大日本弓馬会の2回目のクラウドファンディングも、本日、ついに最終日を迎えました。
おかげさまで、皆様の御支援により、一昨日に目標額を達成することができました。
改めてお礼申し上げます。
今回の御支援により、更衣室・散水用水道設備・馬の日除けの設置することができ、鎌倉教場は更なる優れた稽古場へアップグレードされることとなります。
もっとも、まだまだ私たちの挑戦の道は終わっておりません。
この先も稽古を続けていくには、鎌倉教場の維持管理が欠かせません。
また、施設・設備の維持管理だけではなく、馬や各種道具類の維持管理も欠かせず、これら運営経費はコロナ禍により行事数が減っている現在、非常に重くのしかかっております。
そのため、目標額を超えて御支援いただいた分は、これら運営経費に充てさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
より多くの方に御支援いただけるよう、大日本弓馬会は最後まで全力で走り切る所存です。
さて、今日の活動報告のテーマは「流鏑馬を支えるてくれる人たち」です。
今回のクラウドファンディングにおける活動報告は、これが最後となります。
私たちの活動の一端を御紹介しようと試みてまいりましたが、いかがでしたでしょうか。
皆様、長らくお付き合いいただき、まことにありがとうございました。
流鏑馬は、射手が華々しく騎射を行うシーンが印象的ですが、ここに至るためには、多くの人たちの支えが欠かせません。
馬、馬具、弓道具、装束、諸役、的、会場、アナウンス、通訳・翻訳、国・県・市などの官公庁、予算、各種事務などなど挙げれば枚挙にいとまがありません。
馬については、協力してくれる牧場や乗馬クラブなくして、流鏑馬は始まりません。
馬具については、貴重な和鞍や和鐙を扱っている骨董店などの方にお世話にならなければ、和式馬術は実現し得ません。
弓道具については、高名な弓師さんや矢師さんにお願いするだけでなく、市井の弓具店さんにもお世話になっています。
装束については、古くからお世話になっている装束店さんや、笠・行縢(むかばき)・手袋・射沓などを作ってくれる職人さんは欠かせない存在です。
諸役については、行事ごとに無償で御奉仕くださっている人たちによって支えられています。
的については、式の的、板的、小的いずれも異なる業者さんのお力添えをいただいています。
会場については、神社様をはじめ、各地の実行委員会、警備会社、運営会社、工務店などの協力が欠かせません。
大日本弓馬会の流鏑馬の実況アナウンスは、その解説の素晴らしさと相まって、大日本弓馬会の名物ともいえるもので、逐次通訳と合わせて、多言語化に注力している昨今の大日本弓馬会による流鏑馬の最大の特徴となっています。
国・県・市などの官公庁とは、様々に連携させていただいており、それぞれの御担当者様には感謝しかありません。
予算については、御寄付いただいている皆様、クラウドファンディングに御協力いただいた皆様、日頃から予算獲得に取り組んでいる事務方の苦労の賜物です。
各種事務処理については、事務局とそれを支える人たちの目に見えない活動が流鏑馬を下支えしていることを忘れてはなりません。
加えて、昨今は、広報周知や活動記録のために、流鏑馬を撮影・編集して動画を制作し、ウェブ上で配信することにも注力していますので、それら映像の制作にお力添えいただいている業者さんも「流鏑馬を支える人々」といえるでしょう。
このように、1回の流鏑馬には馬は5~6頭、射手は10~12人、諸役は14人参加するのが通例ですが、これら出場者の背後では、数十人、行事によっては200人を超える関係者の方が支えてくれているのです。
何とありがたいことでしょうか。
この「流鏑馬を支える人々」あってこその流鏑馬です。
このような皆様に対しする感謝の気持ちを、私たちは常に持ち続けなければなりません。
そして、これほどの御支援いただいたわけですから、これからが大日本弓馬会の腕の見せどころです。
多くの方に御支援いただくことができ、大変心強く思うとともに、多くの方々の期待に応えるという責任を負うことを思うと、改めて身が引き締まります。
これからが本当の挑戦となる大日本弓馬会に、引き続きの温かいご声援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
2021年12月15日(水)まで
伝統の技、流鏑馬の馬場に散水用設備、更衣室と日除けを!安心して稽古を続けるために