エンタメ領域特化型クラファン
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【3月14日クラファン最終日に向けて】

1月14日からスタートしたこの漫画『紫電改343』のクラウドファンディングは、3月14日に最終日を迎えます。最終日は、私は支援してくださった有志の方々と集いながら、みなさまへの支援のお願いに時間を使いたいと考えています。

さて最終日を前に今回のクラファン実施までの経緯をあらためて説明したいと思います。

昨年10月に最も信頼していた担当編集者が退職するというお話を受けました。10年以上一緒に作品づくりをしてきただけに不安がよぎりました。そしてその不安は11月に伝えられたイブニング雑誌休刊という形で決定的なものになりました。

イブニング側からは2月の休刊号で最終回にしてほしいと伝えられました。webに移籍できなかった理由のひとつには、引き継げる担当編集者さんがいない、という事もあったと思っています。戦記漫画はそれ相応の知識をもった人でないと担当できない難しい分野なのです。

そして私にはまだ描きたいエピソードがたくさんあり、とてもすぐに漫画を完結させられません。

イブニングの休刊は自分ではどうすることもできませんが、『この漫画を完結まで描き上げること』、そして『講談社を退職した担当編集者さんと一緒に作品を作ること』資金があればできるのではないかと考えました。

『紫電改343』という作品を途中で止めるという考えはありませんでした。銀行や公庫に融資の相談をし、来るべき日の為の地力を確保、そしてクラファンという挑戦を選択しました。

クラファンが成功すれば、退職した担当編集者さんへ私から給与を支払って、完結まで作品づくりに参加してもらうこともできるし、アシスタントさんへの1年分以上の給与支払いも可能になります。

当初の計画は今回のファイナルゴールで発表した【2000万円の支援金の達成】と
胸の内にある全ての構想を【何年かかっても描ききる!】でした。

そこから採算性や過去の他のクラファン達成例を参考にし、現実的な数字と自分の中の作品に対する妥協点を絞った事により『1200万円=1年分の制作資金の支援』という目標を設定いたしました。

支援目標額が1000万円を超えてしまうのは高額すぎるのではないか…といったご意見も当然いただきました。

しかしながら背景をびっしりと描き、現地への取材を重ねて描き上げるタイプの漫画制作には、本当にお金がかかるのです。


クラファンが始動してからは、毎日が新しいことへの挑戦の連続でした。

私はこれまでTwitterなどのSNSでの拡散に取り組んできていなかったので、手探りでの告知活動となりました。
SNSの反応をなかなか実感として感じる事ができず、最初はマイナスの思考しか浮かびませんでした。

自分流で言えば人と直接会ってお話をして、反応を肌で感じていかないと確信にならないのです。

しかもクラファンを開始した1月はイブニングでの連載も継続中でしたし、別件での仕事依頼の打ち合わせも平行させねばならず、宣伝活動のための時間はなかなか取れませんでした。

告知活動に専念できるようになったのは2月半ばくらいからでした。

活動に専念するようになってからは、ラジオやYouTubeの番組に出演させていただいたり、新聞やネットニュース、堀江さんの記事にも取り上げていただけるようになり、支援の輪がどんどんと広がっていったように感じました。


新聞やラジオもただ待っていて取材を受けたのではありません。私の妹が手書きで一通ずつお手紙を書いて、紫電改にゆかりのある地域のマスコミあてに手紙を送ったのです。また私の妻もクラファンページのサイトデザインや画像作り、宣伝用のTwitter運用などしてくれています。メディアに記事として取り上げていただくために、お金を支払ってメディアプレス向けの記事を自分たちで作成して登録するといった作業もやりました。アシスタントさんや大学生の息子も手伝ってくれました。

まさに家族総出、須本壮一事務所のスタッフ総出で一丸となってクラファン活動を頑張ってまいりました


今回の活動では、奇跡の連続がありました。

人が人を呼び、まるで水面に落ちた波紋が次から次へと広がり、支援の力が積み上げられていくさまに驚きと感動がありました。本当に感謝の毎日でした。


自分の事ではないのに

自分の事のように、いや

自分の事以上に考え動いてくれる仲間たち…

こんなに沢山の素敵な仲間の世界で自分は生きていたんだという実感で今はいっぱいです。

残りあと数時間。

支援してくれる全ての皆さまの期待に応えるべく頭の中は使命と責任に燃えています!

必ず結果でお返しします!
今までのたくさんの取材を漫画に活かして、しっかりと描写して皆さまにお届けしていきます。

ファイナルゴール2000万円達成へむけてよろしくお願いいたします。
SNSなどでの宣伝にご協力をお願いします!

須本壮一


【2023年3月12日 みなさまへお伝えしたいこと】

クラファン終了まであと2日間+数時間となりました。
支援金の受付は3月14日23時59分までとなります。

ファイナルゴール1600万円以降は、達成した金額ごとに漫画のページ数を増やします

現在1700万円突破で420ページから60ページ増の480ページの執筆が決定しました!
もともと『紫電改343』は全15巻を目標に描いていました。現在9巻分まで執筆が終わっていて、物語を綺麗に完結させるための最低限の2巻分はクラファンのおかげで執筆できることになりました。ただ、できれば本来描きたかったエピソードを全部いれて描き切りたいです。
2000万円突破したら【無制限】で完結までページ数を気にせず描きたいと思っています。
最低でもクラファン達成時の420ページ+150ページ以上を執筆するつもりです。
ファイナルゴール2000万円へむけて、どうかSNS等での呼びかけなどご協力をお願いいたします。


今週、紫電改343コミック9巻のカラー表紙を担当さんにお渡し致しました。
そしてクラファンへ応援メッセージをいただいた島田荘司先生の4月発売の新刊『ローズマリーのあまき香り』宣伝用漫画16ページが完成し、漫画データを納品致しました。

これで現在、講談社からご依頼いただいた案件は仕事納めとなりました。

講談社イブニングに初めて掲載していただいたのは『夢幻の軍艦大和』で2006年2号から2011年11号まで5年間の連載で全14巻描かせていただきました。

その後は小説のコミカライズ作品として『海賊とよばれた男』全10巻と『罪の声』全3巻、そして現在まで描かせていただいた『紫電改343』(9巻4月発売)と合計4作品、36冊の単行本を講談社イブニングで発行していただきました

自分ではイブニングの「レギュラー作家」として雑誌に参加させていただいていたと思っております。残念ながらイブニングは休刊となってしまいましたが、長きにわたりお仕事を共にさせていただいたこと、誠に感謝しております


新潮社コミックバンチでの連載作品『全裸監督』が3月発売号で終了いたしました。
コミックバンチでは次回の新連載が決まっています。詳細はしばらくお待ちください。


今週、クラファンの1600万達成の時に海軍に最も縁のある場所のひとつである原宿東郷神社へ参拝してきました。

源田実大佐は戦後、毎年初詣に訪れていたそうです。そして今作品で今後描く予定でいる重要なエピソードが行われた場所でもあります。

それを描くためにもファイナルゴールを達成させたいと誓いを新たにしてクラファン活動を残り2日半、頑張ってまいります。

最後の14日は特にSNS等での呼びかけのご協力をお願いできればと思っています
どうぞよろしくお願いします。

須本壮一

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👉【ご連絡】
1500万円のネクストゴール達成記念として【支援者全員】にオリジナルステッカーを郵送いたします!

現在『3000円感謝プラン』『10000円データプラン』の方は住所と氏名をご登録いただいておりません。
上記2プランの方へはクラファン終了後にGoogleフォームをメールいたします。 
ステッカーの送付を希望される方はGoogleフォームにて住所と氏名をお知らせください。
(氏名や住所を匿名のままにされたい方は記載されなくて構いません。)

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【2023年3月8日】みなさまへファイナルゴールの具体内容のお知らせ

クラファン支援金がネクストゴールの1500万円を突破いたしました!本当にありがとうございます。

このクラファンは3月14日まで支援を募集しています。
そこで残り期間がまだ6日間あることを鑑みて、ファイナルゴールの企画をたてました!

現在、講談社版の漫画『紫電改343』は9巻分まで執筆が完了し、残り2巻分をクラファン支援で完結まで描くことが決まっています。そこで、この先のご支援分は【増ページ】を考えています!

クラファンのページ内の説明に最初に書いていたとおり、もともとこの作品は全15巻構想でした。
ただこの巻数は商業作品として連載をしていく前提のため、現状では破綻してしまいました。
そこで完結まで納得できる巻数として残り2巻分の執筆をするためにクラファンを募集し、支援目標金額を達成したことで完結までの420ページの執筆が決まりました。

ただ本来構想していたエピソードのいくつかは削らなければいけない状況ではあります。
そこでまだファイナルゴールを設定し、達成したところまでを増ページしていきたいと思います!

👉【ファイナルゴール】【目標金額:1600万円】

30ページ追加現在の12か月分、合計約420ページの更新から30ページ増やして13か月目の更新もします!
作中の人物ドラマの掘り下げを追加します!

👉【ファイナルゴール】【目標金額:1700万円】

30ページ追加(14か月目更新)
作中の戦闘シーンを追加します!

👉【ファイナルゴール】【目標金額:1800万円】

30ページ追加(15か月目更新)
戦後の紫電改引き揚げエピソードを追加します!

👉【ファイナルゴール】【目標金額:1900万円】

30ページ追加(16か月目更新)
鶉野飛行場や福知山などの戦後アナザストーリーを追加します!

👉【ファイナルゴール】【目標金額:2000万円】

2000万円達成で【無制限】で今作品を描きます!

(現在の420Pから150P以上追加!)※なお増加ページ数は目安です。エピソードによって前後します。

描きたいエピソードが沢山あります!
みなさんへお届けできるよう、どうかご支援よろしくお願いします!!


【2023年2月27日】みなさまへお知らせ
漫画「紫電改343」制作続行のためのクラウドファンディング企画が1200万円のご支援を受け達成いたしました!

 雑誌の休刊に伴う連載中止の事態になっても読者の方のお力で
完結まで420ページ執筆できることになりました。 
本当に…心からありがとうございます!

ただ、本来の作画環境を考えると、必要な金額は1年間分で1500万円ほどとなります。
多少持ち出しがあっても今回の作品は続けたいと考えていたため、1200万円の目標設定にしていました。
そこで、改めて本来の目標額であった1500万円へ向けたネクストゴール設定新プランの追加をさせていただきます。


👉ネクストゴール【目標金額:1300万円】


▣プロジェクトの支援総額が1300万円を達成した場合、
すべての支援者の方のお名前をスペシャルサンクスとして書籍に印刷させていただきます。
お名前はニックネームでも本名でもお好きな名前でOKです。
達成後にGoogleフォームを送り、そちらに記入していただく予定です。
3月末日までにご連絡を頂けない場合はキャンプファイヤーに登録したID名を記載させて頂きます。


👉ネクストゴール【目標金額:1400万円】


▣プロジェクトの支援総額が1400万円を達成した場合、
書籍コース以上の郵送物の返礼品がある方へ
クラウドファンディング限定のオリジナル特製ステッカーをプレゼントいたします!
横15cm×縦10cmほどの大きさのステッカーです。

 現在制作中のものとなります。 

👉ネクストゴール【目標金額:1500万円】

▣プロジェクトの支援総額が1500万円を達成した場合は、
支援の金額は関係なく、【支援者さま全員】に
クラウドファンディング限定オリジナル特製ステッカーをプレゼントさせて頂きます!

