『"ああ、自分は「女の子」なんだ"って感じるのはいつですか?』


可愛がられる時。「女の子枠」として飲み会に誘われる時。第一子を妊娠した時。姿勢や仕草に気をつけるとき。手を繋いだ時。


"女の子" として生きる誰かの日常を、想像したことはありますか?

一人ひとり、違った楽しさと苦しさにあふれる毎日を。




「女の子」の生きづらさを小説を通して伝えたい。その小説を販売するイベントを実施したい。

目指すのは、幅広い層の方々に女の子」として生きる誰かの日常に関心を持っていただくこと。「女の子」の生きづらさに共感する人を増やすこと。


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はじめまして

私たち、「ひと(と)」と申します。

昨夏に写真・言葉展「わたし、東京、22歳」を実施したはな・えみかと3人の新たなメンバーで活動しています。




今夏、私たちは「ワンデーガール(ズ」という小説販売イベントを行います!


物語の主人公は13人の「女の子」。大学生だったり、社会人だったり、母親だったり、ハーフだったり、クィアだったり、様々な「女の子」たちのある一日を13編の短編小説にしました。「『ああ、自分は女の子なんだ』って感じるのはどんな時?」という質問の答えを彼女たちが語り始める形で小説が始まります。インタビューを元にした、実話ベースの小説です。


私たちが切り取りたいのは、女性が「女の子」という属性に当てはめられて生きることの体験。1人の人間ではなく「女の子」として接されたり、「女の子」らしい振る舞いを知らずのうちにしていたり。自分が「女の子」であることを実感させられる瞬間を一人ひとりに聞きました。



もし私たちが他人に関心を持てたら


自分のことで精一杯」

「あなただけじゃなくて、みんな苦しさを抱えて生きてる」


そのように考えたこと、ありませんか?


ひより(1)


でも、これが


「あなたの大変さに共感できる」

「一緒になって現状を変えていこう」


となればみんなにとって生きやすい社会が実現できるのではないか。

私たちひと(と)はそのように考えます。


ほのか(2)


どうしたら他人の生きづらさに関心を持つきっかけを作れるだろう?


例えば、誰かの「一日」を追体験することができたら。朝ごはんに好きな人が作ってくれた卵焼きを食べて、30分電車に乗って、勤務先のデリヘルに行く。頑張ってメイクをして、恋愛的に好きなのかはわからないボーイフレンドとのデートに行く。そんな「一日」を読むことができたら。

その人の感情が生々しく写し出されたら。牛丼を目の前にして疲れた姿、ラブホのベッドで呆然としている姿。ネオン街を見上げる姿。そんな彼女たちを見てしまったら。


みゆ(3)


他者の視点からモノを見る体験ができる「小説」と、実際の彼女たちの「写真」を組み合わせれば他人の生きづらさに関心を持つきっかけを作れるかもしれない。


そんな想いから「ワンデーガール(ズ)」の小説作成・イベント実施を決意しました。


みく(4)



目指すのは「無関心層への情報源」


「女性ばかり大変と言われると、不快に感じる」

「身の回りにそこまで辛そうな女性を知らないので、デマのように感じてしまう」


そもそも男女格差や女性差別、ジェンダーに関心がない人が、「女の子」の現状を知る機会は少ないと考えています。

そこで私たちはそのような方々にも知っていただく「第一歩」「橋渡し役」

つまり現代社会に不足している「無関心層への情報源」の役割を目指します。


るり(5)


今回のプロジェクト以外にも「女の子」だけでなく他の「社会的アイデンティティ」について知るきっかけを作る活動をしていく予定です。


あおい(6)



自動販売機で小説を販売したい!

小説販売イベントは9月上旬ごろから一週間、都内主要駅(例:渋谷・新宿・品川など)のポップアップスペースにて専用自動販売機を設置することを予定しています。


自動販売機で販売したいのには理由があります。

◯ SNSのアルゴリズム的にジェンダーに関するコンテンツを届けづらい無関心層の目に留まる可能性が高い

◯ 24時間販売可能という点で時間を選ばず、長く小説を販売できる

◯ 「お菓子自販機」「ケーキ自販機」が繰り返しSNSでバズっていることから、話題性があり目に留まりやすい


りょうこ(7)


ワンデーガール(ズ)」は幅広い層にコンテンツを届ける大型イベントです。


もし我々の熱い想いにご賛同いただけましたら、実現のため必要費用の一部をご支援いただけますと幸いです。



プロダクト誕生までのお話

「ワンデーガール(ズ)」は去年の夏に実施した写真展(「わたし、東京、22歳」)の続編となります!


