2020/07/11 19:00

本日も、全員プロボノとして活動しているLiving in Peace(以下「LIP」という。)難民プロジェクトのユニークなメンバーを紹介いたします。

私たちメンバーがどういった思いで日々活動しているのか、少しでも知っていただければ幸いです。3回目の本記事では、S.Hさんをご紹介いたします。

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なぜ、難民を支援しようと思ったのか、きっかけは何ですか?

TBSラジオの「荻上チキ Session22」を聞くことが日課で、この番組ではフリージャーナリストの方々が取材してきた様々な難民の状況が取り上げられることがあります。これを聴いたことがきっかけで、日本も含めた世界の難民全般に興味を持つようになりました。実際に難民支援をしようと決意したきっかけは、シリア難民によるトークイベントでした。このイベントで難民の方がおっしゃった言葉、「私もこんなことになるとは思っていなかった」が強く印象に残り、「「難民になる」ということは他人事ではなく、将来自分にも起こりうることだ。そうであれば、私が傍観者でいて良いはずがない。」と強く思うようになりました。


LIPの難民PJではどのようなことをされているのですか?

主に大学生の難民に対する就労支援をしています。日本の就活文化は、難民にとって全く馴染みのないものですので、へたをすると「気づいたら自分の年の就活はすでに終わっていた、働きたいけどもう募集がない」というように、新卒という絶好の就職機会を逃してしまうことになりかねません。この状況に対して、難民PJが日本独特の就活文化等に対する理解を深めてもらうための就労セミナーの開催や、履歴書・エントリーシートの添削等を実施し、内定獲得まで難民学生の就活を伴走しています。この取り組みは、幣団体のスローガン「すべての人にチャンスを」を実現に向けた1歩になると考えています。


本業ではどのようなお仕事をされているのですか?

ITの会社で約5年間、地方自治体向けコンサルティング業務に従事し、「自治体という直接の顧客の先にいる、たくさんの県民・市民のために働いている」ことをモチベーションに、自治体の情報化政策の立案・推進や、情報システム調達の適正化、職員のITリテラシー向上等の支援に従事してきました。この春には転職を決意しまして、夏から別の会社で働く予定です。新しい環境でさらに自分をバージョンアップするのが楽しみです。


LIPとプライベート/趣味はどのように両立されているのですか?

基本的に定期MTGは2週に1回ですし、そもそも自分はインドア派で趣味は読書やラジオ視聴だったりするので、今のところ何とかやりくりできています。特に最近はMTGがすべてリモートなので、両立のしやすさが向上していると感じます。


LIP難民PJのクラウドファンディングのページをご覧の皆様にメッセージを!

我々と共に暮らす難民の方々が「日本語」というひとつの難関を乗り越え、日本社会で生き生きと活躍できるよう、是非ご寄付をお願いいたします!


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次回のメンバー紹介もお楽しみに!