※支援してくださった方、全員へのプレゼント企画となります。
返礼品に郵送物が含まれていない感謝プラン(3000円)とデータプラン(10,000円)の方はプレゼントの受取に住所登録が必要となります。達成後にGoogleフォームを送り、そちらに記入していただく予定です。3月末までにご登録いただけなかった場合は配送不可とさせていただきますのでご了承ください。


👉1200万円達成記念として新プランを設定いたしました!
【支援金額100,000円】直筆モノクロ色紙を送ります。
※こちらの返礼品は色紙のみです。書籍やグッズ等、ほかの返礼品は一切つきません。

直筆モノクロ色紙の見本をアップします。
※20万円の支援プランの色紙もこのような色紙です。
モノクロ色紙ですが、金色背景にグレーのグラデーション仕上げとなります。


【2023年2月25日】みなさまへお知らせ

クラファン残り期間17日、支援金額93%、11,191,000円 を達成しました。
もうすぐ目標の1200万円に到達します!本当にありがとうございます。
ただクラファンには手数料や消費税が別途かかり、1200万円達成時の受取額は876万円となります。
スタッフ代、返礼品の書籍代などの諸経費が年間で700万円ほどかかることを考えるとできれば1500万円達成することができたらと思っています。

1200万円が達成できたらネクストゴールを発表したいと思っています!
今までご支援してくださった方全員へスペシャルサンクス企画やクラファン限定記念品を贈りたいと考えています。
配送希望の方にご住所等のご連絡先を備考欄に書いていただく必要があります。
またスペシャルサンクス企画では書籍の巻末に記載するお名前を教えていただく必要があります。
正式な発表は達成後に行いますので、このページをまた見に来ていただくか、活動報告のメール受信設定を入れるなどしていただければと思います。

堀江貴文さんより応援コメントをいただきました。
クラファン本文ページ内に堀江さんからの応援コメントを掲載いたしました。こちらのコメントは堀江さんのnoteの有料記事のうちの1本ですが、堀江さんの許可を得て掲載をしております。ご了承ください。


チャンネル桜北海道のYouTube番組に出演いたしました!

【ch桜北海道】『紫電改343』作者 須本壮一氏登場!帝国海軍最強部隊『紫電改343』を最後まで描きたい理由![R5/2/21]


【2023年2月18日】みなさまへお知らせ

クラファン期間残り24日です。
支援金額900万円を超え、メディアに取り上げていただけるようにもなり、盛り上がってまいりました!

松山南海放送ラジオ出演やチャンネル桜北海道への出演情報などを告知しています。

👇2月18日活動報告
https://camp-fire.jp/projects/638852/activities/454631#main


【2023年2月14日】みなさまへお知らせ

支援金額7,487,000円、62%を達成いたしました!

毎週土曜日に活動報告を更新しています。上記の『活動報告』タブから『もっと見る』をクリックで活動報告本文が見れます。

👇2月11日活動報告
https://camp-fire.jp/projects/638852/activities/452875#main

現在最新の活動報告は2月11日投稿分です。クラファンのための活動のほか新企画の執筆の話なども書いています。
ご覧いただけたら嬉しいです。


【2023年2月8日】みなさまへお知らせ

現在、支援金額6,872,000円 、57%を達成しました!
本当にありがとうございます!

Yahooニュース で取り上げていただけました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/23ff8d49aeafdbcf7c491318a81a96700a1c391a

なお漫画『紫電改343』は講談社から現在8巻までコミックスが出ており、すべて重版されています。
再販されていますし人気がなかったわけではないと思いますが、ヒット作以外は連載続行の枠が用意できないと判断されたのかもしれませんね。

クラファン成立のための1200万円についてご説明を追加させていただきます。

・CAMPFIRE手数料12%、決済手数料5%(達成額1200万円の場合、204万円支払い) 
・消費税10%の支払い(1200万円の場合、120万円支払い)

 クラファンには手数料や消費税が別途かかり、1200万円達成時の受取額は876万円となります。

そして受け取った支援金の使い道として

・『紫電改343』製作費として約400万円(作画アシスタントの人件費と外部編集者の監修費)

・オリジナル同人誌「紫電改343」の印刷・製本・発送代(約250万円)

・リターン品の制作費用と送料(約50万円)

約700万円が経費として掛かる予定となります。作家本人の給与分はあまりでません。
それでもどうしてもこの作品を完結させて皆さんに最後まで読んでいただきたいのです。
作画スタッフさんにきちんとお給料を出して、生活を破綻させることなく最後まで漫画を描き切りたい、というのが今回のクラファンの目的です。
このクラファンでの企画は420ページもの漫画を継続して書き上げる、という企画であり、実行するのは1年がかりになります。クオリティの高い背景背景画を熟練のスタッフに依頼しており、精密な背景に見合ったお給料を支払っているためどうしても製作費が嵩んでしまいます。

【支援額は追加できます(上乗せ支援)】

例えば3000円のプランを選択し追加支援額を97000円にしますと、合計10万円。
グッズなどはなく御礼のメールだけのプランとなります。

限定数のあるプラン以外は一度に複数申し込めますので、こういった方法もご検討ください。(限定数のあるプランでも再度購入いただければ複数購入は可能です)

【宣伝にご協力ください】
雑誌を購入していなくて単行本だけで紫電改343を読んでいる方にはクラファンの活動がまだ届いてないかと思います。できるだけみなさんにツイッターやフェイスブックなどのSNSや口コミで宣伝をしていただきたいです。

少なくとも1万人以上の方が単行本8巻まで買ってくださっているはずなのです。いろいろと急だったために9巻の単行本の巻末にクラファンの記事を掲載しても発売時期がクラファンの終わった後のため、単行本からの情報ではクラファン参加には間に合いません。
単行本派の方の1割が1万円のデータ閲覧コースか2万円の書籍コースに入ってくださったらクラファンは成立できます。
どうか宣伝へのご協力を何卒よろしくお願いいたします。

須本壮一

はじめまして、漫画家の須本壮一です。
私の1日は40年前からあまり変わらず、目が覚めたら一つケーキを食べ、一杯の珈琲を飲み、新聞や資料の本を読み、ネーム(ストーリーを作る作業)を考え、鉛筆で下描きをし、Gペンで紙の原稿に絵を描きいれる……そんな昭和レトロな漫画家です。

