2020/06/19 12:31
1、プロジェクトオーナーPaulより

Hello, my good friends!
ご支援してくださった方々、私のページを見てくださった方々、どうもありがとうございます。皆様の暖かいご支援のおかげで、目標額の約70%のご支援をいただくことができした。本当にありがとうございます。

皆さんが私たちと関わってくださること、農家さんの現状を救うために一緒に立ち上がってくださること、とても嬉しく思います。また、ご支援だけではなく、このプロジェクトの情報の拡散もしてくださり、本当に感謝をしています。

今まで、特に厳しい状況に置かれている計400家庭の農家さんとその家族に食料支援をしてきました。まだ苦しい状況は続いていますが、徐々に洪水の被害から回復をしてきています。多くの人々が自分たちの家に戻りつつありますが、一方で、今もなお自分の家に戻ることのできない家庭もあります。

状況は徐々に良くなってきているとは言うものの、「アルファチャマ」などの集会はいまだに禁止されており、学校も再開していません。

農家さんたちが洪水の被害から完全に立ち直り、再び貧困などの問題に立ち向かう強さを取り戻すためには、まだサポートが必要な状態です。
そのためにも、いち早く目標額を達成し、充分な食料と希望を農家さんたちに届けられたらと思います。

皆さまのご支援と思いやりが、農家さんたちを笑顔にします。

今後とも、ご支援や情報拡散のご協力をどうぞよろしくお願いいたします。
Thank you very much. Wish to meet you soon.

Paul Omindi

※原文はページ下部に記載しています。

2、ミゴリ郡の現状

(1)新型コロナウイルスによる困難

ミゴリ郡では都市部と比べて新型コロナウイルスの感染者は増加していないものの、政府の制限措置である「集会の禁止」は解除されていません。

そのため、農家さんたちは「アルファチャマ」でお金を借りたり、助け合ったりできず、「集会の禁止」により彼らの一つの収入源である日雇いの仕事を再開することもできていません。

(2)洪水の被害とその後

洪水の被害により、自分たちの家に住むことができなくなっていた農家さんとその家族も、濡れていた家が乾いてきたため、決して良い環境ではないものの、徐々に自分たちの家に帰れるようになってきました。

壁の一部が崩れるなど、被害の比較的小さな家は、木を切ってきて枠組みを作り、泥を練り、自分たちで修復しています。しかし、家が全壊してしまった農家さんたちは、再び家を建てる資金がない為、今も止む無く他の家庭の家に住まわせてもらっている状況です。

崩れてしまった土壁の家

また、家だけでなく畑の被害も深刻です。

例えば、通常であれば500kg (500kg×42円=21000円)の収穫が見込める所、洪水の影響で畑の作物が全て流されてしまった場合は全く収穫ができず、運よく少しの作物が残っていたとしても、65kg〜150kg (2730円〜6300円)しか収穫ができていません。そればかりではなく、そのなけなしの収入も今までのローンや家の修理費に当てなくてはなりません。

特に、「アルファチャマ」の農家さんも沢山育てている大豆などの豆類、とうもろこしなどの穀類は洪水により大きな打撃を受けました。次の種まきのシーズンは(雨量の関係)、収穫のシーズンは早くても12月中旬です。このような厳しい状況の中でも、水をあまり必要としないさつまいもを育て始めている農家さんたちもいますが、畑の土の質がさつまいもに適さない農家さんたちは、8月まで何もすることができません。日雇いの仕事も、畑の作物を売ることもできず、「アルファチャマ」でお金を借りることもできない今、農家さんたちがお金を得るすべは何もありません。

「集会の禁止」の制限措置が緩和され、日雇いの仕事ができるようになる可能性もありますが、今回洪水の影響を受けた農家さんたちは、12月まで自分で作った作物から収入を得ることができないのです。

このような状況での食糧支援は病気などから農家さんたちを守るだけではなく、精神面でも大きな支えになっています。


3、ナイロビチームの取り組み

ナイロビでは、ケニア人社員の「自分たちもできることをやろう。」と言う声から店頭(ミゴリの農家さんの作物をはじめ、農家直送の野菜数多く取り使っています。)に募金箱を設置しました。

日本のようにクラウドファウンディングや、支援の文化がないケニアで資金を集めることは容易なことではありませんが、皆様のご支援を待つばかりではなく、こちらでもお客様一人一人にミゴリの状況を説明し、少しでも長く食料支援を続けるために精一杯取り組みます。

「私がアルファジリで働く理由は、農村で貧困に苦しむ農家さんたちをサポートしたいからです。特に、通常以上に農家さんたちが苦しい状況に置かれているいま、多くの人々に農家さんの現状を伝え、できる限りのことをしたいと思います。」Patrick(写真右)


4、貧困と肥満

皆さんは、トップのこの農家さんたちの写真をみてどのように感じましたか?


「食料が無いのに意外とぽっちゃりしている。」
「意外と沢山食べているのでは?」
「本当に食料支援必要なの?」

そう感じる人も多いのではないでしょうか?

「肥満=裕福」の象徴と言う風に感じる人も多いかもしれませんが、貧困に苦しむ人々も肥満の問題を抱えてしまう事が多くあります。

一番の原因は「貧困により健康的な食事を取ることが難しい」ことです。

ミゴリの農家さんのように、貧困に苦しむ人々は、安くお腹を満たすために「油」「小麦粉」を沢山摂取しています。特にマンダジ(揚げパン)はケニア人の好物でもありますが、一番安く手に入る食べ物であり、貧困に苦しむ農家さんは毎日のように食べています。

また、いつも充分に食料を手に入れられる分のお金があるわけではないので、食べ物がある時に沢山食べる傾向にあり、このような不健康な食習慣から肥満になってしまう人も少なくありません。

一見、この写真からは「貧困」を想像することは難しいかもしれません。
しかし、実際には長年貧困に苦しみながらも、明るく、日々一生懸命仕事をしてきた農家さんたちの写真なのです。そんな「生き抜く力」を持った農家さんでさえ「この先どうしたらいいのだろうか...」と希望を失ってしまっています。

私たちと一緒に、農家さんたちを応援していただけないでしょうか?
どうか、今後とも皆様のご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
Hello, my good friends! I'm so excited to have interacted with you and accepting to stand with us in support to current farmers situations.
Once again, thank you for your continued support and for sharing to more of your friends about our project.
So far, we have already reached out to 400 most affected farmers and distributed food staff. All of these families were so happy with your support. The situation is still very tough for these farmers, but at least they are recovering from the damage and loss caused. 50 displaced farmers' families have come back to their normal homes while 10 families are still staying in the other family's home.
However, we still need to continue to support them to completely recover from the situation and encourage them to face their challenges. So we hope to achieve our target soon to get enough food staff and support the farmers.

Your support and care giving a smile to our farmers.
Thank you very much. Wish to meet you soon.

Paul Omindi


ソーシャルビジネスについて知りたいなら:ボーダレスグループのホームページ

(アルファジリ は、ボーダレス・ジャパングループの一員です。)

アルファジリ の事業を詳しく知りたいなら:アルファジリホームページ

アルファジリ での事業風景を身近に感じたいなら:インターン生運用tiwitter 

アルファジリの役員twitter: CEO twitter / CFO twitter