【みんなで乗り越えた】部門ノミネートプロジェクトの紹介 | CAMPIFREクラウドファンディングアワード2023

CAMPIFREクラウドファンディングアワード2023では「すべてのチャレンジは、等しく尊い」という想いのもと、100プロジェクトを10の部門に分けて表彰。10の部門の一つである「みんなで乗り越えた」部門のノミネートプロジェクトを紹介します。それぞれのクラウドファンディングに集まった応援コメントや、プロジェクト実施中・実施後の取り組みについてもお届けします。

🏆 みんなで乗り越えた

CAMPIFREクラウドファンディングアワード2023では「すべてのチャレンジは、等しく尊い」という想いのもと、100プロジェクトを10の部門に分けてノミネートプロジェクトを選出しました。

「みんなで乗り越えた」部門では、想いが広く届いてお金と人が集まり、話題となったプロジェクトを讃えます。どのようなプロジェクトが共感を集め、話題となったのか、ぜひご覧ください。

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1)災害で壊滅的な被害を受けた歴史的な窖窯修繕の支援を!美濃焼と窯焚き体験!

プロジェクト名:
災害で壊滅的な被害を受けた歴史的な窖窯修繕の支援を!美濃焼と窯焚き体験!

プロジェクトURL:
https://camp-fire.jp/projects/view/685965

募集期間:2023年08月10日~2023年10月10日
支援総額:1,013,750円
支援者数:74人
カテゴリ:ソーシャルグッド
プロジェクトオーナー:gorengama

100プロジェクト選出理由

地域おこし協力隊も関わり、チームで取り組んだ窯修繕プロジェクト。先代から受け継いだ伝統と技術を継承するべく、美濃焼の魅力をしっかりと伝えながら応援を集めました。

修繕工事で伝統と技術を継承

クラウドファンディングプロジェクトが無事に終了し、すぐに修繕工事が開始。その一部始終を活動報告で共有されていました。(写真は初日の様子)
無事に修繕工事は終了いたしました。正直ホッとしております。また来年の4月に窯が焚けます。これも全てご支援いただいた皆様と修繕に係わって下さった方々のお陰です。

2)毒親に苦しむ人たちが、自由に生きるための法律や制度の情報を本にして届けたい!

プロジェクト名:
毒親に苦しむ人たちが、自由に生きるための法律や制度の情報を本にして届けたい!

プロジェクトURL:
https://camp-fire.jp/projects/view/669774

募集期間:2023年05月14日~2023年07月11日
支援総額:1,944,850円
支援者数:359人
カテゴリ:ソーシャルグッド
プロジェクトオーナー:Books_Kuryudo

100プロジェクト選出理由

社会課題解決のため「お守りになる」本を出版するプロジェクト。「自分のために読みます」「子どもたちの一助になりたい」そんな支援者の声が集まり達成率162%、対象の方々の大きな支えになったと思います。

自分のために、誰かのために、

プロジェクトの支援者から、当事者としての苦悩、誰にも同じ思いをしてほしくない、そんな溢れる想いがたくさん寄せられました。
「わたしと同じ思いは誰にもして欲しくない」と願いながら生きてきた中で、わたし自身も当事者のひとりとして苦悩の連続でした。闘いはまだ終わっていません。願いは強くなる一方で何もできないもどかしさがありました。「わたしと同じ思いは誰にも"させたくない"」と祈るような毎日です。まさにわたしの『御守り』となる一冊です。紅龍堂書店さまとの出会いに大変感謝しております。本当にありがとうございます。感謝とお礼の気持ちに変えて、追加支援させて頂きます。
毒親という言葉の存在を知ってから10年、社会で十分な対応がなされているとはいまだ感じられません。わたしは社会人になって数年経ち、今年に入ってやっと身内と絶縁しましたが、心身の不調と闘いながら生きていくので精一杯です。でも未来の世代に負を連鎖させたくないし、できる限り力になりたいと思っています。傍観者でない、本当に味方になってくれる大人がひとりでも多く増えることを祈っています。

3)【九州北部豪雨】床上浸水で営業の危機...「旅する喫茶うきは」を再生させたい!

