2022/01/06 16:00

こんにちは!Renovate Japanの吉田です。

寒い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか? オナガハウスでは、1Fのシェルター最終改修作業と並行して、2Fの改修作業に着手しているところです。

さて、これまでRenovate Japanから見たN’estについてご紹介することが多かったので、今回の活動報告では、先日N’estの鶴岡さん、倉持さんに伺ったRenovate Japanの印象について、対談形式でご紹介します。

吉田:しばらくRenovate Japanと活動してみてのご感想、持たれた印象をお聞かせください。

鶴岡さん:Renovate Japanは、こういう風に社会を変える方法がある、という仕組みを提示し、実践している素晴らしい団体だと思います。今は普通に生活していても、住居費、社会保障費で収入の2/3ぐらいは持っていかれるし、そもそも住居費が高すぎますよね。なのに、使われていない空き家がいっぱいあるという矛盾があります。

倉持さん:新築マンションの需要もあるけれど、古い家もいっぱいあって、もっと古い家が活用できるのではないか、とずっと思っていました。家に困っている人をソーシャルビジネスで救えると聞いて、新聞で見た時は、一刻も早く連絡を取りたいと思いました。

実は、息子が通っていた支援学級には児童養護施設の大きい子たちが来て、よく面倒を見てもらっていました。その養護施設の子たちも18歳になると施設を出なければなりませんが、後ろ盾もなく、住む場所を見つけるのは一苦労です。そういった場面は、まさにRenovate Japanの出番だと思いました。

甲斐:日本では、未成年にあたる18-19歳でも単独で一応賃貸契約はできますが、未成年が親や後見人の同意を得ずに取り交わした契約は、取り消すことができるという法律上の規定があります。そのため、未成年単独の契約は大家さんや不動産にとってはリスクが大きく、取り合ってくれないことが多いそうです。Renovate Japanはリノベーターの住居をアルバイト契約の福利厚生という形で提供するため、親や後見人がいなくても住む場所を確保できます。例えばリノベーターが急遽部屋に住まなくなった(やめた)場合も、アルバイト契約が切れるだけで、賃貸契約のようなリスクは発生しません。

倉持さん:世の中には本当は活躍する場がいっぱいあるのに、スタート地点に立てていない人も多い現状があります。

甲斐:そういう人たちに対して、住む場所と仕事を提供することで、スタート地点に立つための準備期間になればと思っています。

鶴岡さん:若いときに周りに見守ってくれる人がいるというのは、それだけで心強いと思います。いずれ、その若い人たちが大きくなって同じように地域の人たちを見守るような形で還元してくれると、良い循環ができるようになると思います。


いかがだったでしょうか? 今回のプロジェクトに一緒に取り組むN’estとRenovate Japanの共通の価値観、課題意識についても更にご理解を深めていただけましたら幸いです。

クラウドファンディングの期間も残り3週間ほどになりましたが、引き続き目標達成に向け盛り上げていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします!