2020/08/09 09:36

こんにちは、LIPのメンバーのT.Tです。私は本業で弁護士をしており、プロボノで難民認定支援を行うこともあります。

難民の方が安心して日本で暮らせるためには、語学の習得は極めて重要であり、そのような側面からも支援を行いたいと思い、このプロジェクトに関与をしています。

皆様のご厚意で、1人でも多くの難民の方が日本において自立した生活を送ることができる契機となる語学学習の機会を得られるよう、ご支援のほどをよろしくお願い申し上げます。

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日本で働くには日本語ができないと厳しいことを切実に感じているA.H.です。

例えば、本業では外資系コンサルティング会社に勤めていますが、私含め英語が堪能ではない人が意外に多く、最近になってようやく優秀なエンジニアだと認められれば日本語ができなくても採用されるようになったという状況。そういう一部の例外を除くと、外国籍の社員は日本語に堪能です。

日本で日本語なしにキャリアを形成する機会はほとんどない。そのため、どれだけ多くの難民の方が来日したことで自分が築いてきたキャリアを諦めたのだろうかと思うと非常に胸が痛みます。

実際、活動のなかでそういった方の話もたくさん聞いてきました。

また、上記のエンジニアの一人である同僚と話したとき、「子どもの教育のために日本語の習得が不可欠だ」と日本語学習に励んでいました。彼は難民ではありませんが、難民の方々の置かれた状況と重なる部分を感じます。

難民の方は縁があって日本に来たと思っています。ともに日本で生きる者同士、助け合える社会にしていければと願っています。皆様の温かいご支援を頂ければ幸いです。


明日は、ケニアの難民キャンプでインターンシップをしたことのある、メンバーのS.Sにバトンをつなぎます