2021/10/12 08:30

立ち透かしは、脚で馬体を挟まず、腰は鞍に触れずに紙一重で浮かせるというもので、習得が大変難しい技術です。

この乗り方により、射手は疾駆する馬上でも上半身が上下動しない美しい姿勢を保ち、的を正確に狙うことができるのです。

そのためにも稽古を続けることが重要です。

そして、それを支えるのが足元の「和鐙(わあぶみ)」です。 

和鐙は鉄製で、足を包み込むような大ぶりのものです。舌の形に似ていることから舌鐙(ぜつあぶみ)とも呼ばれます。大きく重いため安定性があり、この和鐙によって射手は立ち透かしが可能となるのです。 

射手は和鐙の形にフィットする射沓(いぐつ)をはいています。「不思議な形の靴」と思われるかもしれませんが、和鐙にしっかりと足を載せられるようにつくられています。

大日本弓馬会のウェブサイトで「流鏑馬の射手装束と馬具」を紹介しています。こちらもぜひご覧ください。

http://yabusame.or.jp/


目標金額350万円【2021年12月15日(水)まで】

伝統の技、流鏑馬の馬場に散水用設備、更衣室と日除けを!安心して稽古を続けるために

https://camp-fire.jp/projects/view/449211