残り2週間となります7月16日、プロジェクトの目標金額を達成しました。
皆様のご理解・ご支援に、深く感謝申し上げます。
この日(日曜日)も、朝から多くの方にお願いをしてまわっていました。
まさか、このタイミングで目標を達成できると思っていなかったので、
薄ぼんやりとしか考えていなかったのですが、
このプロジェクト後の子どもたちのためのイベントを設定します。
ネクストゴールは、プラス3万円の18万円です。
【ネクストゴール】
8月26日土曜日(発表の翌日)、公開のミニ講演会を含むイベントをします。
発表の日(25日)に出会った方にも、ぜひ来てほしい。
誰もが心あたたまり、新学期をちょっとだけ待ち遠しく思えるものにしたいです。
というのも、このプロジェクトの成功のため、きっと子どもたちは全力で25日を迎えることでしょう。
しかし、そんなイベントが終わると、気づけば、もう目の前に迫る新学期。
楽しく充実感に満ちあふれた日々だっただけに、壁は高く感じてしまうものです。
そこで、ちょっとした心理学講座(ミニ講演会)を計画しています。
”ヒトの行動って実はおもしろい”
そう思えてくる心理学ネタを、カウンセリングルームをされている方に講演いただきます。
その会場費・講師代(ただし、一部は参加者にも負担いただきます)に充てさせていただきます。
あと、このプロジェクトをしていて必要になったペン型マウスも購入させてください。
どこまでも熱く、
いえ、子どもに寄り添った厚い支援をと思っています。
クラウドファンディング最終日となる7月31日まで、
引き続きのご理解・ご支援を賜りますようよろしくお願いいたします。

初めまして。神戸市垂水区の放課後等デイサービスBall-Day代表の高橋です。
「スポーツをきっかけに 心が繋がる・学びに繋がる」をキャッチコピーに、2020年11月に開業した放課後等デイサービスです。
放課後等デイサービスとは、障害や療育の必要性がある小学1年生から高校3年生を対象とした通所の福祉サービスのひとつです。児童発達支援管理責任者が作成する個別支援計画に基づいて日々の支援をしています。
Ball-Dayは対象年齢を小学4年生からとしています。学校の楽しさやしんどさを共有しつつ、コミュニケーションを活発にするためです。
そして、他の事業所と大きく異なるのが、利用児童層です。通常は支援学校や支援学級に在籍する児童が大半を占めますが、Ball-Dayは通常学級に在籍する発達障害やグレーゾーンの児童が約8割を占めます。在籍学級は何かをはかるものではありませんが、個別の配慮が少ない環境で「ジブンを出せない」「友達ができない」「思いが伝わらない」「学校がしんどい」など、学校生活に生きづらさを抱えるお子さんがほとんどです。
Ball-Dayは3点セットの支援(療育)といって、スポーツ・ソーシャルスキル・ライフスキルの3点を毎日取り組んでいます。スポーツはあくまでもきっかけです。最初は何を話していいか分からないというお子さんも、共通の楽しみであるスポーツを通して自然と会話がえきるようになります。そして、仲間となり、そんな仲間とだからこそ、苦手とするコミュニケーションや人間関係といったソーシャルスキルやライフスキルの向上に向き合えると考えています。
だから、Ball-DayがおこなうSST(ソーシャルスキルトレーニング)は、しゃべってナンボのコミュニケーショントレーニングとして展開しています。しゃべることは本来楽しいことのはず。学校の不安やしんどさは愚痴として吐き出せばいいんです。思春期ともなれば親と過ごす時間は少なくなります。その分、端的に思いを伝えなければならないはず。しかし、
これでは、理解にはなかなかつながりませんよね。となると、やはりジブンのこと・思いを伝える技術が必要となります。それをゲームやクイズを通して、楽しみながら、自然と身に着けようというのが、Ball-Dayのコミュニケーショントレーニングなのです。
Ball-Dayのコミュニケーショントレーニングは月替わりで取り組んでいます。曜日によってメンバーが異なりますので、相手が誰であろうと同じようにしゃべることができ、協同できることを目指しています。
