7月5日に剃髪式を終えて、尼僧になって毎日お祈りをしています。剃髪して風邪をひいてしまったのかあまり体調がよくありません。日本でもニュースになっていると思いますが、ヤンゴンはロックダウンのさ中で移動ができません。小学校も一斉休校に入りました。感染はどんどん広がっています。病院の治療体制などはないので、自分で自分を守るしかありません。いつ感染してもおかしくありません。みんな死と隣り合わせです。ドライマンゴーのこと、KONYO-SAN PROJECTのことなど気になっていても、動くことができません。タイの日系企業の皆さんがKONYO-SAN PROJECTに協力を申し入れてくれていることはうれしいのですが、本当に動けないのです。今はお祈りをするしかありません。一日中GUGUと一緒にお祈りをしています。
ミャンマー の付いた活動報告
日本の友人から、「ヤンゴンに戻ってから連絡がないので心配している」と電話がありました。「月曜日に剃髪して尼僧になる」と言ったらびっくりした様子でした。ミャンマーでは男の人は一生に一度お坊さんになる習慣があります。女性で尼僧になる人は多くはありませんが、珍しくもありません。女性にとって大切な髪を切り、剃髪することで過去のすべてを捨てて人生をやり直す、リセットするということです。突然思いついたことではなくて、前々から思っていたことで、ヤンゴン行きの帰りのバスの中で決めました。尼僧になることは、私にとって前に進むために必要な一歩です。長い髪だと剃髪するのが大変なので、髪をカットして短くしました。美容院で切った髪を包んでもらいました。それを業者に買ってもらい、お金を「髪の橋」を作るために寄付させてもらいました。みんなが思い思い、自分たちの髪を切って、それを売ったお金で橋を作る。本当に素晴らしいことだと思います。これからは、食事は午前中だけ、それも喜捨してくれたものだけを食べます。実際は叔母が心配してくれて、食事を作って喜捨してくれることになっています。托鉢する必要はありません。1日中お祈りをして過ごします。コロナ禍で亡くなった人たちの冥福を祈ります。そのほか今年になって多くの人が辛い思いをして亡くなっています。その人たちの冥福も祈ります。日本の友人、国際産直に協力してくれている人たちが健康に暮らせるようにも祈ります。この一週間は尼僧になってみんなのために祈ることにしました。ただ一日お祈りをするだけです。翌朝までは水とお茶以外は一切食べることは禁止です。これまで支えてくれた日本の友人の皆さんの期待にこたえられるように、これからは、もっと頑張りたいと思います。日本の友人に剃髪式を終えた写真を送ると約束をしてしまいました。お願いです!モウマカはお坊さんのほうが似合うねとは、絶対に言わないでくださいね!
確認できませんが、大きな噂が飛んでいます。一つは、コロナの感染拡大で、ヤンゴンが7月1日にロックダウンするという噂です。正式な発表はありませんが、ほんとのようです。コロナの感染はミャンマー全土に広がってきています。ミャンマーでは感染予防も十分ではなく、ワクチンの接種なんて考えられません。ヤンゴン行きのバスのチケットは売り切れているようです。心配なので、私も明日ヤンゴンに帰ることにしました。スタッフのみんなとドライマンゴーの生産工程の確認を急いでいます。これからは、スタッフのみんなで頑張ってもらうしかありません。もう一つはもっと怖い噂です。国民防衛隊と国軍が明日双方で宣戦布告するということです。明日から内戦になるのではとみんな心配しています。バスのチケットは何とか手に入ったのですが、満員のバスで12時間も乗って帰ることを考えると、コロナに感染しないかと心配です。GUGUのことも心配です。心配することがたくさんあるので、どうしていくかはヤンゴンに帰ってから考えることにします。
クラウドファンディングが終了した5月20日以降、セインタロンマンゴーの収穫時期となり、モウマカさんはじめ現地の皆さんはドライマンゴー製造にかかりっきりになっていました。まずは、これまでの経過を簡単に報告しておきます。モウマカさんは5月後半にいったんヤンゴンに戻り、ドライマンゴーの包材の手配と輸出許可申請を行っていましたが、輸出商品のサンプルがないと申請を受け付けないということで、急遽農園からサンプルを取り寄せたりしたりで、手続きを終えて農園に戻ったのが6月6日でした。ちょうどこのころから、現地では何十年ぶりという長雨にたたられマンゴーの収穫ができませんでした。6月21日から晴れ間が戻ったということで仕事を再開しました。ただ、温度が十分に上がらず、湿度も高かったため、製造したドライマンゴーは真っ黒になってしまったとのことです。もう一度テスト製造からやり直しているという状況です。通常7月中旬には収穫が終わってしまうので、この異常気象で何とか収穫が持ちこたえられるか現地では心配しています。支援してくれた日本の皆さんにリターン商品だけは製造したいと今日から頑張って行くそうです。追記:①ミャンマーの現状は悪化の一途をたどっています。先週は、農園の近くのキンマ村が焼き打ちに合いほぼ全焼したと連絡ありました。製糖工場の敷地内に仮住居の建設が始まりました。工場関係者の安全確保のため仮住居を開放するとのことです。②東京新聞の取材があり、6月27日の朝刊でドライマンゴーの国際産直の取り組みが紹介されます。③7月10日からナチュラレッサのホームページを開設し、ミャンマーとの国際産直のプロジェクトの日本側の取り組みも紹介してゆきます。
5月10日の収穫に合わせてヤンゴンからマンゴー園に出発です。三つ問題があります。私の同居人の愛犬GUGUを連れていけるかどうかです。いろいろ考えましたが、今回はヤンゴンの友人に預かってもらうことにしました。とても臆病で寂しがり屋ですが、仕方がありません。一番の問題は、800㎞近くもある距離をどうやって行けばいいかです。最初は車を考えましたが、2月に「大活躍」した車は疲れきっていて長距離を走るのはむつかしそうです。検問もたくさんあって女性一人の車での移動は危険だとアドバイスがありました。【ヤンゴンからマンゴー園があるヤサージョ町へ】https://goo.gl/maps/WdE7LqEwTmHg5YZj6日本の友人から、「みんなでカンパするから飛行機で行けば」の一言で、問題は解決!自由な空に検問所なんか作れないですよね!飛行機で1時間、車に乗り換えて4時間。日本からもらった「ドライマンゴー製造レシピ」のビルマ語訳も済ませましたよ!!農園に入ってしまうと、インターネットは全く使えません。テスト収穫の写真は農園のスタッフが、1日かけて車で私のいるヤンゴンまで届けてくれました。マンゴーの収穫からドライフルーツの製造まで日本のみなさんに伝えられなくなってしまう?どうしよう?何か方法は?