【はじめに・ご挨拶】

このページをご覧いただき、ありがとうございます。
愛知県名古屋市を中心に活動している「注文をまちがえるCaféRest IN 有松実行委員会」代表星谷(ほしや)と申します。

「あと2年後の2025年には65歳以上の5人に1人が認知症になる」と言われています。
高齢化社会が加速する日本において、一方的に介護を受けるだけでは受け皿が枯渇していくことが予測されます。

共生社会を作っていく必要はいずれ出てくると考えています。


【認知症高齢者から作る、誰もが働くことができる未来】

「注文をまちがえるCaféRest」のコンセプトは「まちがえちゃったけど、まあ、いいか」です。

たとえ間違いが起きたとしても、その間違いを受け入れて、むしろ一緒に楽しんじゃおうというもの。
みんなが間違いを笑顔で受けとめ合える空間があってもいいのではないか。
これは、認知症の状態にある人であろうとなかろうと、誰にとっても「いいなぁ」と思える世界になるのではないかと考えます。

まずはそのためのイベント型体験レストランを開催したいと思います。

このクラウドファンディングを通して、認知症と診断されても元気に働く高齢者が日本に増えていくことを目指します!


少し自己紹介をさせてください。

私は現在、名古屋市にある施設で介護職をしています。19歳から25年以上福祉の中で働いてきました。認知症と診断された方とも、100名以上お会いしてきたことになります。

随分前になりますが、施設のおばあちゃんに「ここは良い所だけど、暇なのよね」と言われたことがあります。
その時に気付きました。誰もが「介護されるだけ」の生活なんて望んでいないことに…。

介護され「ありがとう」と「ごめんね」を繰り返すだけの利用者さんの毎日に強烈な違和感を覚え、施設での仕事と同時に、どうしたら認知症になっても体が不自由になっても「普通に」生活できるのかを考え、動いてきました。

【解決したい社会課題】

介護の現場にいる中で、認知症は世間が感じているほど、全てがそんなに特別なものなのか?という疑問を持ちました。

たしかに認知症状が出ることで籠りがちになり、ますます混乱してしまった経験を持つ方は多くみえます。施設に来られる時にはご家族も疲弊され、ご本人との関係性まで上手くいかなくなってしまっている場合もあります。

忘れてしまうのは、病気です。でも、全てを忘れてしまっているわけではありません。
環境が整うだけで、混乱することがなくなる方もたくさん見てきました。

毎日の生活の中で縫い物をしたり、持ち前のユニークさで人を笑わせてくれたり。
私の個人的な悩み相談を引き受けてくださったりも。まさに人生の大先輩です。

施設で介護されてるだけなんて、もったいない! どんどんその思いが強くなりました。


【イベント概要】

今回のイベントの会場は、名古屋市天白区『季節を感じる洋食屋 Verger(ベルジェ)』さんです。
店内は木の風合いと可愛いインテリアが居心地の良い、落ち着いた空間を作り出しています。

オーナーシェフの水谷聡(みずたにあきら)さんのご実家が農家を営んでいることもあり、産地直送の採れたて新鮮な野菜をふんだんに使ったお料理は、見た目も味も美味しいこと間違いなしです。

イタリアン&フレンチの技法を活かしたお料理はどれも優しい味わいです。


 
【注文をまちがえるCaféRest 開催詳細】

日時:10/9(月・祝)11:30~13:00 

会場:街の農家レストラン Verger(ベルジェ)

住所:〒468-0015愛知県名古屋市天白区原5-1406第2コーポ原田106

【アクセス方法】

地下鉄 舞鶴線 原駅下車


−原駅より徒歩の場合:約15分

−原駅よりバスの場合:

  地下鉄原乗車(原11、原12、幹原1、平針12) 平針南住宅バス停下車、徒歩1分。

−原駅よりタクシーの場合:約5分

「ザ・ダイソー」さん北側です

【駐車場について】

店舗横には5台、店舗前には3台の駐車スペースがありますが、台数に限りがあるため、乗り合わせや近隣のコインパーキングをご利用ください。近くには天白公園の駐車場もあります。

