こんにちは、認定NPO法人アジア・コミュニティ・センター21（ACC21）の辻本です。

9月20日にこのチャレンジを始めてからこれまで、8人の方にご支援いただき、9%を達成しました！温かいご支援をいただき、本当にありがとうございます。

今日は、このプロジェクトが7月に始まってからこれまでの様子を少しお話したいと思います。

プロジェクトのページにも少し書きましたが、一言でストリートチルドレンの支援といっても、そのアプローチはいくつもあります。子どもたちが安全に過ごすためのシェルターの運営、学校や路上で学ぶための教育支援、保健・衛生のケア、食事や学用品の援助、、、挙げていくときりがありません。

私たちは、現地を何度も訪れ、経験ある現地NGOと会合を重ねる中で、まずは10代～20代の若者たちが仕事や収入を得て、自立するための支援をしようと考えました。路上生活を送ってきた若者たちは、ある日保護施設やソーシャルワークの上限年齢を超えてしまうと、何のスキルも知識もない状態で社会に放り出され、手助けなしに生きてゆかなければなりません。

若者たちへの支援は、子ども時代を過ごすことができなかった元ストリートチルドレンに路上生活を抜け出すチャンスを与え、将来その子どもたちが再びストリートチルドレンになることを防ぐ手段になります。

＊　＊　＊

この7月には、プロジェクト開始早々、チャイルドホープの路上教育プログラム（ストリートチルドレン向けの教育プログラム）に参加する若者たち15人が選ばれました。どの若者も、職業訓練に関心があり、見込みがあります。この選抜は、ストリートチルドレンの人柄や資質をよく知る、ソーシャルワーカーが中心となって行いました。

15人の参加者たちは、まず「ライフスキルトレーニング」（計6回）を受けました。このトレーニングは、日々のさまざまな課題に前向きに対処するスキルを身につけるためのもので、社会生活に順応できる心構え、他者とのコミュニケーションの取り方、感情のコントロールやストレスの対処の仕方などを学びました。

 

8月末には、職業訓練のひとつ「シルクスクリーン・トレーニング」が行われ、印刷技法のひとつシルクスクリーンをつかってTシャツにデザインした模様をプリントする方法を学びました。若者たち14人が参加し、真剣なまなざしで講師の説明を聞き、実践しました。

《Tシャツ完成！》

10月も若者たちは引き続き職業訓練に参加する予定です。さらに、将来自分で小規模ビジネスを起業するための研修や就職活動に向けた準備なども予定されています。

若者たちの自立に向けたチャレンジをぜひ応援してください！

 

《本プロジェクトについてのお問い合わせ先》
認定NPO法人アジア・コミュニティ・センター21（ACC21）
担当：辻本
電話：03-3945-2615（平日10時～18時）
E-mail：kifu@acc21.org