2011/11/08 15:25
サポサポ出品作家のプロフィールと震災支援への思いを掲載していきます。
第一回目は、中沢しのぶさんです。画像の作品タイトルは『月夜の森の女神』です。

1969年 長野県生まれ
東京藝術大学大学院  後期博士課程デザイン専攻  満期修了
アクリルや水溶性絵具で描くデザイン的な植物画や人物画を中心に、画家として活動中。

 仙台から電車で20分ほどの多賀城という小さな街で、この夏、個展をさせて頂きました。
 この展覧会の打ち合わせのため、画廊のオーナーが東京に来てくださったのが3月10日。翌日、あの地震がありました。自然の驚異を目の当たりにして、わたしは絵を描くことが出来なくなりました。アートなんかに何の意味もないように思え、描く気力や目的を見失ってしまったからです。
 画廊オーナーとやっと連絡がついたのは、地震から10日程経ってからのことでした。彼女は母親を失い、ご自身も津波に飲まれ自衛隊に救出されたのだそうです。あまりの事に、わたしはかける言葉が見つからなかったのですが、逆に彼女から思いがけない言葉を聞きました。「中沢さん、絵を描いて下さい。」という依頼です。「アートには力がある。画廊が閉じたままでは希望が見えない。」と、電気も水道も止まったままの画廊を再開したと言うのです。
 こんな非常時に、自分の絵が誰かの役に立つかも知れないというのは、わたしにとって大変な驚きでした。その頃、藝大の同級生からサポサポの話が持ち上がり、一も二もなく参加を決めたのです。
自分の描くものが、少しでも励ましのお手伝いになればと願ってやみません。一日も早い復興を心よりお祈りしております。

追伸
前回、次回からは限定公開と書きましたが、プロジェクト達成前は出来ないらしく、完全公開で紹介させていただきました。失礼しました!

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