集団といっても、1日の利用定員が決まっていますので、最大でも10人です。内容は、既存のカードゲーム等を支援計画やそのときどきのニーズにあわせてアレンジして実施しています。
例えとして、「ギリギリヒントクイズ」をご紹介します。既存のカードゲーム「ギリギリワード」をアレンジしたもので、2チームに分かれた対戦形式でおこないます。出題チームには事前にシークレットヒントといってヒントワードを1つ知らされてスタートします。その上で、チーム内で出題者を決め、出題者が自チームにだけギリギリ伝わるヒントを提示していきます。チームメイトは答えが分かった時点でヒントの提示を止めます。
解答権は相手チームからです。相手チームはその時点で出されているヒントのみで考えなければなりません。ここでカギとなるのがシークレットヒントです。当然、相手チームは知るところではないので、まずこのシークレットヒントが何かを想像し、解答を1つに絞るための話し合いが始まります。「なんとなく思った」では話し合いにはならないので、ジブンなりに考えをまとめて説得力のある説明をしなければなりません。
この活動のねらいは、まさにシークレットヒントです。ジブンが見えている世界はすべてではないこと、つまり見えないモノがあることに気付かせることです。
よく、「もっと相手の気持ちを考えなさい」「まわりをもっと見なさい」と指導されるかと思います。しかし、その曖昧なモノや存在が分かりにくいのが彼らの発達特性です。これを、活動を通して自然と身につけようというのがBall-Dayのコミュニケーショントレーニングなのです。
月替わりでプログラムを提供していますので、ほかのプログラムについては、ぜひリンクのブログをご覧ください。
●順序立てた話をめざすアウトサイダーゲーム
●ジブンのことを語れるようになる黄金体験BDバージョン
●言葉の応酬を楽しむなりきりディベート
これらの活動を通して、子どもたちは劇的に変わっています。Ball-Dayで過去に不登校・登校渋りで相談を受けた86%が、今、ジブンのカタチで登校しています。ジブンの感じているしんどさや愚痴を吐き出し、年齢相応にしゃべり、はしゃぎ、楽しむことで心のエネルギーを満たし、コミュニケーションスキルや友達との上手な付き合い方といったソーシャルスキルを高める。この両輪と、あと保護者・学校の適切な理解・対応で、学校に戻ることができたのだと思います。
そして、これらの力は、作られた状況であるコミュニケーショントレーニングのなかだけではなく、Ball-Dayの他の活動にも生かされていくのです。1つはスポーツやレクの時間の関わり方であり、1つは外出活動などのイベントであり、今回のようなプロジェクトも同様です。
しかし、これも最終ゴールではありません。Ball-Dayの様々な機会を通して得たスキルは、それぞれの学校生活や家庭生活に生かされてこそのもので、さらに、将来に向けて学びを深めていこうと思えることなのです。「般化」とは専門用語ではありますが、要はBall-Dayのコミュニケーショントレーニングのように作られた状況下で、適切な経験を積み重ね、それらを社会生活に生かしていく、応用していくことを言います。
Ball-Dayは、コミュニケーションが促される活動を主軸に支援してきました。これに対して、今回のプロジェクトのプログラミングは、一見すると一人ひとりが黙々とPCに向かうものです。Ball-Dayのこれまでの取り組みからすると真逆の「ヤバイ」活動なのです。なぜ「ヤバイ」活動をするのかは、次の章をご覧ください。ぜひ、私たちと一緒にワクワク・ドキドキの夏を迎えましょう!
ここまでご覧いただきありがとうございます。Ball-Day代表の私(高橋)が大切にしていることがあります。それはワクワク・ドキドキできる支援です。私が研修で学んだ児童発達支援管理責任者としての大切にすべき心構えなのです。
これは、今回のプロジェクトを予告するにあたって立てたキャッチコピーです。実は、Ball-Dayにとって、プログラミングはあり得ない、いわば「ヤバイ」活動なのです。そんなヤバイことを提案するのには、もちろん意味があります。夏に向けて、ぜひ一緒にワクワク・ドキドキしましょう!
