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■プロジェクト概要:からくりBOOKSとは

時代の変化や自治体の合併によって、失われつつある地域固有の民話や伝承などを幼年世代(未就学児〜児童)へ親しみやすい形に再構築し、自身が生まれ育った地域への誇りを持てるように伝えること。
タブレット型端末のコンテンツの使用及び、使用の際の対話を通じて、利用者が情報機器の取扱、情報社会との関わり方を学ぶこと。
それらを目的に活動しているボランティア集団が「カラクリBOOKS」です。
具体的には、地域の民話をiPadで遊べる絵本にしています。


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■おらがまちの物語を後世に伝え残していくことが、「カラクリBOOKS」の使命です。

日本の各自治体には、昔ばなしや伝説、伝統的な祭礼が数多く残っています。
しかし、平成の大合併や市制化の進展、社会構造・ライフスタイルの変化もあり、全国津々浦々の村や町で伝承されてきた物語は、消えゆく途上にあります。
21世紀の今、インターネットやIT技術を活用して、超高齢・少子社会や過疎化が進むおらがまちの物語を後世に伝え残していくことが、「カラクリBOOKS」の使命です。

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■地域の民話をiPadで遊べる絵本にし、読み聞かせの会を実施しています。

理念に賛同された方々の協力で、「カラクリBOOKS」の活動は支えられています。
高校、大学の絵画を学ぶ学生をはじめ、プロのナレーターや編集者などがボランテイアとして制作に協力しています。
物語の制作の際には、地域の研究者の皆様の監修にもご協力いただき、制作しております。
読み聞かせの会は、幼年世代(未就学児~児童)を対象に、地域の方々と協同し行っています。
カラクリBOOKSの視聴や視聴の際の対話を通じて、お子さんはもちろん、一緒に民話を読んでいただく親御さんやおじいさんおばあさんが、新しいデバイスであるiPadの使い方や情報社会との関わり方に親しんでいただけることと思います。


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■今後について

愛知県全域の市町村のカラクリBOOKSの作成を、当面の目標にしています。
カラクリBOOKSとして、積極的に、学校教育や、地域振興の企画を打ち出し、それぞれの郷土の魅力を精一杯アピールしていきます。


■リリース実績

・名君吉良さん(愛知県西尾市吉良町)2011年9月
http://itunes.apple.com/jp/app/ming-jun-ji-liangsan/id463714708?mt=8
・一色の大ぢょうちん(愛知県西尾市一色町)2011年11月
http://itunes.apple.com/jp/app/yi-seno-dadjouchin/id477617280?mt=8
・天狗の羽うちわ(愛知県西尾市西尾)2012年4月
http://itunes.apple.com/jp/app/tian-gouno-yuuchiwa/id517510934?mt=8
・証文岩(愛知県西尾市幡豆町)2012年5月
http://itunes.apple.com/jp/app/zheng-wen-yan/id524936420?mt=8


■ご支援いただいたお金

取材にかかる経費(交通費など)や今は手弁当で協力してくれているスタッフへの謝金に使用させていただこうと考えています。

リターン01
リターン02

▲上記のようにお名前を掲載させていただきます。

ストラップ写真

▲リターンのオリジナルストラップです。


■プロフィール

カラクリBOOKS
http://karakuri-books.com/contact/index.html
愛知県名古屋市中区大須3-42-30 株式会社クーグート内
MAIL:kb@karakuri-books.com
担当:筒井 潔


■代表・筒井の想い

私は子供の頃に両親が買ってくれた仮面ライダーの飛び出す絵本にとても感動しました。
ページをめくるごとに様々な仕掛けが動き、物語の内容以上に興奮したことを良く覚えています。

今の職業のデザインの道に入るきっかけのひとつだと感じるほど、それ以降絵やイラストが好きになり、細かな工作を作ることが大変好きになりました。
絵を描くのが好きで高校のとき、美術学校への進学を勧められ、名古屋の美術系の短期大学に進みました。
実技の課題のなかでも絵本を作っいました。

その後、就職し仕事の忙しさから物語を作る楽しさを忘れかけていた時です。
ご縁があって、吉良町の花火大会のポスター制作をボランテイアではじめました。
ここ4年ほどお手伝いをしていく中で西尾市の合併が決まりました。
私は吉良町に住んでいます。
子供の頃、小学校の朝礼の時から、冬になると「吉良さんはテレビの物語だと悪者だが、本当はいい殿様なんだよ」と教えられてきました。
今まで「吉良」というブランドで観光がなりたち、いろいろな商品が売られてきました。
吉良町という名前は残していただけましたが、やはり住民としては寂しいものがありました。
中学生の息子に吉良上野介義央公のことを聞くと吉良町の殿様というくらいしか知りません。

2011年の3月、何か、吉良町の名前が残る物はないかと思い始めていました。
そんな時、仕事でお付き合いのあるプログラマーさんと居酒屋で飲んでいました。
すでに彼とは、iPhoneアプリを共同で開発しており、次はiPadで何か作ろうと話し合っていました。
私が子供の頃に感動した飛び出す絵本をiPadで出来ないか?
その物語は出来れば地元「吉良さんの話」で作りたいと打ち明けると、「とても素敵なことですよ。是非協力させてください」と心強い言葉をいただきました。
4月、友人数人に声をかけると快く賛同していただき、5~8月には現地取材や物語の組み立てを行ない、地元の先生の全面的な協力をいただき最初のカラクリBOOKS「名君吉良さん」のお披露目に至ったわけです。
吉良さんの絵は名古屋市の高校生の皆さんが協力していただけました。
皆さん全てボランティアです。

私には「カラクリBOOKS」をお使いになる際のイメージがありました。
お婆ちゃんの膝の上で孫と一緒にiPadで郷土の民話を触って楽しむイメージです。
それは、もはや吉良町に限ったことではなく、日本全国いろいろな町に残る、その地域の方々が大切にしている民話や物語を年齢の隔たり無く楽しむこと。
それをきっかけにコミュニケーションが広がればうれしく思います。
それが何年かたって郷土愛という気持ちとして子供に残れば、作り手として最高に幸せです。
(カラクリBOOKS代表 筒井潔)

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