1980年第19回『週刊少年サンデー』新人コミック大賞佳作でデビューして以来、皆さんの記憶に残ってもらえるよう想いを込め、このスタイルで作品を描き続けてきました。

いままでの主な作品は、
・麻雀漫画 『フリー雀荘最強伝説ワン』、『麻雀無限会社39ザンク』(※本そういち名義で発表)
・北朝鮮拉致問題を扱ったドキュメンタリー漫画『奪還』(監修:蓮池透)、『めぐみ』(監修:横田滋 早紀江)、『母が拉致された時僕はまだ1才だった』(監修:飯塚耕一郞)
・映画化され話題となった小説の漫画化作品『永遠の0』(原作:百田尚樹)、『海賊と呼ばれた男』(原作:百田尚樹)、『昭和最大の未解決事件 罪の声』(原作: 塩田武士)などがあります。

作品に取り組む時、いつも心がけていることは ‟夢中” になること。麻雀劇画を描いていた時代はプロ試験を受け『日本プロ麻雀協会』に所属するプロ雀士になりました。拉致問題を描いたときは、韓国と北朝鮮を分断する38度線や板門店へ行き北朝鮮を肌で感じ、新潟の横田めぐみさん拉致現場を歩き、佐渡島で曽我ひとみさんにもお会いしました。作品の舞台がイギリスならばイギリスへも飛びました。もちろん自費です。

2009年からは、社会問題として表面化しつつあった「心に傷をおった子どもたち」に対し自分たち大人が何か出来る事はないかと考え、漫画家仲間と[子どもたちの未来を考えるボランティア団体NPO法人ビースマイルプロジェクト]を立ち上げ、全国の関連施設への訪問をしてまいりました。(※コロナの問題もあり現在は活動を休止しています)

‟夢中” になる期間を10年一区切りと考え、一つの分野を突き詰めてきましたが、10年を越えてなお、まだ描きたい ‟夢中” が終わらないテーマがあります。

きっかけは2006年に発表した作品『夢幻の軍艦 大和』の取材過程において元海軍搭乗員の方々が語られた、数々の命を紡ぐ奇跡と運命のお話です。日常生活のなかで関わる事のなかった「戦争」

その戦争という場での魂のやり取りのなかで、生きる者と逝く者との境界線はなんだったのか? 戦争のリアルを知らない戦後の自分たちに繋がってくる「日本人」とはなにか? 浮かんでくる数々の問いかけに対し、証言から浮かんできた ‟答え” を自分なりの表現でいつか描きたい。
それが3年前『イブニング』誌での連載開始がかなった、この『紫電改343』です。

👉【漫画『紫電改343』とは】

この作品の舞台は、敗戦濃厚だった太平洋戦争末期の日本です。昭和19年末、「本土防衛の切り札」として、当時有数のエースパイロットを集めた超精鋭部隊が結成されました。その名は「第三四三海軍航空隊」。当時最新鋭の局地戦闘機「紫電改」を用いて終戦まで活躍した伝説の航空部隊で、作品名もそこからとっています。

第三四三海軍航空隊には、歴史に残る「撃墜王」として名を馳せた菅野直大尉を筆頭に、フィリピンやサイパンといった激戦区を生き抜いた選りすぐりの若きパイロットたちが集結しました。その勇猛な戦いぶりは、呉や神戸の軍需工場を狙った米軍空母艦載機を本土上空で迎え撃った3月19日の松山大空戦など、最後まで米海軍をてこずらせたと伝えられています。

部隊創設の構想から終戦までは約300日。死地から日本に舞い戻り、本土決戦を迎えた彼らが終戦のその日までどう生きたのか。『紫電改343』は、第三四三海軍航空隊の若き搭乗員たちに敬意をこめて描き始めた群像劇であり、彼らの魂の記録です。


👉【紫電改343/第1話】
 (講談社公式漫画アプリ『コミックDAYS』内)

※第1話を上記リンクから無料でお読みいただけます。 

漫画『紫電改343』はコミックス15巻分、5年をかけて描き上げる予定でした。しかし掲載誌の休刊が決まり、作品を終了しなければならない事態となりました。

物語を切り上げるという話も出ましたが、自分にはどうしても最後まで描ききりたいという強い思いがあります。「敗戦の色濃い戦局を、彼らがどう生きたのか」「終戦のその日、彼らが何を想っていたのか」など、約300日の濃密な日々と隊員一人一人の生き様を端折ることはできない、そう思ったのです。

そこで、雑誌掲載にこだわらず作品の完結まで制作を継続するため、なんとか皆さまの力を貸していただけないかと今回のプロジェクトを立ち上げました。

支援者の方へ漫画をお届けする方法は2種類あります。

1)スマートフォンやPCで読める画像データ(JPGとPDF同梱)ダウンロード用のURLをメールで毎月送付します。
2)紙に印刷した書籍を年3回郵送します。※書籍コースの方へは漫画データのダウンロード用URLも毎月送付します。

ご支援いただいた資金は漫画『紫電改343』の完結を目指して大切に使わせていただきます。
なお1年での完結を目指しますが、構想が膨らみ1年間で完結しない場合は再度募集をする可能性があります。 

大まかな資金の使い道は下記となります。
・『紫電改343』製作費
・オリジナル同人誌「紫電改343」の印刷・製本・発送代
・スタッフ人件費
・外部編集者の監修費
・リターン品の制作費用と送料
・CAMPFIRE手数料
・消費税

作品を支援してくださる想いに全力で応える返礼品(リターン)を用意いたしました。

👉【返礼品の内容について】※同人誌とグッズ類はイベントでの頒布も予定しております。

▣ 感謝のメール送付
応援のお気持ちとして寄付を有難く受け取らせていただき、感謝のメッセージをメール送付します。 

▣ 壁紙イラストURL送付
『紫電改343』の壁紙イラストDL用のURLをメール送付します。

▣ 漫画データURL送付(35P前後×12回)
作品の完結まで420ページ相当の内容を12話にわけ、毎月1回35P前後×12ヵ月間、漫画のデータDL用URLをメール送付します。漫画データはJPG画像とPDFファイルの両方をDLできます。