写真展では、訪れた多くの来場者様からご高評をいただき当事者の写真と言葉を併せて届ける効果を確認しました。



ただ、写真展にご来場いただいた多くがジェンダーに関心がある方々でした。そこで、今回「ワンデーガール(ズ)」では、ジェンダーについてあまり関心が無い方々に対してもアプローチをしたいと考えています。


まい(8)



製品情報

◯ 約A6判(横:105mm × 縦:148mm)。コンパクトに片手で持ち易い文庫本ほどのサイズです。

◯ 小説一編の重さは最大で約100gほどを想定しております。

◯ 13人分の短編小説は専用自販機にて一人一冊ずつ販売致します。


みそら(9)



今後のスケジュール

◯ 7/1-7/30 クラウドファンディング実施

◯ 7/31-9月中旬 イベント準備

◯ 9月中旬 「ワンデーガール(ズ)」開催


みのり(10)

せな(11)



資金の使い道

◯ 小説製本の費用

◯ イベント実施の際に必要なレンタル代

◯ 広告費用

などに使わせていただきます。


さくら(12)


ななみ(13)



チームの紹介



私たちの想い

(1)やすもと はな

「でも、今の日本企業は女性差別なんかしないからなぁ」

日本のジェンダー課題の解決に人生をかけて取り組んでいきたいという想いを伝えた時、父は私(やすもと はな)にそう言いました。あなたのやりたいことは本当に社会にとって必要なのか?と聞いているようでした。

私は返しました。「あからさまな差別はないかもしれないけど、女性は育休をとって子育てをするって固定概念があるから、無意識のうちに女性より男性を昇進させる可能性はあるでしょう。企業内のセクハラも、告発できる仕組みはあるかもしれないけど、これくらい我慢したほうがいいのかなとか思う人だっている。」

あまり納得していない父の表情を見て、私は、ジェンダーについて学んでいる私と、そうではない私の家族や友人に見えている世界はかなり違うのかもしれないと気づきました。

私は2020年から、大学でジェンダーを学びながら、性的同意について情報を届ける活動に携わってきました。私がジェンダーについて学ぶ中で強く感じたのは、今の私たち一人ひとりの生活は社会的に作られた「性別観」「性差」に大きく影響を受けているということです。私が小さい頃から自分の容姿に悩んでいたのも、きっとある程度は「女性であること」が私に与えた影響で。あの人が笑顔で話を聞くのが上手になったのも、あの人が絶対に公衆トイレを使わないのも、きっとそう。

そうしたひとつひとつが積み重なった結果が、目に見える「女性管理職の少なさ」や「理系女性の少なさ」などの男女格差として現れていると思っています。数字で見るとさっと流れてしまう、そんなに大事に見えない「差」の裏に、人の生活があること。私はその事実がもっと共通認識になる必要があると思ったのです。

なぜなら、それが伝わっていない社会では、

  • ◯ 「専用車両にレディースデー、女性ってむしろ優遇されてない?」と真剣に思う人がいるから。
  • ◯ 「女の子なんだから、もっと〇〇した方がいいよ」と悪気なくいう人がいるから。
  • ◯ セクハラや小さな差別発言を「大したことじゃない」と見て見ぬふりをする人がいるから。

一人ひとりの生活において、「女性であること」がどのような経験を形作っているのか。個人の話にフォーカスして届ければ、女性が生かされている社会の現状、そして自分の言動の影響力を理解する人が生まれるのではないか。

そう思って、私はえみかに声をかけました。私の知るえみかは、人の日常にちょっぴりお邪魔したような写真を撮る人だったからです。きっと、一人ひとりをまるで知っている人のように想像できる写真を撮影してくれると考えました。


(2)ふるはた えみか


はなちゃんからのお誘いをいただいた時、私(ふるはた えみか)はとてもありがたく感じました。

特定のアイデンティティを持った人達が経験してしまう・被害にあってしまう出来事を認知していながら、それに対してアクションを起こすことができていなかったからです。アメリカの大学に入学した直後に”性的同意に関する講義”を受けました。それらの内容を学んで、自分が被害に遭っていたことに気がつきました。でもそれはもうずいぶん昔の話で、もし当時この内容を自分が知っていたら、もし相手が「これはしてはいけないこと」と誰かに教えてもらえていたら起きなかったかもしれないと考えることしかできませんでした。

同じように後で苦しくなってしまう人がいてほしくない。だから何かしらのアクションを起こしたい。でもそれを自分の言葉で語って、誰かに伝えることは私にはできませんでした。言葉を使って伝えることは怖かったからです。言葉はストレートに意味を強く持っていて、受け取る側が解釈をする余地をそれ自体には持ち合わせていないように感じていました。

でも、写真を言葉に加えれば誰かに伝えることができるかもしれない。

写真には誰かの目線を通した現実を届ける力があるから。誰かの経験を生々しく伝える力があるから。受け取る側がそこから想像して説明されないものを汲み取ろうとする力が働くから。SNSのおかげで写真自体には馴染みのある人達が今とても多いと感じでいます。だからこそ写真という媒体でなら今までこのトピックに触れてこなかった人達をも巻き込んで、伝え・考えを巡らせる幅が広がるように思えました。

写真と言葉の組み合わせによって、今は関心がない人達にジェンダーが生活に与える影響について知りたいと感じてもらう第一歩になりたい。その想いでプロジェクトを進めています。


募集方式について

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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