、国会議員への政策提言した経験から、いつも他のインターバンド生同士の議論でも、新しい視点から意見してくれる冷静さと高い志をもったメンバーです。私自身、出口さんの意見に「それは気付かなかった!」と思わされることが多く、いつも刺激を受けています。

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Q. まずは簡単に自己紹介をお願いします!

A.お茶の水女子大学大学院1年の出口果歩です。世界中の人に最低限の生活が保障される社会になってほしいという思いで、去年から活動に参加しています。これまでクラウドファンディング活動や日本政府の国会議員の方への政策提言に携わりました。 


Q.出口さんは、実際に議員さんにお会いして、意見交換をされていますね。貴重な体験だと思いますが、実際にお会いするとなった時、どのような気持ちでしたか?

A.対等に話ができるのかとても不安でした。今まで政府関係者の方に会ったことがなかったので、どのようにお話するのか想像がつかず、どれだけ事前に情報収集しても安心できませんでした。でも貴重な機会なので、緊張して無駄にならないよう最大限議員さんの意見を吸収する気持ちで臨みました。


 Q.その時に印象に残ったことはなんでしょうか。

 A.議員の方のバックグラウンドによって、支援への考え方がかなり異なることは意外でした。現地に頻繁に足を運び、現状に緊迫感を持っている議員さんは、私たちのように本当に困っている方に対して生活に必要な物資を届けたいという思いが伝わってきました。一方で、ミャンマーで日系企業のビジネスをされていた経験のある議員さんは、日本政府としてどのような立場を取るべきか、外交的意義やミャンマーでの日系企業のビジネスを守るという視点も踏まえてお話されていました。現地の人一人ひとりに必要な支援もしたいけれど、国と国の関わり方のような大きな視点で考えることも重要だと学びました。


 Q.インターバンドとして、今後のミャンマー民主化支援はどのような立場でどんな活動をしていけばいいのでしょうか。ご意見をお聞かせください。

 A.大きく2種類あると思っています。 1つ目はNPOの立場を活かした支援です。政府ではミャンマーの現在のトップである国軍に逆らい、支援を現地まで届ける人を危険にさらすような方法はどうしても取ることができません。そのため、国軍に反発して戦っているミャンマーの人々に支援を届けることは難しくなっています。しかし、民主派勢力として戦っている現地の人々と繋がりを持ち、しがらみなく自由に動けるNPOは小規模ながらしっかりと民主派勢力に支援を届けることができます。現地との繋がりを活かしたダイレクトな支援は今後も続けていきたいです。 2つ目は国会議員との繋がりを活かした支援です。代表理事の阪口さんが議員さんの政策秘書をされていることから、議員さんや外務省の方に私たちの声を届けることができます。私たちから現地の悲惨な現状を伝え、現在国軍寄りの立場をとっている日本政府の方向性を変えられたらいいなと思っています。 


Q.最後に、皆様にメッセージをお願いします!!

 A.このサイトをご覧いただきありがとうございます。現在ミャンマーのクーデターがニュースになることはあまりありませんが、今も変わらず命の危機にさらされている人がいます。私たちは、そのような人々に対して、安全な生活が戻るまで支援を届け続けたいと思っています。同じ時に生きている人として、日本からでもできることがあります。みなさまにも、その一員となっていただけたらとても嬉しいです! どうぞよろしくお願いいたします! 

回答ありがとうございました!! 


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私が普段の活動で感じている通り、今回のインタビューでも鋭くかつ熱意のある視点でNPO法人の支援の在り方についての考えを話してくれました。私達の支援は、規模感では公的機関や他のNPO法人に及ばないところがあると思います。しかし、出口さんのインタビューから国同士の関わりを知り、現地の人と直接繋がることに私達の支援の価値が見いだせるのだと再確認することができました。 もっと出口さんを中心に、インターバンド内でも、「国際協力とは。私達の役割とは。」をテーマに議論を深めていきたいです。 明日もインターバンド生のインタビューが続きます!お楽しみに!