はじめまして
Kaneko Hitomi です
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初めてのプロジェクト

群馬県出身、京都伝統工芸大学校にて和紙工芸を勉強後に三重県鈴鹿市にて伊勢型紙 錐彫りの修行を開始。
3年の修行経て #伊勢型紙をもっと身近に をテーマに『御守ボトル』を販売。

はじめまして。三重県鈴鹿市白子にて伊勢型紙の修行をさせていただいております23歳、金子 仁美です。

この度このページをご覧いただき誠にありがとうございます!

伝統工芸は、後継者不足(教育費不足)を理由のひとつとして、全国的に衰退しています。
日本が世界に誇るこの伝統技術・伝統文化・伝統工芸を絶やさぬよう、若手職人として伊勢型紙を使用した新たな挑戦をしたいと思っています。

その挑戦とはこちらのCAMPFIREにて、私が初めて販売させていただく『御守ボトル』をリターン品として販売し、全国の方々に伊勢型紙や伝統工芸を知るきっかけをつくる!というものです。

高校3年生の秋、進路に迷い、本当に自分がやりたいことを見失っていました。
その時偶然見ていたテレビ番組で、伊勢型紙に興味を持つ海外の方が鈴鹿に訪れて職人体験を行っていました。「こんな技術があるのか!」何百年も継がれた伝統技術に魅了された私は、やってみたいという好奇心に駆られ伊勢形紙協同組合さんに、弟子を募集しているか問い合わせました。弟子は募集していないが、年に一度開催される 匠の里というイベントを案内してくださいました。

実際に訪れた鈴鹿市白子では、伊勢型紙の展示や体験が行われていて
中でも一番印象的だったのは職人のお宅訪問。

職人さんたちが実際に仕事をしているご自宅の一部を開放して現場を見学できる人気のイベントです。
伝統工芸士 今坂千秋さんのお宅訪問の際、伊勢型紙の歴史や技術、職人が少なくなっている現状など
現場の生の声を聞くことができました。

伊勢型紙を諦められなかった私は伊勢型紙の原料である和紙の勉強をするべく 京都伝統工芸大学校 和紙工芸専攻へ入学しました。

道具彫りの今坂千秋さんより「ぜひ修行に来てみないか」というお電話をいただき、「そのような大学校で伝統行芸の基本的な知識を得て、いろんな世界をみて勉強して
それでも伊勢型紙をやりたいと思っていたら、修行に来るといい」というお言葉を胸に和紙の勉強と伊勢型紙の活動を開始しました。

大学校時代の写真

大学校では、デッサンやデザインの基礎知識を座学として学びながら
実技として1年間和紙を漉き、2年で自分で漉いた和紙を加工しました。

2年間在学期間には、長期休みを利用して何度か鈴鹿市白子へ訪れ、イベントの補助や職人体験を行い、たくさんの職人さん方にお世話になりました。自然に伊勢型紙に惹かれていった私は卒業後2019年4月、鈴鹿市白子へ行き錐彫の宮原敏明さんの弟子として修行をはじめました。

 

修行をしていく中で、師匠の宮原さんをはじめたくさんの職人さんと触れ合う機会が多く
職人が何百人といた時代の賑わう業界、厳しい現実や未来に対する希望と期待を熱く語り合い
伊勢型紙が頭から離れることはない毎日を過ごしています。

周りの方々に恵まれたこの環境で、型紙のもつ可能性や豊かさ型紙自体の美しさに、より魅力を感じながら師匠の修行の他にも、様々な職人さんとの交流を大切にしています。

私のボトルを見せると皆さんで囲んで写真を撮っていただきました

日本が誇る伝統工芸が絶えてしまうのは残念でなりません。
今の私達があるのは、昔の方々が文明・文化を発達させつなぎ続けてきたからこそだと思います。
新しい物を好む傾向にある日本ですが、全国伝統工芸がある産地では業界で生き残るために様々な策を講じています。
既に過去の栄光として扱われる伝統工芸ですが、誰かがやらねば簡単に終わってしまうのです。

だから私は、今持てる伝統技術や知識を用いて現代の生活スタイルに合った新しいものを作っていこうと思いました。

これから後継者になりたいという若者は一定数いますが
正直なところかなり厳しい生活を送ることになるので大きな声でお勧めはできない状況です。
なぜなら修行はお給料が出ないからです。何かお仕事をしながらではないと生活ができません。

実際、私はアルバイトで働きながら帰宅後も自室の作業場で型を彫り、修行の日は師匠に見て頂きながら一日中、型を彫っています。また月に数日ですが、別のお仕事をさせていただいています。
もちろん型紙のお仕事があればそちらも合わせて進行していくため、自分の時間は取れません。
金銭的にも、生活をするだけで精一杯です。


