はじめに・ご挨拶

プロジェクトページをご覧いただきありがとうございます。

はじめまして!私たち浜松市社会福祉事業団および浜松市発達医療総合福祉センター(友愛のさと)は、1992年に浜松市が開設した何らかの障がいや悩みがある子供と成人及びその家族のLife(生命・生活・人生)を支えるための医療と福祉が融合した地域の療育センターです。また、講演会などを行い地域への発信することで、障がいや悩みを持った方々と社会が寄り添っていけるような啓発活動を行ってきました。


私たちの基本理念は“ともにあゆむ”です。



このプロジェクトで実現したいこと

2022年は“はままつ友愛のさと”開設30周年となる記念の年になります。

記念すべき30周年の今年は、ダイバーシティー(多様性)をテーマに掲げ、
 「You & I  ~みんなちがう、だから楽しい~」
と題して、浜松市の街中に飛び出して、より多くのみなさんと触れ合えるような友愛のさと祭りを開催します。

2022年7月23日(土)に浜松ギャラリーモールソラモでイベント、えんてつホールで講演会を行います。

コロナ禍の今だからこそ、年齢・性別・国籍・障がい・病気などによって分断されない、差別されない、取り残されない世の中を実現するために、場を浜松駅前のソラモに作ります。そして互いの違いや良さ、多様性を認めあえる社会の実現を目指す第一歩にしたいと思っています。

 


イベント企画として、当センター利用者を含む様々な人から歌詞を募集し、浜松市で活躍されているリトミック、ピアノ講師の永塚ふみほさん(プロフィールは下にあります)とともにオリジナルのイベントソングを作ります。その歌に合わせて障がいを持っていても持っていなくても踊れるようなダンスの振り付けをプロの方と協力して作ります。そして令和4年7月に浜松駅前のソラモにステージを作り、障がいや苦手さがある人の輝く姿を見てもらうとともにみんなで踊って歌ってともに楽しめるようなイベントを行います。ステージ周辺でもワークショップを行い、様々な体験をしていただきたいと思います。またその模様を動画配信してより多くの人に見てもらい、遠くの人やその場に来られない人でも参加していただきたいと思っています。
また、障がいを持っている人のことをもっと知っていただくための基調講演を行うとともに、実際に当事者の話を聞いてもっと近くに感じてもらえればと思っています。(講演者は選定中です。決まり次第公開したいと思います。)
そのほかに、記念誌を作成・発行し、当センターの今までの活動や私たち自身の事を社会により知っていただき、さらに啓発活動に努められるようにしていきたいと思います。

私たちは、これまで開所月である毎年7月に施設を会場として『友愛のさと祭り』という地域とつながるお祭りを開催し、障がいや悩みがある子どもと家族、地域の方々との繋がりを築き、多様性に理解がある社会の実現を目指してきました。しかしコロナ禍で2020年、2021年と2年続けて友愛のさと祭りは中止となってしまいました。2年分の思いも込めて、皆さんと楽しみながらかかわりあえるイベントを行いたいと思います。


プロジェクトをやろうと思った理由

私たちは、30年間でたくさんの障がいやいきづらさなど多様性を持った方々と共に歩んできた中で、苦手さは持っている方々の豊かな感性や感受性とふれあい、その感受性や気持ちを素直に表現している姿を見てきました。その方々と交わることで、私たちが成長し、大人になる中で忘れかけていた大切なことを思い出させてくれました。そういった経験に出会わせていただいた感謝と私たちが感じた気づきや大切なことをみなさんとも分かち合いたいと思いを、今回のイベントのテーマである「You & I ~みんなちがう、だから楽しい~」に込めました。

ダイバーシティ(多様性)とは、「幅は広く性質の異なる群が存在すること、互いに非常に異なる人や物の集まり」とされています。性別・人種・国籍・年齢・障がいの有無など目に見えるものと、価値観・宗教・経験・思考・言語・教育など目に見えないものがあるとされています。

2021年に行われた東京オリンピック・パラリンピックもテーマ「ダイバーシティ&インクルージョン」でした。東京パラリンピックの開閉会式では「誰もが翼をもっている」「調和の取れた不協和音―すべての違いが輝く世界―」を表現していました。コンセプトの意味として、それぞれの違いを認め個性を輝かせることで“不協和音を調和させていく”との願いが込められていました。また『違いがあることで対立が生じるのではなく、新たな未来が生まれていく』という意味がありました。

しかし、パラリンピックのような華やかな舞台だけではなく、日常生活の中でも様々な多様性を持った人もそうでない人もだれもが輝やいているところを持っています。みんながお互いの輝きに気が付き、認め合う中でよりお互いの違い=不協和音がより調和のとれた日常生活になっていくことが理想です。


皆さんは生活の中でどれくらい障がいを持った人にかかわったことがありますか?内閣府の統計でも全人口の約8%が何らかの障害を持っているといわれています。 目に見えない多様性を含めるともっと悩みや困難さを持った人は多くいます。お互いが認め合い、楽しみあっていくなかで、マイナーな多様性や心身機能の困難さはなくすことができなくても、ハンディキャップ=社会生活への参加の困難さはなくすことができると思います。 


