2021/08/16 20:58


本日8月16日に

災害対策基本法に基づく警戒区域を被災地に設定すると発表されました。

この法はコマツ屋製麺所の再建の未来が大きく左右されます。


内容は立入禁止区域内の自宅が全壊、または半壊に満たない被災者

(現在危険区域で自宅に帰れなく、今後の住まいの補償もない)

に対し補償を出す為なのですが、法的に自宅には帰れないという事になります。


これは自分の力では努力することさえも奪われることを意味し、

一番恐れていた復興へのスピード感が削がれます。


そしてコマツ屋製麺所は自宅と工場が一緒なので

現在の場所での工場再建が法的に延期される事になるのです。

(設定期間は未定)


2日前の8月14日に熱海市長にお会いする機会を頂き

工場は区域外にして頂きたいとお願いしましたが

国、県、市で決めた指定区域の為、即答は出来ないご様子でした。


その地区で商売をしているのはコマツ屋製麺所ほか、数軒程です。


工場移転など新たな方向へ舵を切る事になると

土地の選定から始まり、更地なら建物を作るところから、

テナントなら、機械が入る部屋の高さなどを考慮した上で

製麺機械のサイズや茹で場の配管、冷蔵庫、冷凍庫、駐車場など...

条件の合う場所探しからになり、非常に時間と費用がかかります。


経済産業省の方と被災企業支援のお話もしていますが

再建の道は険しく長いものになりそうです。


その間、会社が持ちこたえられるか心配は募るばかりです。


支援をしてくれた皆様をはじめ、多くの方の協力や

国・県・市が非常に協力してくれて前に進んでいますが

より効率よく迅速に進めていく必要があります。


町の小さい工場ですが、復興まで頑張りたい、

頑張らさせてほしいです。


※土砂はカビがすぐに発生するため、一時帰宅の際に急いでかいている父の様子


コマツ屋製麺所 中島 茉子