2019/12/04 19:00

「失敗展 in 福井」の裏側をちょっとずつお届け。
重ねてシェアなどしていただけますと、主催が泣いて喜びます。(本当に)

前回の投稿から、今回「失敗展 in 福井」を一緒につくる、やらかし隊を紹介しております!「失敗」をテーマに自由に記事を書いていただきました(主に失敗談)。

それではぜひぜひ、ご覧くださーい!( ˆoˆ )/

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『失敗』という言葉を聞くとドキッとしてしまう。
好きか嫌いかと聞かれれば、多分嫌いよりだし、
なるだけ見たくない、聞きたくない、したくない、そんな2文字。
思い浮かぶイメージはネガティブなもので、できるならしたくないし、
失敗をすることはとても怖いし、恥ずかしい。

『いつからそう思うようになったのだろう?』

私は昔から何かとやらかしがちな子でした。
前日の夜に必ず次の日の時間割の準備をして、忘れ物はないか入念にカバンの中を確認するのに、いざ提出時間になった時や授業5分前になってあるはず物がないことに気づいたり、電車やバス時間を調べても気づいたら真反対方向に行ってしまったり降車場所を間違えたり。失敗をした結果、怪我をしてしまうこともとにかく多かった。
慎重で几帳面な父親に倣って、準備や予定立ては嫌ってほど入念にするのに、どこか抜けている、抜けてしまう。どこからどこの範囲までが『失敗』と定義するのかはわからないけれど、失敗にビクビクしながらも、小さいものから大きいものまでなんでもやらかしまくってしまうそんな子でした。

『どうして失敗をすることに抵抗を覚えるようになってしまったのか。』

思い返すに当たって、心当たりが2つ。
小学校中学年くらいまでは、提出物を忘れてきては泣いていました。
泣き虫だったこともあるだろうけれど(小さい頃は何か怒られるたびに泣いてしまう子でした)、提出物を忘れてくるとクラスのみんなの前で立たされて先生に怒られなければなりませんでした。それは幼い私にとっては、ひどく恥ずかしくてたまらなかった。だから、なるべく忘れ物をしないように、だんだんとしない工夫をするようになって忘れ物は少なくなったけれど、ここからなのかな、と。
きっと担任の先生が本当に伝えたかったことは今後忘れ物をしないようにということを伝えたかったと思うし、そういう意味で怒られていたのだと今は理解しているけれど、そういう積み重ねで、
『失敗をするということ=怖いもの、恥ずかしいもの、恥ずかしい思いをする』
というイメージが私の中でついていったような気がします。

そして心当たりのもう一つ。
私は幼稚園から中学3年まで約10年間ピアノを習っていました。ピアノ教室に週1で通っていたのですが、その練習の成果発表として、年2回必ず発表会があり、まぁこれがとても緊張するんです。うまくノーミスで弾けることもあれば、ミスタッチや楽譜が飛んで演奏が止まったりするときもありました。失敗をした時はとっても悔しくて悲しかった。ピアノは練習の質によって圧倒的に差が出ます(と私は思っています)。だから、今まで必死に練習してきてことがたった1回のミスで、失敗で、今まで練習してきた自分のことさえも否定することに繋がると思っていました。また、発表会は聴きにきている家族を含め、大勢の人に自分の演奏が聞かれているということ、そして同時に、私と同年代の子達が私の後にとっても上手に弾くものだからこれもまた悔しい悔しい。どんなに頑張っても、失敗したら意味がない。失敗しないようにもっともっと練習するようにもなったけれど、「出来るだけ失敗しないように」と思うようになった原因の一つなのかなと思います。

こんな風に、小さい頃から失敗を繰り返さないように、だんだんと年と失敗を重ねるうちに工夫できるようになっていく一方で、
『失敗に向き合う、受け入れる』という失敗後のケアや向き合い方が今までなかなか無かったなぁと思います。だから、私はだんだんと失敗をしない方法を得てきたと同時に、『失敗=怖いもの、恥ずかしいもの』という風に気づかないうちに関連づけ、考えるようになったのではないのかなぁ。

でも最近私は少しづつ、『失敗』を受け入れられるようになりました。
そのきっかけも私の最近してしまった失敗がきっかけです。

今年の夏、私は学科のチュートリアル活動の一環で2泊3日の高校生向けのキャンプスタッフをしました。私は食事を担当する班に配属になり、先輩スタッフや同期スタッフと一緒に、高校生に2泊3日楽しんでもらえるように必死に準備活動をしていました。しかし、当日3日間は予定や準備してきたことも虚しく、ハプニングの連発でした。私自身もたくさん失敗をし、それはそれはやらかしまくり、ずーっと涙が止まりませんでした。でも立ち止まるわけにもいかず、ただただ悔しくて辛くて仕方がなかった。
そんな時、学生スタッフをサポートしてくださっていた教授が、
「振り返りをしよう!」
と、突然大きな模造紙を持ってきて、沈んでいる私たちに言いました。
「次やらないために一つ一つ失敗を振り返れば、もう簡単には同じ間違いはしないし、次失敗しなかった時に嬉しいよね?」
教授のアドバイスのもと一個一個振り返っていくと、なんで失敗したのか原因がわかり、その後同じ間違いをすることはありませんでした。班のみんなと話し合いながら失敗に向き合うのは心が痛かったけれど、失敗から出来ること、出来たことに変わった時は嬉しかった。

多分、こんな風に失敗に向き合い、消化することが失敗を受け入れられる一歩なんじゃないかなと思います。未だに失敗をすることは恥ずかしいし、後悔するし、なんならなるべくしたくない。でも、何か失敗をしてしまった後でも、「次は失敗しないぞ」と、少しづつでいいから、誰かと話したり共有することで何度も失敗と向き合って、次に繋げられるようにしていく。
そうしたら、だんだんと失敗が怖くなくなっていく。
失敗したら、またやり直せればいい。
そう思えば自分の失敗も許せる気がします。

そんな失敗をテーマにしたプロジェクト、「失敗展」が福井県で開催されます。
主催者は、コミュニティデザイン学科の2期生であり先輩の遠藤百笑さん。失敗展に並ぶのは、失敗にまつわる体験、感情、言葉たち。失敗という、ネガティブだけど誰もが体験することを共有しながらみんなで肯定していくという活動です。
今回の失敗展のテーマは「恋愛と性愛」。
なかなか恋愛の失敗談を聞けたり話をする機会はないんじゃないでしょうか?というか単純にとっても面白そう!
山形から福井は距離が遠くって私は残念ながら行けない可能性大(泣)ですが、恋愛とは最近全くもって疎遠な私もとっても興味があります!!!
また、現在失敗展に展示する「恋愛と性愛」の失敗話を募集中だそうですよ!
あなたの失敗が失敗展に展示されるかも?!ぜひ!という方はこちらへ!!


【募集ページはこちら

またまた、クラウドファンディングにも現在挑戦中だということで!
残り日数は約10日!達成度は100%見事超えたようですが、行けるところまで行きたいですよね...?!リターン品は百笑さんの素敵な可愛いイラストの缶バッジやステッカー!金額にもよりますが自分の失敗も描いてもらえるかも?しれません!!(私も普通に欲しい素直に欲しい)
ご興味のある方は是非是非ご協力くださーいな!

【クラウドファンディングのサイトはこちら


失敗にどう向き合い、どう付き合っていくかを一緒に考えていく「失敗展」へ
多くの方々に足を運んでもらえるよう、ご協力よろしくお願いします!!!!


いつかちゃんと私も失敗展に行きたいなぁ、。