▣ 漫画書籍(140P×年3回郵送) ▣ Z作戦・特製ノート
140P前後の自費出版オリジナル同人誌『紫電改343』を4ヶ月につき1冊、合計3回お届けいたします。
同人誌はイベント等での頒布も予定していますが、クラファン支援者向けの限定特典として1943年に日本海軍が発令した[軍極秘 Z作戦要領]をイメージした特製ノートをお付けします。(※ノート本文は罫線となります。Z作戦は書かれておりません)

▣ クリアファイルセット(全3種)
イラストが全面に入ったオリジナルA4クリアファイルの3種セット。

▣ ポストカード(全10種)
イラストが全面に入ったポストカードの10種類セットです。

▣ 特製フルカラー画集(A4版24P) 
漫画『紫電改343』の単行本表紙イラストやイブニングの表紙用イラスト、漫画本編でのカラーページなどフルカラー絵を集めた画集です。A4サイズで単行本や雑誌よりも大きなサイズでカラーイラストを収録いたします。クラファン支援者向けの限定特典となります。

▣ 漫画『紫電改343』生原稿(1ページ)
紫電改343の漫画原稿はキャラクターの絵のみがペン画で描き入れられていて、背景や色付けのトーンなどはキャラクター画をスキャンした後にPC上で描画しています。そのため生原稿はキャラクターの絵のみが入った状態です。戦闘機や背景は一切生原稿には描かれておりませんのでご注意ください。また原稿の裏面には鉛筆で描いた下描きが残っています。(写真参考)

※生原稿は希望するページを指定できます。
希望ページがある場合は単行本の巻数話数単行本内のページ数(ページ数の記載のないページは周りのページ数から数えて記載してください)、欲しいページにかかれている最初のセリフ10文字程度を備考欄に書いて申請してください。
なお希望者が複数いるページは抽選になるので第3希望まで書いてください。
とくに希望がない場合は指定しないでOKです。こちらで生原稿のページを選んでお渡しします。

例:下記の写真内の原稿3ページを指定する場合の書き方(※当選は1口1Pです)
第1希望:1巻、1話、22P「その体当たり攻撃隊の」
第2希望:1巻、1話、24P「俺しかいないだろ」
第3希望:1巻、1話、25P「俺はついにその時が来たんだと」

また、生原稿の付いたプランを2口申し込んだ場合は見開き原稿や2P連番での指定もできます。(バラバラでもOK)連番での申込みは優先的に当選にします。ただし連番で複数希望者がいた場合は抽選となりますので、連番の場合でも希望ページを第3希望まで書いてください。2口以上の申込みの場合はそれぞれの申込みの備考欄に連番申込みであることを記載し、同じ内容を書いてください。

▣ キャンバスアート(証明書付き)

『紫電改343』フルカラーイラストのキャンバスアート作品を制作しお届けします。作者サインとシリアルナンバーが入った証明書をお付けいたします。仕様:キャンバスボードP10サイズ (530×410mm)、 取扱説明書同梱 、 OPP個装 、額装なし

▣ 直筆モノクロ色紙
紫電改343に登場するキャラクター1名のリクエストを受けて、直筆イラスト色紙を描いてお届けいたします。
(表情やアングルなどの指定はできませんのでご了承下さい)

▣ 直筆水彩画カラー原稿【A:ゼロ戦】【B:一式陸攻イラスト】
本編の漫画原稿の線画を印刷した画用紙に新たに水彩で彩色したカラーイラストを額装してお届けいたします。
【A:ゼロ戦】(縦41cm×横53cm)と【B:一式陸攻イラスト】(縦47.5×横62.5cm) の2種類あります。

※上記写真はサンプル用の原画となります。お渡しするのは同じ線画を画用紙に印刷したものに新たに本人が水彩で着色したイラストとなります。構図は同じ物となりますが、色味は多少変わりますことをご了承ください。

❁ 感謝プラン【3,000円】✽.。.:*:.。.❁ 

《お届け内容》
・感謝のメール送付・壁紙イラストURL送付
※このプランでは新作漫画をお読みいただくことはできません。

❁ データプラン【10,000円】✽.。.:*:.。.❁《お届け内容》
・感謝のメール送付・壁紙イラストURL送付
・漫画データURL送付(35P前後×12回)

❁ 書籍プラン【20,000円】✽.。.:*:.。.❁《お届け内容》
・感謝のメール送付・壁紙イラストURL送付
・漫画データURL送付(35P前後×12回)
・漫画書籍(140P前後×3回)郵送
・Z作戦特製ノート

❁ グッズプラン【30,000円】✽.。.:*:.。.❁《お届け内容》
・感謝のメール送付
・壁紙イラストURL送付
・漫画データURL送付(35P前後×12回)
・漫画書籍(140P前後×3回)郵送
・Z作戦特製ノート
・クリアファイルセット(全3種)
・ポストカードセット(全10種)
・特製フルカラー画集(A4版24P)

❁大満足プラン【50,000円】✽.。.:*:.。.❁《お届け内容》
・感謝のメール送付
・壁紙イラストURL送付
・漫画データURL送付(35P前後×12回)
・漫画書籍(140P前後×3回)郵送
・Z作戦特製ノート
・クリアファイルセット(全3種)
・ポストカードセット(全10種)
・特製フルカラー画集(A4版24P)
・「紫電改343」の生原稿1枚

❁支援プラン(限定50)【200,000円】✽.。.:*:.。.❁《お届け内容》
・感謝のメール送付
・壁紙イラストURL送付
・漫画データURL送付(35P前後×12回)
・漫画書籍(140P前後×3回)郵送
・Z作戦特製ノート
・クリアファイルセット(全3種)
・ポストカードセット(全10種)
・特製フルカラー画集(A4版24P)
・「紫電改343」の生原稿1枚
・キャンバスアート(証明書付き)
・直筆モノクロ色紙

