2023/08/16 11:29

 昨日(8月15日)も村田さんとクリーンクリーンセンター前で注意喚起。先日に続き西表野生生物保護センターから石原さんも駆けつけてくれました。乾燥しているためカエルなどは路上に出ていませんが、ヤシガニが何匹も路上に出ていました。そのままにしておくと轢かれてしまうかもしれないので道路わきの森に還します。写真の個体は抱卵していました。丁度中~大潮の潮回りだったの産卵のために出てきたのかもしれません。

 また付近を巡回中には、久しぶりにヤマネコが出ました。クリーンセンター前は 11日に寄せられた目撃情報が最後だったので4日ぶりの出没です。恐らく繰り返し路上に出ている亜成獣と思われます。 写真のV字側溝から顔をのぞかせて逃げる気配がなかったので、追い返しをしましたが、その後は路上に出てこず。

 ヤマネコがいた辺りをよく見てみると、少し濡れたようなシミがありました。マーキングかと匂いを嗅いでみましたが全くの無臭。水のようです。恐らく写真の排水桝の中に入り、カエルなどを引き出して食べた跡なのでしょう。奥に見える赤いのはベンケイガニ。こういう水が溜まる場所は生き物が集まるのでヤマネコも餌場として利用したりします。そして、この側溝からシュッと飛び出したとしたら、ぼうっと運転していたらとても避けられません。西表島での運転時はいつでもどこでもヤマネコ(もちろんその他の生物も)が飛び出してくると意識をもって運転することが大切です。

 ヤマネコが出てヒヤヒヤしましたが、交通量自体は昨日から12台減って23台。レンタカーがだいぶ減りました。とりあえずお盆を無事故で乗り切りホッとしています。今日からは通常のパトロールに戻りますが、また出没が多発するようならクリーンセンター前で注意喚起をしたいと思います。