2018/05/03 10:07

いつもお世話になっております。

Creem Panです。

 


この度、監督の平林とカメラの平本が、

4/25~4/30までの6日間、北海道ロケに行ってまいりました。

 


幾つかの写真と共にその行程を振り返り、皆様にお知らせしたいと思っています。

 


初日:4/25

お昼頃に平林のみが北海道入りし、現地の技術スタッフさんと合流。

お産を撮影する予定であった新冠にある某牧場様を目指します。

余談ですが平本は羽田空港付近で発生したトレーラー横転事故の影響で、

予定していたフライトに間に合わず、約6時間遅れで合流するという、

ハプニングに見舞われました(笑)

この日は監視カメラ&車中泊で粘るも、残念ながらこの日は馬は生まれず。。。

 

 


二日目:4/26

明け方インサートを数カット撮って、男三人で近くの温泉へ。

入浴と幾らかの睡眠を取りました。

そして夕方からは再び牧場に入り、スタッフ様に密着しつつも、

ほとんどの時間はハイエースの中で張り込み。

前日同様、その時をひたすら待ちました。


そして迎えた22時頃、監視カメラを覗くと、地面に座り込む馬の姿が!

慌てて現場に走ると、どうやら破水が始まった模様。

急いでカメラと音声の機材準備をして、馬房へダッシュします。

およそ20分ぐらいの間、力む母馬を応援しながらカメラを回し続けた結果、

見事元気な仔馬が誕生!

正直、感動というよりも、撮影に必死で何が何だかわからない状況でした(笑)


出産の後はやはり、初めて立つ瞬間を狙い、カメラを回し続けます。

その時!何と、二つ隣の馬房の牝馬の破水が始まりました!

立て続けの出来事に驚きつつも、冷静に。

暫くは仔馬が立つ瞬間を粘って撮影し、それをクリアしてから、二つ隣の馬房へ。

こちらは初子ということで色々と心配されましたが、

そんな心配をよそに無事元気な仔馬を出産!

まさかの二頭の出産をカメラに収めることができ、本当に有意義でした。

 

 


三日目:4/27

夜中と明け方は、生まれた二頭の経過を定期的に撮影しつつ、

牧場の風景インサートを収めました。

そしてその後は前日に引き続き、近くの温泉で入浴と少しの仮眠。

夕方には再び牧場に戻り、出産を行ったスタッフへのロングインタビューを行いました。

そして夜は静内で一番リーズナブルなビジネスホテルへ(笑)

少しコンパクトでレトロな部屋でしたが、車中泊に比べればオアシスでございました(笑)

 

 

 


四日目:4/28

am6:00にチェックアウトし、お産を撮らせて頂いた牧場様と同じグループの牧場様の元へ。

というのも、ご厚意で当歳~1歳馬の検温や調教などの模様を撮らせて頂ける事になったからです。

そこにいる馬と人、こちらもシナリオでは予定しなかったものを沢山撮影することが出来ました。

その後は、サラブレッド銀座などを含む、日高の様々な地を赴き、

インサートの撮影し、某大手牧場へ移動して撮影。

本当に馬に携わる方々は皆さんいい方ばかりで、

人から人へと協力の輪が広がって行きました。本当に感謝しております。

 

 


五日目:4/29

この日はam4:00に同じホテルをチェックアウトし、静内にある家族経営の某牧場様の元へ。

丸一日、牧場主の方に密着しました。

この方は功労馬支援もされている方なのですが、

一頭一頭馬に優しく語りかけながら、放牧や集牧、飼付などを行っていきます。

どちらが良い悪いではありませんが、

景観も含めて、前日までお世話になっていた大手牧場様とかなり印象が違って、

手前味噌ですがいい画が撮れたという手応えがありました。

幾度かインタビューも頂きましたが、その内容も良かったです。

 

 


六日目:4/30

この日も、もはや定宿と化した例のホテルを出発し、前々日に撮りきれなかった日高の地へ赴き、インサートの撮影。

個人的にはオーマイホースパークが印象的でした。

お昼頃に全ての撮影を終えて空港へ。

現地スタッフの方と別れ、フライトまでの間、平林平本で今回のロケで獲得した素材のチェックと振り返りを行いました。

18:00の飛行機に乗り、20:30頃帰京。

述べ6日間のロケを無事終えました。

 

 

 

長々としたご報告を失礼致しました。

前述した通り、本当に多くの関係者の方々のおかげで、

想定以上の撮れ高となり、有意義な撮影であったと思っています。

現地でお世話になりました皆様、そして支援者の皆様、

映画『今日もどこかで馬は生まれる』を応援頂きまして本当にありがとうございます。

撮影はまだ始まったばかりで、今後より困難な出来事も多々あるかと存じますが、

変わらぬご愛顧のほど、宜しくお願い致します。

 

 

Creem Pan

代表・平林 健一