プロジェクト名:
【九州北部豪雨】床上浸水で営業の危機...「旅する喫茶うきは」を再生させたい!

プロジェクトURL:
https://camp-fire.jp/projects/view/689452

募集期間:2023年10月03日~2023年10月31日
支援総額:3,516,300円
支援者数:384人
カテゴリ:ソーシャルグッド
プロジェクトオーナー:tabisurukissa

100プロジェクト選出理由

クラファンで応援を集めた「泊まれる喫茶店」が開業目前に水害被害に遭い、再挑戦。楽しみにしていたファンや地元の方々からの支援が集まり、継続的なクラファン活用モデルの成功事例となりました。

思い描いた素敵な場所を実現してほしい

ファンの方々から心配と応援、そして感謝の気持ちが溢れるコメントが集まりました。旅する喫茶チームの思い描く場所をどうか実現してほしい!みんなの想いによって2024年ついに営業開始です。
SNSでいつも活動の様子や素敵な写真を拝見しており、ささやかですが復旧の一助になればと思い支援致します。むしろこんなにリターンを頂いてしまっても構わないのでしょうか……?と思う支援額の設定で、ユーザー思いの皆様の理念が垣間見える気がしました。どうぞお身体にお気をつけて、営業開始を楽しみにしています。
以前からSNSで素敵な写真を拝見しておりました。私の地元でもある福岡でお店を開かれるとの事で、オープンを楽しみにしていた最中の豪雨…被害状況の写真からも悲惨な状況が伝わりました。今回の被災を乗り越えてお店をオープンさせたいという想いを応援したいと思い、ご支援させて頂きました。

4)施行業者による火の不始末で工場が全焼、風前の灯の“革漉き加工場”を再建させたい!

プロジェクト名:
施行業者による火の不始末で工場が全焼、風前の灯の“革漉き加工場”を再建させたい!

プロジェクトURL:
https://camp-fire.jp/projects/view/557061

募集期間:2023年03月01日~2023年04月20日
支援総額:5,188,192円
支援者数:683人
カテゴリ:まちづくり・地域活性化
プロジェクトオーナー:itohnoborus

100プロジェクト選出理由

革製品ブランドやレザークラフト作家など、革産業を支える工場の再建を願う声が多方面から集まり、休職を余儀なくされた職人さんたちの笑顔にも繋がりました。再稼働に向けて工事や機械の修理が進んでいます。

高い技術力、工場再建への想い

今回の火災で再認識してもらうきっかけになった押上革漉の技術力。革漉とは?どのようなところに技術の差が出るのか、活動報告に記されています。
これは革素材をカット売りしているお客様とのやり取りですが、押上革漉がなくなってから0.6mm漉きが安定しなくなり、工場が再建するまでに0.6mmの販売を控えることも考えているという話を聞きました。ここ最近は革製品も軽量化が進み厚みを薄くすることの要望が多くなりました、その中で今回の火災で押上革漉の技術が再度認識してもらうきっかけになったと思っております。そういった要望を聞くと改めて再建に向け頑張っていきたいと思う原動力になります。

5)【輸出禁止】ピンチをチャンスへ!新しい漁業への取り組み!

プロジェクト名:
【輸出禁止】ピンチをチャンスへ!新しい漁業への取り組み!

プロジェクトURL:
https://camp-fire.jp/projects/view/704141

募集期間:2023年09月23日~2023年10月31日
支援総額:8,230,115円
支援者数:770人
カテゴリ:チャレンジ
プロジェクトオーナー:mst222

100プロジェクト選出理由

今年を代表するトピックである水産業輸出禁止。漁業衰退・後継者不足のピンチをチャンスに変えるオーナーの想いと行動力に、YouTubeの視聴者、同業者、地域の人から支援が集まりました。

まさとさんなら絶対できます!

YouTubeの視聴者からは、いつも応援しています、まさとさんなら絶対にできます!とまっすぐな信頼と、応援のコメントが多数集まりました。
漁師まさとさん、かかわる人々、海、すべてが穏やかで心癒され、ファンになりました。牡蠣の養殖に掛けた思い、ささやかながら応援しております。
いつも動画を楽しく拝見させてもらっています。漁師さんの現状、環境はとてつもなく厳しいものだと動画を通じてまさとさんに教えていただきました。少しでも力になれればと思い協力させてもらいました!まさとさんなら絶対できます!