後継者不足の原因の大きな一つが金銭的な問題である現実や
伝統技術継承の難しさ、宣伝力や拡散力が重要であり20代・30代へのアプローチが不足していること
新たな生活様式に寄り添った商品開発の大切さなど、学ぶものは今までもこれからも多くあります。
厳しい現実を知り、修行3年間過ごして私はやらなければならないことを考えるようになりました。

何事もインターネットで完結する便利になった時代、伝統工芸とは全く真逆の今、
時代にそぐわないと思う人も少なくないでしょう。

しかし私は伊勢型紙という伝統的工芸品の認知を広めたい、敷居の高いイメージのある伝統工芸をもっと身近に感じてほしいと思っています。

なぜ伝統工芸なの?なぜ伊勢型紙なの?友人や恩師に尋ねられますが
世界に誇る伝統工芸を絶やしてたまるか!という気持ちだけが私を動かしています。

修行の様子


友禅、ゆかた、小紋などの柄や文様を着物の生地を染めるのに用いるもので、千有余年の歴史を誇る伝統的工芸品(用具)です。
和紙を加工した紙(型地紙)に彫刻刀で、きものの文様や図柄を丹念に彫り抜いたもので、型紙を作るには高度な技術と根気や忍耐が必要です。


現代では着物の需要が減りました。また新しい技術を用いて染色するために、型紙の需要が減っています。そのため型紙業者も減っていっています。型を売る型商さんや彫る職人さんたちは新しい活用法を模索しており、照明器具などへの応用や、建築建具に用いるなどの活用を図っています。

現在、伊勢型紙職人はおよそ20名ほどで平均年齢は70歳程度。伊勢型紙には4つの技法があり、そのうち錐彫りの職人は私の師匠である 宮原敏明さんひとりなのです。
※人数・平均年齢は概算です

成果物の一部

実は山梨の伝統工芸品である甲州印伝にも伊勢型紙が用いられています。
印伝は、鹿の革をなめして加工し漆で文様を付けたものです。
※写真の錐市松の印伝は、初めて彫った印伝型の商品です。

引用:https://isekatagami.or.jp/history/
https://isekatagami.or.jp/process/


小紋を彫る技法では、鮫小紋、行儀、通し、アラレなどの種類があります。刃先が半円形の彫刻刃を型地紙に垂直に立て、錐を回転させながら小さな孔を彫っていきます。 1平方センチに100個ほどの穴が彫られた作品もあり、単調な柄だけに難しい技法とされています。
引用:https://isekatagami.or.jp/process/

今の時代、pc上でも簡単に柄を描いてプリントをすることは簡単にできますが、やはりひとつひとつ職人の手仕事によって作られるものに、あたたかさや風合いを感じます。大量生産大量消費が当たり前の社会で非効率かもしれませんが、手仕事のあたたかさは私が伝統工芸を好きな理由のひとつなのです。

伊勢型紙を活用して現代社会に寄り添った商品の開発を行い、師匠のような職人を目指していきたいと考えています。

4技法


モータースポーツが盛んで、F1などの有名なレースが行われる鈴鹿サーキットは鈴鹿が誇るレジャー施設です。
安産のご利益があるとされている子安観音寺には天然記念物の「不断桜」を境内にあり、この不断桜の葉が虫食いされている様子が伊勢型紙の生まれたきっかけという説もあると言われています。
また、猿田彦大神の本宮とされる椿大神社には全国から参拝者が訪れます。

子安観音寺 不断桜の虫食いの葉

椿大神社


御守ボトル『鮫と鱗』
錐彫りで鮫小紋と鱗文様を葉っぱの形にあしらったサーモステンレスボトル

ブルーグリーン:鈴鹿市章のブルー、三重県旗とお茶のグリーンをイメージしてグラデーションにしました。


ゴールドイエロー:「20から40代女性でも持ちやすく日常使いしやすい、伝統的工芸品が使用された製品」をイメージに配色しました。


こだわり・デザインについて

鮫小紋と鱗文様はそれぞれ『守る』意味があります。
また、コロナ禍の今こまめな水分補給で乾燥から身を守り、マイボトルを持ち歩くことでペットボトルの消費を減らし環境問題悪化から地球を守ろう、という思いを込めてデザインしました。


御守ボトル『蝶の乱舞』

蝶々の紋様をピンクと薄紫色のグラデーションで表現し、とても可愛らしい仕上がりとなりました。

蝶々の紋様は、『長寿・不死の象徴』とされており
さなぎから蝶へ変わり可憐に羽ばたく姿から『健やかな成長を願う』などの意味で吉祥文様としても用いられてきました。お祝いのギフトにいかがでしょうか!