 

【プロジェクトを立ち上げた背景・活動実績】

2017年に東京で「注文をまちがえる料理店」というイベントが開催されました。認知症と診断された方が店員になり、ホールスタッフを務める料理店です。
その活動に賛同し、2020年にこの会を立ち上げました。その直後にコロナ襲来。高齢者の方が接客するというリスクを考え、イベントは延期に。
ですが、外出もままならなくなってしまった90歳を過ぎたおばあちゃんが寂しそうに私にこう言ったんです。

「私、もう2度と娘に会えないかもしれないね」

接客というリスクを省いた形式で何か出来ないかと考え、私たちは、子供さんやお孫さんとゆっくり過ごせる「多世代写真撮影会」を開催しました。



古民家レストランを貸し切り、お化粧をしての記念撮影です。

久しぶりのお化粧に緊張のご様子のおばあちゃんと、見違えたなぁと奥様の肩にそっと手をまわされるおじいちゃんに、長年の愛情を感じました。





お孫さんが大きなカメラを持っておじいちゃんを撮る姿には、皆が自然と笑顔になりました。





微笑ましくほっこりとした空間に、改めて人と人が繋がる大切さを感じました。 

その様子は地元の中日新聞にも取り上げていただいています。


2021年には「注文をまちがえる料理店」の和田行男さん×認知症の方が働く「ちばる食堂」店主の市川貴章さんの講演会を開催しました。
90名以上の方が参加され、認知症の方が当たり前に働く社会の重要性について熱く語り合いました。


2023年5月には、軽トラ市でのキンパの出店ができました。

接客は認知症と診断された施設ご利用のAさんとSさんにお願いしました。明るく素敵な笑顔のおふたりの接客は大好評。また絶対に会いに来たい!と言ってくださる方も多くいらっしゃいました。

その日もらったお給料で、Aさんは早速服を購入されました。

その時、Aさんはこんな風に話してくれました。
「自分で稼いだお金で好きな洋服を選んで買えるのは嬉しいね。(認知症と診断されたって)かっこ良く生きたいじゃない!」
元保険外交員のSさんも
「また働いて孫にお小遣いもあげたい」と嬉しそうに話されています。

イベントを通して感じたのは、働きたいとか、人に喜んでもらいたいという気持ちは、認知症があろうとなかろうと同じだということです。
働きたい方には一生懸命に働ける・輝ける場所を作りたい。
それが私たちの願いです。

【資金の使い道】

ご支援頂いた資金の使い道としては
・レストラン開催のための準備費用(レストラン貸切り料、看板等の装飾や当日のメニュー表等)
・店員のお給料、制服
・その他広告等イベント関連にかかる費用になります。

今回はAll or Nothing方式で行います。資金が集まらなかった場合は、イベントの開催及びリターンは実行されません。目標金額以上が集まった場合は、イベント活動の充足資金に充てさせていただきます。

【最後に】
2025年には5人にひとりが認知症になると言われる時代、
もしかしたら、明日、認知症と診断されているかもしれません。
あなたやあなたの大切な人が認知症になっても、障がいがあろうとなかろうと、活き活きと住み続ける街づくりをしていきたいと考えています!
どうぞ宜しくお願い致します!
【実施スケジュール】

7月15日~8月15日 クラウドファンディング
10月9日 イベント開催
11月下旬 リターン発送開始
(各返礼品によって時期が異なります。
詳細はリターンページをご確認ください。)


【募集方式について】

本プロジェクトはAll-or-Nothing方式で実施します。目標金額に満たない場合、計画の実行及びリターンのお届けはございません。

■ 特定商取引法に関する記載
事業者名、事業者の住所、事業者の電話番号:
「請求があり次第提供致しますので、必要な方はメッセージ機能にてご連絡ください。」
●リターン品の送料:送料込み
●対価以外に必要な費用:プロジェクトページ、リターンに記載のとおり。
●ソフトウェアに係る取引である場合のソフトウェアの動作環境:該当なし
●その他記載事項:プロジェクトページ、リターン記載欄をご確認ください。

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