6)滋賀『江北図書館』120年続く私設図書館を未来に繋ぐ修繕プロジェクト

プロジェクト名:
滋賀『江北図書館』120年続く私設図書館を未来に繋ぐ修繕プロジェクト

プロジェクトURL:
https://camp-fire.jp/projects/view/634254

募集期間:2022年12月23日~2023年03月10日
支援総額:9,517,500円
支援者数:539人
カテゴリ:ソーシャルグッド
プロジェクトオーナー:kohokutoshokan

100プロジェクト選出理由

寄付を募り修繕を繰り返してきた歴史ある図書館。クラファン実施で多くのメディアに取り上げられ、世代や地域を超えた新たな支援に繋がりました。活動報告も有効活用しながら、愛される図書館づくりの活動を広げています。

江北図書館の魅力をもっと知る

江北図書館の「ふつうの図書館」とちょっと違うところ、図書館の木之本町の魅力など、図書館にまつわるコンテンツをさまざまな角度から紹介することで、貴重な図書館を残したい気持ちがより広がります。
なぜ、江北図書館には、こんなに昭和時代の本が多いのでしょう。それは、経営難が長く続き、図書館でありながら新刊を購入できず、書架の新陳代謝が行われなかったから、というのが大きな理由です。図書館としては非常に残念な結果ですが、近年、「子どもの頃に読んだ本にもう一度会いたい」という声の高まりとともに、昭和時代の本を求めて来館される方が増えてきました。図らずも、昭和時代の本たちが、あの頃の自分で出会う“時をかける書架”として、脚光を浴びるようになったのです。

7)核兵器をなくすための「日本キャンペーン」を始めます。応援してください!

プロジェクト名:
核兵器をなくすための「日本キャンペーン」を始めます。応援してください!

プロジェクトURL:
https://camp-fire.jp/projects/view/685805

募集期間:2023年07月24日~2023年09月21日
支援総額:10,385,000円
支援者数:789人
カテゴリ:ソーシャルグッド
プロジェクトオーナー:核兵器廃絶日本NGO連絡会

100プロジェクト選出理由

若い世代から被爆者世代まで、ネットワークを活用しながら1000万円にチャレンジ。支援金額と支援者数が核廃絶に向けて大きな後押しとなることを願うプロジェクトです。

賛同者の声、イベント開催で啓蒙

プロジェクト実施中に被爆者の方や、若い世代を巻き込んだクロストークを行うイベントを開催したり、活動の賛同者を積極的に紹介するなど、積極的に啓蒙活動に取り組まれていました。
日本キャンペーン立ち上げに関わっている被爆者や若い世代のクロストーク、ゲストからの核兵器廃絶へのメッセージを受けて、日本政府に締約国会議の参加を求めるために何ができるか考えます。

8)台風15号浸水被害から4ヶ月、清水区での営業を再建させ感動するうどんを伝えたい

プロジェクト名:
台風15号浸水被害から4ヶ月、清水区での営業を再建させ感動するうどんを伝えたい

プロジェクトURL:
https://camp-fire.jp/projects/view/649241

募集期間:2023年01月18日~2023年02月28日
支援総額:12,214,521円
支援者数:679人
カテゴリ:フード・飲食店
プロジェクトオーナー:GENKI_UDON

100プロジェクト選出理由

公開前からの呼びかけにより「また食べたい」と多くの応援が集まりました。再建を主軸に、商品の魅力をきちんと伝えたことでデパート出展にも繋がるなど、支援者様を大切に思う気持ちが結果に繋がったプロジェクトです。

前を向く姿に心打たれる

美味しいうどんをまた食べに行きたい!とファンの方々からの応援コメントが寄せられました。
被災されながらも、再帰に向けたご尽力に心を打たれます。もともとげんきさんのうどんのファンです。うちの近くに移転されるということで、今後も全力で応援させていただきます。
台風の影響でそんな大変なことになっているとは思いませんでした。つい先日空き店舗になっているのを見かけて、ビックリして検索してここに辿り着きました。また、美味しいうどんを食べにいかせてください。

9)漫画『紫電改343』若きパイロットたちの熱き闘いのエンディングを届けたい!!