「しゃべってナンボ」というのは、開業から2年7ヶ月の今だから言えることなのです。開業当初には、利用児童同士何をしゃべっていいのか分からず、沈黙が続く日々がありました。これが、少しずつ狙いを明確にして、細分化して、常によりよい支援を求め、集団を作ってきた結果です。
子どもたちが主体となって運営するイベントは、夏以外にもありますが、一番時間をさいて、話し合いや準備に取り組めるのが夏休みのイベントです。
2021年は、スタッフがファシリテーターとなり、アイディア出しから始めました。まつり当日だけではなく、準備期間も含めて楽しめるもので、来場いただく人も含めてみんなが楽しいものをつくろうと子どもたちに提案しました。
動画を撮影・編集してYouTubeにあげるというアイディアもありましたが、多くはお祭りの模擬店のアイディアとなり、提案者に実演してもらい、いくつかのアイディアをコラボという形で集約。たこやき・まとあて・かたぬき・くじびきの4ブースに決定しました。夏まつり当日は、家族(兄弟・祖父母)や担任の先生など、多くの方々に来場いただき大盛況となりました。翌日の反省会では、ブースごとにふりかえりもおこないました。
話し合いを苦手としつつも、大きなプロジェクトを成功におさめ、ふりかえりや次年度に向けた反省もしました。
普通だと、褒めるところですが、それをしないのがBall-Dayの真骨頂です。では、何をするのかといいますと、一人ひとりの子どもにこの数ヶ月をふりかえらせ、自身の変化や成長に気付かせ、実感させるのです。
この夏まつりを例にするなら、話し合いができないと言いつつも、仲間に楽しさを伝えるために実演して実施につなげたこと。実際に協力して準備を進めたこと。練習・本番で一生懸命に説明をしたこと。その結果、お客さんに楽しんでもらえたこと。いっぱいしゃべって、いっぱい意見を聞いた賜物と問いかけました。
ジブン自身が変化や成長を実感することは、またやってみようとか、他の場面でもと、次なるモチベーションにつながると考えています。
2022年もスタッフがファシリテーターとなり、アイディア出しから始めました。おばけの演出については思うようにアイディアが出ませんでしたが、テーマは早々に決まりました。それをもとに私(高橋)が脚本をする形で進めました。
8月第1週の月曜日から金曜日までの5日間実施しました。月・火曜日に子どもたち同士で実際にやり始めると、一気にイメージが膨らんだようで、個々に工夫をしたり、交代でゲスト役をやってみて、意見を出し合ったり、演技指導をしたりするなど、準備が活発になりました。コロナ禍や施設の狭さなどもあり、30分ずつに区切り、1組ずつ案内しました。9枠に対して、6組のゲスト(保護者・知人・兄弟)に来場いただき、大成功に終わりました。
理由は2つあります。
1つは新型コロナの行動制限がなくなり、地域交流を夏プロジェクトの柱にしたいからです。
もう1つは、今回、指導をお願いする株式会社明和さんとの出会いです。もともと、プログラミングはやってみたいネタとして、Ball-Dayスタッフのネタ帳にありました。
しかし、私たちに提供できることの限界も感じていました。
私たち放課後等デイサービスにとって、地域との交流は大切にしなければならない要素です。閉鎖的なコミュニティでは育まれるスキルには限界が生じます。Ball-Dayのなかでできても、外に出るとできなくなってしまうのでは元も子もありません。一人ではできなくても、Ball-Dayの仲間とだからこそできることもあるのです。
私たちが求める地域交流は、作られた場ではなく、あくまで自然の交流です。今回はジブンたちが頑張って作り上げるプログラミング(プロジェクションマッピング)をきっかけに、自然な交流が生まれればと願っています。
毎日事務所にいると、たくさんの営業の電話や訪問を受けます。明和さんもその一つでした。しかし、プログラミング教育の意義を再確認させてもらい、プロジェクションマッピングを含む提案をしたところ、意気投合した次第です。
過去のプロジェクトからも、アイディアという点ではBall-Dayの子どもたちはどこにも負けないという自負が私にはあります。広くアイディアを出す水平思考も、深く掘り下げる垂直思考も得意なんだと思います。
しかし、「ナナメの思考」とでもいいましょうか、出たアイディアを集約したり、ましてや世界観を統一することは苦手な部類だと思います。
これらには、お願いをして仕切る必要がありますし、誰かは妥協をする必要が出てきます。今のBall-Dayでは、ワンランク上の課題と言えます。これに切り込みを入れ、一皮むきたい!挑戦したいのです!
