2021/11/08 17:09

11月6日の活動報告に直線馬場の距離について以下のように書きました。

的を射た後、次の的まで4~5秒しかありません。

その短い時間の中で腰から矢を抜き、弦に番え、弓を打ち上げ、次の的に狙いをつけなければなりません。

この技術は非常に難しく、先人の中には射るよりも難しいという方もいた程です。

以前の稽古場では、直線馬場が100メートル弱しかなく、的を1つしか設置できませんでした。

そのため、この矢番えの稽古ができなかったのです。

現在の鎌倉教場では、220メートルの本格的な馬場を備えていますので、一の的を射た後の二の的までの矢番え、二の的を射た後の三の的までの矢番え、と本番さながらの矢番えの稽古ができるようになりました。

https://camp-fire.jp/projects/449211/activities/324677#main


「流鏑馬」とは、疾駆する馬上から左横に置かれた3つの的を射る神事です。

馬が全力疾走する中で、矢を射る必要があります。

以下のが馬上の図です。

一の的、二の的、三の的との間の移動は4~5秒しかありません。

腰は鞍に触れずに紙一重で浮かせる「立ち透かし」の状態で体を動かすことなく、矢を射るためにも稽古が重要です。

単に武芸を競うのではなく、天下泰平(てんかたいへい)、五穀豊穣(ごこくほうじょう)、万民息災(ばんみんそくさい)を祈念して的を射る精神性の高い祭事を、きちんと務めるためにも、日々の鍛錬が欠かせません。


その練習の場の環境整備へのご支援、どうぞよろしくお願いいたします。


目標金額350万円【2021年12月15日(水)まで】

伝統の技、流鏑馬の馬場に散水用設備、更衣室と日除けを!安心して稽古を続けるために

https://camp-fire.jp/projects/view/449211