❁ 個人オーダーA(限定10)【600,000円】✽.。.:*:.。.❁《お届け内容》
・感謝のメール送付
・壁紙イラストURL送付
・漫画データURL送付(35P前後×12回)
・漫画書籍(140P前後×3回)郵送
・Z作戦特製ノート
・クリアファイルセット(全3種)
・ポストカードセット(全10種)
・特製フルカラー画集(A4版24P)
・「紫電改343」の生原稿1枚
・キャンバスアート(証明書付き)
・直筆モノクロ色紙
・直筆水彩画カラー原稿
【A:ゼロ戦】額サイズ縦41cm×横53cmサイズ

個人オーダーB(限定10)【800,000円】✽.。.:*:.。.❁《お届け内容》
・感謝のメール送付
・壁紙イラストURL送付
・漫画データURL送付(35P前後×12回)
・漫画書籍(140P前後×3回)郵送
・Z作戦特製ノート
・クリアファイルセット(全3種)
・ポストカードセット(全10種)
・特製フルカラー画集(A4版24P)
・「紫電改343」の生原稿1枚
・キャンバスアート(証明書付き)
・直筆モノクロ色紙
・直筆水彩画カラー原稿
【B:一式陸攻】額サイズ縦47,5cm×横62,5cm 

※グッズ各種のデザインなどにおいては、完成次第ご報告予定です。

2023年 1月中旬 クラウドファンディング開始
2023年 3月中旬 クラウドファンディング終了
2023年 6月以降 電子書籍お届け開始(以降毎月更新。全12回)
2023年10月以降 オリジナル同人誌の送付開始
        (全3回。2023年10月、2024年2月、2024年6月予定)
        ※グッズや複製画は2023年10月の最初の同人誌配本時にまとめてお届けする予定です。 

クラウドファンディングプロジェクトの立ち上げにあたり、島田荘司先生と堀田秀吾先生より応援コメントをいただきました!
ここに全文をご紹介させていただきます。

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傑作「紫電改343」について
島田荘司

 時は昭和19年暮れ、沖縄から南西列島伝いに本土に押し寄せつつある米軍。敗色が色濃くなった日本海軍、軍令部主務参謀、源田実大佐は、もはや前線に勝機なしと見て、生き残ったエース級のパイロットたちを自ら選抜し、四国松山の海軍航空基地に集結させて、史上最強の国土防衛空軍の組織化をもくろむ。日本空軍ドリームチーム構想だったが、当の戦闘機乗りたちが猛反発した。自分らの腕からすれば、国土防衛の盾など屈辱でしかない。最前線の敵陣に斬り込むことこそがサムライの誇りであり美学と、彼らは考えていたからだ。軍上層にも反対意見は多く、計画は難航するが、戦局は風雲急を告げ、ついにひと癖もふた癖のある歴戦の猛者たちが、三々五々本土に舞い戻ってくる。

 そんなおり、川西航空は持てる最後の力を振り絞り、「紫電改」という最高傑作機を完成する。これを不沈と呼ばれた大型空母「信濃」に乗せ、海軍は敵艦隊と最後の決戦を挑むつもりでいた。ところが紀伊半島潮岬沖で、信濃は不覚にも沈められた。開戦当時優秀な日本の零戦に苦戦続きだった米戦闘機乗りも、次第に腕を上げ、優れた戦闘機を前線に送り出すようになっていた。サイパン、硫黄島が落ち、米侵攻軍は、列島空襲という最終段階に入っていた。強力な本土防衛戦力の必要性は、もはや誰の目にも明瞭だった。

 行き場を失った信濃用の紫電改千機をすべて譲り受け、日本最強の腕を持つパイロットたちに与え、水際で一歩も引かぬ、史上空前の強力な盾という源田の構想は、天が力を貸すようにして整っていく。松山に終結したエースパイロットたちは、今となってはよく名の知られた人が多い。一出撃、二撃墜を自らに課していたフィリピンの撃墜王、菅野直大尉、撃墜70数機。ラバウルの撃墜王、高名な坂井三郎少尉、撃墜60数機。冷静な操縦で標的を必ず破壊、破壊王と呼ばれた鴛淵(おしぶち)孝大尉。大敗北を喫したミッドウェイ海戦で、唯一敵空母への攻撃を成功させた橋本敏男大尉。ブーゲンビルで山本五十六の一式陸攻の護衛に付きながら、ついに司令を救えず、死に場所を求めていた空戦の神様、杉田庄一上飛曹。まれな飛行技術を持つゆえに、戦後ジェットの時代になっても空自の教官を続けた本田稔飛曹長。彼らがおのおの歴戦の生き残りを配下にしたがえ、3千名になんなんとする本土防衛空軍「剣部隊」ができあがった。総大将は、源田サーカスの異名をとる空戦技能の達人、源田実大佐。

 初陣の日、四国南の海上で米軍のコルセアを迎え撃った菅野大尉は、前方の空域を見つめ、「敵編隊十数機、全部落とす!」と部下たちに言い放つ。そして実際松山343空はその後、米軍を震え上がらせるほどのかくかくたる戦果を上げる。しかし、負け戦の最後のあだ花にすぎなかった。名機紫電改の登場は、いかにも遅すぎた。せめて1年の時間があれば、戦局は変わり得た。

 これは昭和20年、日本にいたトップガンたちの実話だ。彼らは自身の戦闘能力に、満々たる自信を持っていた。事実、当時の彼らの実力は掛け値なく世界のトップガンであった。尖閣、南西列島に侵略の手が再び伸びつつある今、繰り返される歴史のうちで、この漫画が読まれる意義は大きい。歴史に埋もれかけた大空の天才たちの史上空前の実力を、この傑作に触れることによって思い起こして欲しいと願っている。

