2019/07/02 19:25

LITALICO研究所OPEN LABへの応援、ありがとうございます。

本日は12月16日(月)開催、福田智史さん、昆野祐太さん(ほか1名調整中)による第6回講義のご紹介です。


第6回 障害者雇用の現在と未来 - 「自分らしさ」と市場経済のはざまで

日時: 2019年12月16日(月) 19:30〜22:00(18:30開場) 
場所: 株式会社LITALICO本社 セミナールーム(東京・中目黒)
ゲスト:
福田智史さん
グリービジネスオペレーションズ代表

1979年生まれ。ヤフー、NAVER Japan(現LINE)等を経て、2010年にグリー株式会社に入社。2013年に特例子会社であるグリービジネスオペレーションズ株式会社の代表取締役に就任。2016年度障害者雇用職場改善好事例優秀賞。グリーではファンコミュニティ・プラットフォーム「Fanbeats」の事業責任者を務めながら、特例子会社を通じた精神・発達障がい者の人材活用に力を注ぐ。

https://greebusinessoperations.com/



昆野祐太さん
LITALICO仕事ナビ マネージャー

1990年生まれ。遺伝子の疾患で先天性の上肢障害を持って生まれる。弟も同じ障害で、日本で2名しかいないと主治医から言われる。幼少より保健師や作業療法士の方など福祉職の方に助けていただき、社会生活ができるようになったが、成人になり、それが当たり前でなく、自分が幸運だったということに課題を感じ、新卒でLITALICOに入社。就労移行支援事業所LITALICOワークスで障害のある方の就労支援に従事。その後、センター長として事業所のマネジメント・新規事業所の開設・行政連携等の業務を実施。2017年より新規事業LITALICO仕事ナビで営業企画の立案や、インサイドセールスチームの立ち上げ、専門家や業界団体との交渉業務を担当。現在は営業部のマネージャーとして各地の営業チームを統括しながら、営業戦略の立案から推進までを担当。 発達障害や精神障害の方にも、補装具のようなものがあれば、より社会参加が進むと思い、技術を使って、当事者の方の生きづらさを解決するべく、業務に従事。

https://snabi.jp/


ほか、調整中(近日公開)


多様性のためのコストを、誰がどう受け止めるのか

自分や家族、身近な人の暮らしを豊かにしていくこと、困っている人の役に立つこと、世の中に対して問いやメッセージを投げかけること。「働くこと」を通して実現したいことは、人によってさまざまです。

また、仕事を通して実現したい目標に近づくために、必要なサポートも人それぞれ異なります。必要な知識や技能を得るためのトレーニング、困った時に相談できる上司や同僚の存在、新しい挑戦をするための資金や設備。一人では難しい困難な大きい目標に直面したときに、私たちはチームを組み、会社をつくり、組織の力で乗り越えてゆきます。

障害や疾患のある人の場合は、症状の種類や程度に応じた環境調整や、周囲の理解がより個別に必要になることもありますが、働く上で誰かのサポートを必要とすること、お互いの得意を活かしあって集団で大きな力を発揮しようとすることは、障害の有無にかかわらず共通していると言えるでしょう。

一方で、企業をはじめとする「組織で働く」ということは、常に金銭的・物理的・人的制約の中での意思決定を求められます。障害や疾患のある人をはじめ、多様な人が安心して働いて活躍できる環境が理想だけれど、そのためのコストを誰がどのように負担するのかという問いもついて回ります。法定雇用率や特例子会社、就労移行支援といった各種制度を調整弁として活用しつつも、市場経済の中で企業はどのように多様で持続的な組織運営を実現するのでしょうか。


「自分らしさ」と市場経済のはざまで 、諦めずに現実解を増やしていく

OPEN LAB第6回の講義は、「障害者雇用の現在と未来」をテーマに、企業経営、就労支援、当事者のキャリア戦略の観点から3人のゲストのお話をお聞きします。

1人目のゲストは、グリービジネスオペレーションズ代表取締役社長の福田智史さん。グリー株式会社の特例子会社であるグリービジネスオペレーションズ株式会社は、社員の約7割が発達障害の当事者であり、個々人の特性を踏まえた職場環境づくりに力を入れながら、仕事を通じ自律的に成長し続けられる会社づくりを目指しています。

2人目のゲストは、LITALICOの昆野祐太さん。遺伝子の疾患で先天性の上肢障害を持って生まれ、幼少より保健師や作業療法士の方など福祉職に助けられた経験から、そうした支援をすべての人が当たり前に受けられない現状に課題を感じ、新卒でLITALICOに入社。就労移行支援事業所LITALICOワークスで障害のある方の就労支援に従事したのち、現在は「LITALICO仕事ナビ」営業部のマネージャーとして、全国の働くことに障害のある方と就労支援施設をつなぐ活動に従事しています。

3人目のゲストは、20代半ばに発達障害の診断を受けた後、徹底的な自己分析を経て、企業で働き続けるための自分にあった生存戦略を模索、障害者採用枠にて企業で活躍される当事者の方にゲストにお越しいただきます(現在調整中)。

自分の特性を理解し、必要なサポートを得ながら一人ひとりが「自分らしい働き方」を追求すること。同時に、市場経済の中で持続的に働いていくための価値を創出すること。理想と現実のはざまで、現場に粘り強い試行錯誤を続ける3人の実践者と共に、障害者雇用の未来について考えていきましょう。


講義への参加方法

①クラウドファンディングでの先行予約券の購入

LITALICO研究所OPEN LABは、社会問題と向き合う人のクラウドファンディング「GoodMorning」にて、6/11~7/7の期間、クラウドファンディングを実施中。地域・経済格差を越え、マイノリティ当事者をはじめ誰もがオープンにアクセスできる学びの場を作るための「開講サポーター」を募集しています。

開講サポーターのリターン(お礼のお返し)として、当日の講義に参加する先行予約券をご購入していただく形で、現在お申し込みを受け付けています。

・第6回講義の先行予約券: 6,000円(限定20枚)
・全講義のオンライン受講券: 5,000円(枚数制限なし)
・全講義の参加・オンライン受講・講義の合間に開催のゼミフリー参加券: 50,000円(限定20枚)

第6回講義に参加することができるチケットは上記3種類ございます。以下のサイトからリターンを選択し、クラウドファンディングのご支援という形でご購入いただければ幸いです。

https://camp-fire.jp/projects/view/162982



②Peatixでの通常チケットの抽選申し込み
7月中には、Peatixでの通常申込みチケットの抽選を開始します。通常チケットは4,000円(限定30名)となります。追ってお知らせいたします。

③スカラーシップ生としての参加
こちらも、Peatixと同じタイミングで募集要項を公開いたしますが、経済的に困難な状況にあるが、ぜひ講義に参加したいという方向けに、各回人数限定・選考制での無料参加「スカラーシップ生」枠を設けております。こちらも追って公開いたします。

ぜひご参加ください!

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LITALICO研究所OPEN LAB クラウドファンディング「GoodMorning」で開講サポーター募集中!

オンライン講義やレポート記事・動画、スカラーシップ制度、会場での合理的配慮など、困難のあるマイノリティ当事者の方もアクセスしやすい環境整備のための資金を集めています。ぜひご支援ください。

https://camp-fire.jp/projects/view/162982