プログラミングスキルは、やったことがないので未知数です。しかし、タイピングや検索といったPCスキルは持っていることと、ゲームが好きということもあり、おそらくすぐに習得すると考えています。
なかには、学校の授業を通して、スクラッチを使いこなせるお子さんもいますし、C言語を理解してアプリを自作できるお子さんもいます。
Ball-Dayは、絵を描くことが好きというお子さんもたくさんいます。デジタルで絵を描いたり、動画を編集したりして、SNSに投稿もしているようです。
これらのスキルを集約し、話し合って、一つの作品を作り上げる。これが、今回の挑戦であり、現状の子どもたちの課題を克服できる最高のネタだと確信しています。
詳細は調整中ですが、夏休み最後の週末の夜、垂水区内の公共の場の壁をお借りして、大々的に発表ができたらと考えています。
ここから先は、子どもたちの話し合いによるところであり、私が既定路線を作るべきではないので、子どもたちに提示するイメージをまとめます。
Ball-Dayでは、ディズニーの「ツイステットワンダーランド」というゲームがプチブームです。これは一人のお子さんが2年以上プレイしていたものに、みんなが興味を持ち、広がったためです。ゲームをしない私(高橋)も、話のタネにと始めました。
このゲームの第6章の66が私のイメージです。目的を達成するストーリーがあり、そのなかでストーリーとは関係のない昭和を思わせるゲームのクリアが求められます。これと同様に、本筋となるストーリーを考え、3~4のグループに分かれてゲームを作り、当日の来場者にプレイしてもらい、一緒にストーリーの完結を目指そうと思います。
プロジェクションマッピングについては、建物の形に合わせたものではなく、あくまで屋外で壁をスクリーン代わりにするとイメージください。
プログラミング講師派遣費用 110,000円
機器レンタル費用 15,000円
チラシ等の印刷費用 10,000円
手数料 15,000円
<今後のスケジュール>
5月
プロジェクションマッピング会場調整
5月16日(火) プロジェクト概要を保護者・利用者に発表
6月
6月8日(木) プロジェクト詳細を利用者に説明・ブレスト開始
6月下旬 テーマ決定
6月30日(金) プログラミングにふれる(講師来所)
7月
7月4日(火) プロジェクト開始
7月中旬 ストーリー決定
7月22日(土) 夜のBall-Day(※)
7月24日(月) 講師来所
8月
8月19日(土) 講師来所
8月25日(金) プロジェクションマッピング本番
8月26日(土) 反省会
9月
~9月中旬 活動報告およびリターン送付
※夜のBall-Dayは本プロジェクトと直接関係するものではありませんが、この日の流れの確認、および試作の発表の場とする予定です。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
500円
・活動報告(メールにて)
1,000円
・活動報告(メールにて)
・当日配布のプログラムに芳名掲載
・上映前映像に芳名掲載
3,000円
・活動報告(郵送にて)
・支援グッズ1種(郵送にて)
記念品として配布している点検チェッカーをお送りいたします。
発達障害等のお子さんに有効なだけでなく、一般の方もご利用いただけます。
・予告チラシとポスターに芳名掲載
・当日配布のプログラムに芳名掲載
・上映前映像に芳名掲載
5,000円
・活動報告(郵送にて)
・支援グッズ2種(郵送にて)
記念品として配布している点検チェッカーとグリーンノートをお送りいたします。
ともに、発達障害等のお子さんに有効なだけでなく、一般の方もご利用いただけます。
・予告チラシとポスターに芳名掲載
・当日配布のプログラムに芳名掲載
・上映前映像に芳名掲載
このほか、進捗状況を知らせるブログにもご希望いただいた方の芳名を記載します。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
また、あつい夏が近づいてきています。この夏をBall-Dayの子どもたちとともに、目標を持ち、意見交換を活発にし、熱く・熱く・どこまでも熱く楽しみたいです。
これでけの深く大きいプロジェクトは、学校ではなかなかできない経験です。学校は学校にしかできない経験を、Ball-DayではBall-Dayらしく話し合いと力を合わせた作品づくりに励み、有意義な日々にしたいものです。
最後になりましたが、このプロジェクトを通して子どもたちにつけさせたいスキルをまとめます。
ちなみに、これらは子どもたちだけに求めることではありません。私たち大人も目指します。大人になっても、新しいことに挑戦し、毎日をワクワク・ドキドキして過ごせるって素敵なことです。このお仕事をさせてもらう醍醐味です。
私も挑戦したいことがあります。子どもたちの作品への期待を高めるため、上映前の映像を作ります。そこに、今回お力をいただきます方のお名前を入れます。
もちろん、プロジェクションマッピング当日のご来場も心よりお待ちしています。
<運営会社>
合同会社グランドマッピング(令和2年7月設立)
〒655-0872
神戸市垂水区塩屋町1丁目3番11号
代表社員 髙橋正吾
<放課後等デイサービスBall-Day>
〒655-0872
神戸市垂水区塩屋町1丁目3番11号ERcity's塩屋みなと5階
管理者 髙橋正吾
営業時間
平日(月曜日~金曜日) 13時~21時
土曜日・祝日 12時~20時
対象地域
神戸市垂水区・須磨区
※送迎エリアではなく、受入れ可能エリアです。
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