プロジェクト名:
漫画『紫電改343』若きパイロットたちの熱き闘いのエンディングを届けたい!!

プロジェクトURL:
https://camp-fire.jp/projects/view/638852

募集期間:2023年01月14日~2023年03月14日
支援総額:21,133,430円
支援者数:694人
カテゴリ:アニメ・漫画
プロジェクトオーナー:紫電改343プロジェクト

100プロジェクト選出理由

連載中の雑誌が突如休刊し、未完を余儀なくされるも、「最後まで描き切り完結させることが使命だ!」という漫画家の熱い想いにファンが応え資金が集まり、完結が決定。クラファンだからこそ救えたプロジェクトと感じます。

目標達成と今後の活動の報告のため、自ら足を運ぶ

漫画家を目指す学生さん、メディア出演など、クラウドファンディングの可能性や、今後の活動・執筆についてプロジェクトオーナー自ら足を運び、想いを語られていました。丁寧で真摯な宣伝活動により、ますます応援したいという人が増えたのではないでしょうか。
3月2日に愛媛県愛南町にある紫電改展示館を訪問し、元館長であり4月から館長に復帰される永元さんとお会いしました。永元さんは漫画『紫電改343』1巻発売時に対談をさせていただき、今回の旅行で特にお会いしたかった方の一人です。

10)【小倉昭和館再建】~まちの小さな映画館、奇跡の復活を夢見て~

プロジェクト名:
【小倉昭和館再建】~まちの小さな映画館、奇跡の復活を夢見て~

プロジェクトURL:
https://camp-fire.jp/projects/view/647139

募集期間:2023年03月20日~2023年04月30日
支援総額:40,276,444円
支援者数:2,264人
カテゴリ:映像・映画
プロジェクトオーナー:小倉昭和館&昭和館 応援団長 リリー・フランキー

100プロジェクト選出理由

北九州市で創業83年と長く愛されている小倉昭和館が、旦過地区一帯を襲った火災で焼失。このシネコン時代に町の小さな映画館の再建は無理だろうと諦めていたところ、2万近くの署名やお手紙、リリー・フランキーさんはじめ著名人の激励の声を受け、館主・樋口さんの再建に向けた壮大な挑戦が始まりました。この奇跡のような復活劇は、北九州のみならず全国の映画・映画館を愛する沢山の方によって支えられ、エンタメ業界的にも、地域経済の観点からも、みんなで乗り越えた重要な事例となりました。

小倉っ子、映画っ子の大切な場所

地元小倉で生まれ育った方々はもちろんのこと、映画ファンも火災というニュースに心を痛め、大切な場所を復活させたいという大きな力になりました。
こんなにも早く復活してくれて嬉しいです。小倉の街に昭和舘がないなんて、もう自分が知っている小倉の街じゃなくなるみたいで。昭和館は小倉の、北九州の財産です。1人の映画好きとして、昭和館のような映画館にはずっと残っていてほしいです。ブームに流されず、いい映画を上映し続けていただきたいです。これからもよろしくお願いします。
小倉昭和館は、おいら達「小倉っ子」にとって何物にも替えられない地元の映画館です!!
映画館が大好きで全国の映画館を練り歩いている私。昭和館さんには一度伺ったことがあり、その日のことを今でも鮮明に覚えています。味のある素敵な、色々な人が集まる場所。だからこそ火災のニュースを見た時、とてもショックで涙が出ました。そんな大変な状況の中こうして再建を決意してくださって本当にありがとうございます。微力ではありますが、心からエールを送ります。

おわりに

2023年に実施された約10,000件のクラウドファンディングプロジェクトの中から、代表する100プロジェクトとして、「みんなで乗り越えた」部門にノミネートされたプロジェクトをご紹介しました。想いが広がり、共感・仲間・お金を集めたプロジェクトをぜひ参考にご覧ください。

特設サイトはこちら


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