2018/04/21 15:18




僕らの毎日は慌ただしい。
大事な日常を全うしタスクをこぼさないように生きるだけで大変だ。
実際いくつかこぼしてしまったことを背負いながら今日を生きる僕らにとって、ニュースからこぼれてくる行政やら国政やら国外の事件の遠く難しい問題なんて、当事者たちに任せるからよろ!って気分。
自分だって正しくなんて出来きれてないんだから、できれば非難されたくないし、批判するなんてことで、負のエネルギーの返り討ちなんかありそうで、全然平和じゃないから。

目立っていいこと無いし、とりあえずこのクソ忙しい宿題と今日の責任に追われる日々の中で、勝ち取った隙間で楽しい時間を探し使うバランスの舵取りは上手になりたい。
そうやってなんとなく漂う不安を自分に降りかからない範囲で忘れられるような楽しい事や貯金も増やしたい。

 
まあ普通そう思うよね。って言う「普通」が常識的ってことで、やってきた社会だけど、だんだんそれも普通、これも普通ってことで実際普通でなくなってきちゃっている事を実は感じているんだけど、
この途中下車したら負け感満載の普通中毒も、来るとこまで来てると思う。

 
僕らは本当に当事者でないことで会話を満たしてるけど、本当に当事者なことごとは、本当は皆が当事者だから、半径10mの関心が平和の術の無関心。
そんな作法にどっぷりな日本で、なんかぐるぐるもやもやしている人は本当は多いんじゃない?
だからもやもやしてる人が、そのままでやって来れる場所/イベントが必要なんじゃないかと。

 
覆ってないはずの目や耳や口に被さる手をどけて、そうした世の中の問題もフレッシュな音楽や言葉も同じように聴き、感じ、考え、語る日常が普通にありたい。

いま「普通中毒」を解毒するのがカルチャーの役割で、そのカルチャーは作られるもの以前に、僕らで悩みそして楽しみながら作り出すものなのだから。

 

MAKE ALL

遠藤治郎