島田荘司

1948年広島県生まれ。武蔵野美術大学卒。1981、『占星術殺人事件』でデビュー。以後『斜め屋敷の犯罪』、『異邦の騎士』などの御手洗潔シリーズ、『寝台特急はやぶさ1/60秒の壁』、『出雲伝説7/8の殺人』などの吉敷竹史シリーズを中心に、人気作品を多数生み出し、本格ミステリーの騎手としての不動の地位を築く。「島田荘司選 ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」や、台北における「島田荘司推理小説賞」を主宰し、新人発掘にも尽力している。著書に『写楽、閉じた国の幻』、『21世紀本格宣言』、『アルカトラズ幻想』、『星籠の海』、『新しい十五匹のネズミのフライ ジョンHワトソンの冒険』など多数。

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『紫電改343プロジェクト』に寄せて
堀田秀吾   

この作品は、紙面で連載されていたものだけあって、紙という媒体ならではの迫力、素晴らしさを改めて味わえる作品だとヒシヒシと感じた。物語の展開の良さはもちろん、迫力のある絵、センスの光るインサート、どれを取ってもこのマンガ、そして日本のマンガの素晴らしさを感じる。しかし、時代の流れと共に、紙媒体としての雑誌の需要が減少する中、本作品が連載されてきた雑誌も休刊となってしまうと聞き、非常に残念に思っていたところだった。事実はひとつ、解釈は無限ということばが私の座右の銘でもあるが、それは歴史的事実に関しても同じである。間もなく、第二次世界大戦の事実を生で伝えてくれる語り部たちの世代がいなくなる。残念なことであるが、これは時代の流れであるから仕方がないことである。著者は、自身の緻密な取材を通して作品を仕上げるタイプの作家であるが、この作品を連載するにあたっても、当時の資料やその語り部たちがその目で見てきた事実について、著者ならではの視点から取材を重ねてきたと聞いている。その上で、マンガだからこそ伝えられる魅力を加味し、新たな解釈・アナザー・ストーリーを展開している。解釈の伴わない歴史はないわけであるし、この著者ならではの解釈を私はとても楽しんでいる。戦争ものとというと、悲壮感を前面に押し出す作品が多い中、この作品には隊員たちの熱いドラマが随所に散りばめられており、ワクワク読み進めていた。内容、絵ともに、まったく手抜きのない、この力作。これからクライマックスに向けて、どう展開していくのだろうというところで、連載の継続が困難になってしまったと聞いた。私自身、大のマンガファンであり、この作品のファンであるが、このようなすばらしい作品、そして日本が世界に誇れるマンガの文化をいろいろな形で支えることが私たちマンガファンの使命だと思っている。GIVE&TAKEが健全な社会の大原則であるが、私は生涯を通して、日本のマンガから恩恵を受けて(TAKE)きた。人生において、いろいろな宝物をもらってきた。おそらく、みなさんもそうでないかと思う。この作品の継続を支えることで、私たちなりの恩返しとしてのGIVEをしたいと考えている。また、私は職業柄、普段から大学生を中心とした若い世代と接する機会が多いが、日本の歴史、マンガ文化をこれからの時代に伝えていく世代である彼らにこそ、こういった作品を支えて欲しい、読んで欲しいと考えている。 

堀田秀吾(ほった しゅうご)

明治大学教授。言語学博士。シカゴ大学博士課程修了。ヨーク大学オズグッドホール・ロースクール修士課程修了・博士課程単位取得退学。言葉とコミュニケーションをテーマに、言語学、法学、社会心理学、脳科学などのさまざまな分野を融合した研究を展開。コメンテーターとしてメディア出演も多く、活動は多岐にわたる。著書に『科学的に元気になる方法集めました』(文響社)、『最先端研究で導きだされた「考えすぎない」人の考え方』(サンクチュアリ出版)、『セルフコントロール大全』(ディスカヴァー)など40冊を超える。

  

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打ち切りがなくなる!? 漫画業界の進化とムーブメント
堀江貴文(Takafumi Horie)

『紫電改343』という漫画がある。

 旧知の漫画家もとそういち(現PN:須本壮一)さんが描いている漫画なのだが、連載していた講談社の漫画雑誌『イブニング』が廃刊になるということで、連載も取りやめることになったのである。

 そこで連載を完遂したいということから、クラファンを使って資金集めするらしいのだが、この一連の流れがいかにも現代らしい。ついに出版社に頼らずともよい時代が来ているわけだ。

 話は太平洋戦争末期、日本軍は米軍に追い込まれ本土空襲が始まりそうになっている時期。戦闘機『紫電』を改良し、迎撃用高性能戦闘機として作られたのが『紫電改』。その部隊を操るのは松山航空基地所属の343部隊。日本軍の選りすぐりの戦闘機パイロットを集めた部隊だ。しかし戦争も末期になり遂に特攻作戦が始まる。部隊は鹿児島に移動し、特攻隊の護衛という精神的にも辛い技術的にも大変な任務を任されて終戦を迎えるのである。

 もとさんの願いはこの終戦を描くことだ。そこまで描き切ってこその物語なのだという。今はまだ特攻隊の護衛をしているところだが、今後は広島長崎の原爆投下などが控えているであろう。

 従前なら編集部が打ち切り、あるいは廃部となれば連載も尻切れトンボで終わっていたが、クラウドファンディングのおかげで最後まで描けるようになったのは大きな進化だろう。今後もこのようなムーブメントは広がっていくと思われる。映像化とかそんなところまで発展するかもしれない。そんな試みを応援したいと思う。

堀江 貴文(ほりえ たかふみ)

1972年福岡県生まれ。東京大学文学部中退。
日本の実業家・著作家(書籍・動画)・投資家・タレント。

自分がデビューした当時はスマホやPCのない時代で漫画雑誌は紙の本だけが出版されていました。雑誌掲載のハードルは決して低くはありませんでしたが、漫画家は作品さえ雑誌に発表できれば同じ誌面に掲載されている他の作品の力を借りる事で読者に読んでもらえるような時代でした。

しかし時代がアナログからデジタルへ、掲載媒体の多くがネットへ変わった今、発表の場が爆発的に広がったがゆえに自分の作品を読んでもらうためには、作者自身がさまざまな努力を必要とする時代になったのだと痛感しています。