ボトルのために誂えた型紙





このボトルが、伝統工芸や伊勢型紙を知るきっかけとなり
伊勢型紙のみならず、他の産地の工芸品の認知につなげたいと思っています。

なにかに興味を持つためのきっかけは「かわいい」「おしゃれ」「プレゼントにいいかも」「どこかで名称だけ聞いたことがある…」という少しの揺らぎが大切だと思っています。

実際、小学・中学時代のわたしには「伝統=渋い」という印象しかありませんでした。
今この修業をしている姿など一切想像も付きませんでしたが伝統に対する印象を変えたのは伊勢型紙でした。

このプロジェクトが皆様にとって、伝統工芸を身近に感じる入り口となることを望んでいます。そして、いつかどこかで「伝統工芸」「伊勢型紙」の文字を目にしたときに「そういえば…」と思い出せるものにしたいと思っています。
今後も伝統技術の習得は勿論、伊勢型紙の活用・SNSでの発信に尽力いたします。
ぜひ応援していただけますと幸いです。


今回皆様より頂いたご支援は、主にボトル制作に使用させていただきます。
1年を通して季節ごとに新しい柄をリリースできるよう、日々修行に励みます。

リターン制作費 約550,000円
新商品開発費 約100,000円
地紙代 約30,000円
手数料等 約20,000円 (9%+税)
■合計 約70万円


このうち50万円を今回のクラウドファンディングで皆様にご支援いただきたいと考えています。

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

2022年6月下旬頃~ リターン発送順次発送予定
※今回、完全受注生産のため発送までお日にちをいただきますことをご容赦くださいませ。
※印伝を含むリターンは、印伝納品に時間を要しますので7月以降の発送予定でございます。
予めご了承ください。








あつらえた箱はディープグリーンでシックに仕上げたので大切な方へのギフトにも最適!
いつでもどこでもあなたをあたたかく見守る「お守り」のようなマイボトルです。

本体サイズ:幅57×高さ198mm
容量:300ml
材質:ステンレス(18-8)、PP他


『鮫と鱗』ブルーグリーン


『鮫と鱗』ゴールドイエロー


『蝶の乱舞』


額に入れてインテリアにも、ポストカードなどを染めるための型にも使用できます。
※(2種類/各1枚入り)
※額は付属品ではございません。
サイズ:100×148mm

『小紋三役』

通し・鮫・行儀の江戸小紋を代表する文様です。


『蝶』

今回ボトルに使用した蝶をはがき型に誂えました。


錐市松の印伝は、私が初めて彫った印伝型で作ったものです。
ボトルは自分に、印伝は大切なあの人へのプレゼントに…ギフトにぴったりなリターンとなっております!

小銭入れ 限定12口

伊勢型紙オリジナル柄 錐市松の印伝。
口がL型に広く開きます。小銭だけでなく、アクセサリーやお薬入れにも。
サイズ:65×100×5mm


名刺入れ 限定12口

伊勢型紙オリジナル柄 錐市松の印伝。
名刺やカードが約60枚ほど入ります。サイズ:80×130×15mm


馬蹄ランド 限定12口

伊勢型紙オリジナル柄 錐市松の印伝。
まるっとしたシルエットで底が深いので小銭もたっぷり入ります。
サイズ:70×80×30mm


錐彫りでお好みの文様を彫り、小銭入れ30個をオリジナル印伝型で誂えます。
会社のノベルティや記念品などにいかがでしょうか。
サイズ:65×100×5mm

30個納品後に追加発注も承ります。
尚、追加発注分に関しましては、印伝代金・送料・手数料のみのご請求となります。
※既存の伝統文様をご希望の場合は割高となりますので「オリジナル」での作成をご希望の方へお勧めです。


  • 2022/06/01 21:41

    皆様こんばんは。金子仁美です。昨晩、無事プロジェクトが successにて終了いたしましたことをご報告させていただきます。 皆様のご支援、ご協力によりプロジェクトが成功しましたこと、心より感謝申し上げます。支援総額:1,300,390円支援者数:138名様この度のクラウドファンディングを通して...

  • 2022/05/31 22:56

    遂に残り1時間で終了となります…!本日体調不良でダウンしていましたが、なんとか最後を見届けられそうです。本日読売新聞さんに、今回のプロジェクトを取材いただいた記事を掲載していただきました。おかげで良いラストスパートとなりました!ここまで大きなプロジェクトになり、こんなにたくさんの皆様よりご支援...

  • 2022/05/24 23:14

    皆さんこんばんは。金子仁美です。4/21から開始いたしましたこの度のプロジェクトですが終了まで残り1週間となりました!嬉しいことに、様々なメディアに取り上げられ沢山の方々にプロジェクトや伊勢型紙・私について知っていただく機会となりました。来週には一区切りつきますが、このプロジェクトの終了は私の...

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