2020/04/08 17:37

みんなの自然体をエンパワーしたい…人生、性別、性の多様性をカジュアルに哲する「ソジテツ」クラウドファンディングにご支援くださったみなさま、あらためまして、ありがとうございます。メイン開発者のおおばやしあやです。


ソジテツ開発につきまして、カード素材が印刷段階に入りましたこと、ご報告させていただきます。ダウンロードして使っていただく教材やファシリテーションガイドブックはこれから制作ですが、質問カードは花形であり、様々な方に実際に使っていただくことを想像し、細部まで心を注いでデザインをしましたので、登頂を目指している山の最大の難所を終えたような、空がより近くなったような感慨深さがあります。ここまで来られたのも、みなさまのご支援のおかげさまです。本当にありがとうございます。


開発が佳境を迎えると共に、2月後半からの世の中の急激な変化も肌で感じてきました。私自身も事業として前作のコミュニケーションカードツール等を使い企業研修をさせていただいているものの、研修が複数延期となり、自社開催のイベントも自粛・延期せざるを得ませんでした。収束の見えない今、このままソジテツを作ったとして、果たしていつ、多くの方々に楽しんでもらえるようなるのだろうかという率直な疑問もあります。


(ここからまとまりのない語りになりますが…)

ソジテツの良さは何と言っても対面での対話です。人に語っているような、同時に自分の深いところと話しているような、その中間をゆらぎながら、全身でその場にいつつ、互いに尊重し、自らの思考を探索してゆく感覚は、とても言葉にできない五感+αの特別な体験です。人によって、数日間胸に「温泉に入ったあとのような」温かさが残ったという方々もいらっしゃいます(私もそうです)。


自己探求をしながら、自分は人と違うと思いながらも、他者ともつながりを感じられるこの「哲」対話法は、今の時代多くの人の深層から求められているのではと感じています。


ただ、理想はリアルな対面ですが、この状況で自分たちが世の中にできることは何だろうと内省をする中で、いくつかの気づきがありました。見方を変えてみれば、実際に会うレベルの完璧さを目指さなくとも、オンラインでカジュアルに「哲」ができる仕組みを作れば、現時点で、距離や条件を問わず、多くの人の心を温かくしたり、人との繋がり、人間らしい何かを感じたりしていただくことができるのではないか。もしかしたら、オフラインで1回参加したぶんの満足度を、オンラインでは2-3回参加することで得られるかもしれません。ベストな状況を待つのではなく、現状でできることはないか考えたい、希望を提供したい、何かを照らすことができるのではないか、という気持ちで今(4/8)はおります。


実際に体験いただくリターンをお選びいただいた方々には、安心して会場にお越しいただける状態になるまで、予定していた5月半ば~の対面参加は延期とし、まずはオンラインで体験いただくことを考えております。5/10のローンチイベントにつきましても、オンラインで開催し、支援者のみなさまには、収束後にご希望があれば体験会へのご優待をと考えております。(正式決定後、体験・講座およびローンチイベントのリターンの方にはそれぞれお知らせさせていただきます)


今回の経過報告として、印刷の段階に入りましたこと、また今後への考え方について取り急ぎではありますが、お知らせさせていただきました。ここまでお読みいただき、ありがとうございます。またリターンについて、決定次第それぞれご連絡をさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。


テツラボ 所長、ソジテツメイン開発者

一般社団法人ウェルビーイングコミュニケーションラボラトリー 代表 おおばやしあや