自分が漫画を連載していた雑誌がなくなると聞き困っていたところ、友人からクラウドファンディングでの支援者募集プロジェクトがあることを教えていただけました。

このプロジェクトを通して漫画の制作支援をしていただくことで、最終回までの構想を描ききりたいという作り手の思いと、作品を最後まで見届けたいという読者の気持ちをクラウドファンディングがうまくつなげてくれたらと思います。このプロジェクトが、打ち切りや休刊などで中断した漫画を再生する成功事例となり、他の作家さんもこういったプロジェクトをやりやすくなることを願っています。 

須本壮一     

本プロジェクトはAll-or-Nothing 方式で実施します。
期間内に目標金額を達成した場合に、プロジェクトが実行されます。
目標金額に満たない場合は支援金は全額返金されます。

Q1:複数のコースに申し込みたい、同じコースを複数買いたいのですが可能でしょうか?
A1:クレジットカード支援の場合は複数コースのご購入や数量を指定しての購入が可能です。ご支援時に数量と各種リターンを選択する事が出来ます。ただし限定数のあるリターンに関してのみ、その都度個別でお申し込みとなります。また申し込み後のコース変更やキャンセルはお受け出来兼ねますのでご注意ください。申し込み時にCAMPFIREシステム利用手数料がかかりますのでご了承ください。

Q2:海外からの支援はできますか?
A2:【感謝プラン】と【データプラン】でしたらご連絡のつくメール登録をしていただければ可能です。書籍プラン以上の郵送物のあるプランでは日本国内の発送住所があることがご支援の条件となります。日本国外への発送はいたしかねますのでご了承ください。 

Q3:リターン品の到着日の指定はできますか?
A3:できません。発送の準備ができ次第、「メッセージで意見や質問を送る」からご連絡いたします。問題がある場合はCAMPFIREのメッセージ欄から事前にお問い合わせください。

Q4:リターン品に不備があった場合、返品はできますか?
A4:不備での返品は可能ですので「メッセージで意見や質問を送る」からお問い合わせください。

Q5:リターン品の配送住所変更はどうすればよいですか?
A5:住所変更の受付はプロジェクト終了までとさせていただきます。配送先の住所変更は「「マイページ(右上のアイコン)>支援したプロジェクト>詳細を表示する>お届け先の「変更する」を選択>更新」で行うことができます。それ以降の住所変更については本プロジェクトページにある「メッセージで意見や質問を送る」というリンクから直接ご連絡ください。リターンの発送業務などの観点からプロジェクト募集終了後の変更にはご対応出来かねる可能性がございますので、変更がある場合はお早めにお願いいたします。

Q6:クラウドファンディングの支払いはどのような方法がありますか?
A6:クレジットカード払い(VISA,JCB,MASTER,AMEX,Dinners)、コンビニ支払い、銀行振込(Payeasy)、携帯キャリア決済(docomo、au、ソフトバンク)、PayPal、Fami-Pay、Paypay、楽天Pay、au PAYが御座います。詳細はこちらをご覧下さい。(デビットカードはサポート外となります。)

Q7:クレジットカードは分割での支払いは可能ですか?
A7:CAMPFIREのシステム上、分割払いはできませんので分割をご希望の場合は支援後にカード会社様へお問い合わせをお願いいたします。

Q8:コースを間違って買ってしまいました、気が変わってしまいました、キャンセル出来ますか?
A8:サイトの仕様上、支援後のキャンセルやプランの変更はできません、よくご検討の上でのご購入をお勧め致します。また支援金に金額を上乗せをすることによるアップデートも不可となっております。(例:3,000円コースに7,000円を上乗せ支援しても受け取れるのは3,000円コースのリターンです。)(例2:3,000円コースを購入後、後日2,000円を支援しても5,000円コースの内容にはできません。)

Q9:別途の送料はかかりますか?
A9:かかりません。支援金に含まれております。

Q10:支払い期限はありますか?
A10:決済方法によって異なります。コンビニ、銀行振込の場合は基本的に支援日より4日以内の支払いとなります、詳細な期限に関しては支援後CAMPFIREより送付されるメールに記載されておりますのでご確認下さい。支払い期限を超過した場合自動的にキャンセルとなります、キャンセルになった在庫は決済が出来ませんので、購入される場合は再支援をお願い致します。クレジットカード、各種携帯キャリア払い、PayPalに関しては支援者様のご契約内容により締め日が異なりますのでご自身でご確認頂きます様お願い致します。

Q11:限定数があるものが売り切れになった場合は再販はございますか?
A:再販する可能性はありますが、確約できるものではございません。予めご了承ください。

※その他、ご質問がありましたらCAMPFIREのメッセージ欄からプロジェクトオーナー宛 へよろしくお願いいたします。

クラウドファンディングに関わるご質問につきましては、CAMPFIREヘルプページをご覧ください。
https://help.camp-fire.jp/hc/ja


  • 2023/12/29 11:51

    2023年12月、まもなく激動の1年が終わります。今年は年初から漫画連載していた雑誌「イブニング」が休刊となり、漫画家として非常に苦しい状況でのスタートとなりました。しかし、[逆境こそ最大のチャンス!]その気持ちでクラウドファンディングに挑戦し、皆様の応援のおかげで圧倒的な制作資金をいただくこ...

  • 2023/11/26 13:01

    作品[紫電改343-完結編-]をご支援していただいた皆さまへ先日、2500冊の同人誌が自宅に納品され段ボール50箱がうず高くリビングに積まれました。168ページの書籍ということもあり、総重量は1,2トンだそうです。その他、クリアファイルやポストカードなども全て11月26日に届きました。生原稿の...

  • 2023/06/12 12:03

    お待たせいたしました!漫画『紫電改343』を完結まで掲載するサイトが本日オープンいたします!※クラファンでのご支援が間に合わなかった方もサイト内で新規購入が可能です。■須本壮一オフィシャルサイトhttps://motozo.com 本日6月12日よりプレオープンとなり、来月7月半ば頃から続編1...

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