私たちは、2012年の20周年の時には“障がいとアート”を軸に、浜松市美術館と一緒に“アール・ブリュット展”を開催し、浜松駅前から浜松市美術館まで車いすやベビーカーで行くにはたくさんの地下歩道を乗り越える必要があったことを逆手にとって“しょうがいぶつマラソン”を開催し、“障がいとアート”に関するシンポジウムを開催しました。その後の10年で浜松駅前から浜松市美術館に至る道のりあったたくさんの地下歩道は埋め立てられ、たくさんの交差点に横断歩道が整備され、車いすでもベビーカーでも平地を進むことができるようになりました。

ハード面のバリアフリー化はこの10年で進みましたが、ソフト面のバリアフリー化は進んでいないどころかコロナ禍でさらに分断が進んだ印象です。


そこで2022年の30周年ではソフト面のバリアフリー化、心のバリアフリー化を目指して、“障がいと音楽”を軸に、一緒に歌い、踊り、楽しむ時間と場を設けたいと思っています。そのため今回は施設から飛び出して浜松駅前で開催することでより多くの方々と一緒に見て、聴いて、踊っていただき、年齢・性別・国籍・障がい・病気などによって分断されない、差別されない、取り残されない社会の実現を目指していきたいと思っています。


イベントにご協力していただける方々

永塚ふみほさん
愛知県立芸術大学・音楽学部・声楽専攻卒業。
2016年7月、よつば音楽教室開講。
浜松市の保育園や療育施設でリトミックを行ったり、コンサートを行ったりして活躍されています。今回オリジナルソングの楽曲づくりとともに当日も参加していただく予定です。

発達支援リトミック/ミュージックのHP https://yotsuba-ongaku.com/
ブログ http://ameblo.jp/yotsuba-ongaku
YouTubeチャンネルhttps://www.youtube.com/channel/UC75oWRNh0jU7CKrEY3ZLsIQ


デッドストック工務店さん
「ゴミも磨けば光るよね♪」を合言葉に、産業廃棄物やありもので空間をつくる建築ユニット。
全国各地の工務店や職人、デザイナーやアーティストにより、不定期にて構成される幻の工務店。

出来上がるものはゴミ次第?いろいろな素敵な作品を作ってこられています。HPものぞいてみてください。当日会場で午前中からモニュメントを作っていただく予定です。皆さんも装飾に参加できるワークショップも予定しています。お楽しみに!
HP:http://deadstock.co.jp/
(活動報告でもご紹介しております。)



竹内太一さん(ダンスインストラクター・振付師 浜松市出身)
大学生でダイエットをしたいと始めたダンスをきっかけに、気づけばプロダンサーの道へ。幼い頃からよく見ていたディズニーのショーへ強い憧れを持ち、ジャズとバレエを学びその夢を果たしました。現在はアーティストのバックアップダンサーを始め、浜松市内でダンスインストラクター振付師として活動中。
( Instagram ID @taichi7777777 )

今回のイベントでは歌に合わせたダンスの振り付けをしていただきます。みんなで覚えて、一緒に踊りましょう‼

経歴
2018年  ものまねタレント『コロッケ』監修 ショーレストラン
[CROKET MIMIC TOKYO] ダンサー出演
2018年  Benesseしまじろうコンサート全国ツアーダンサー出演
2018年  ユニバーサル・スタジオ・ジャパン ハロウィンイベント ダンサー出演
2019年  東京ディズニーリゾート ダンサー出演
2021年 少年隊 植草克秀 ディナーショー ダンサー出演
2022年 少年隊 植草克秀 全国ツアーコンサート ダンサー出演
2020年 脚本:三井 秀樹 舞台『フレイム&フローズン』振付担当
2021年 志摩スペイン村パルケエスパーニャ キャラクターショー 振付アシスタント

(その他のご協力していただける方は、決まり次第掲載していきたいと思います。)

これまでの活動

1992年から 浜松市発達医療総合福祉センターとして障がい児者の支援開始。障害や悩みごとのある子供から大人まで医療、福祉で総合的に支える活動を30年間行っています。
2012年 20周年記念 浜松市美術館でアールブリュット展、街中で障がい物マラソン企画、開催
2013年から 障がいをもつ子と家族のためのサバイバルキャンプ&防災ワークショップ
年1回NPO法人みらいトークと協力し医療、福祉従事者とともに災害時の泊り体験を行っています

講演会の開催多数
浜松市発達医療総合福祉センターおよび相談支援事業所シグナルとして年2-3回の医療、福祉、虐待などに関する講演会
最近行った主な講演会のテーマ
2019年 子どものスマホ ネット・ゲーム依存 ~やめられない・・・でもこれならできるかも~
    虐待のサインを見逃さない~支援者として大事な視点とは~
2020年 知りたい・伝えたい 性と生 
2021年 家族を支える人を支えるために ~ヤングケアラーへの支援~
 など

応援メッセージ
木村泰子さん

映画「みんなの学校」の舞台となった大阪市立大空小学校の初代校長先生 木村泰子さんから応援メッセージをいただきました。木村さんはご縁があって、昨年当センター副センター長 遠藤と講演で対談させていただいていました。

昨年の11月7日に遠藤雄策Dr.とご一緒にオンラインで対談させていただいた木村泰子です。その節は浜松市のみなさん方と貴重な学びをいただくことができ、大変感謝しています。何よりも困っている子が困らなくなる地域社会をつくるために、大人の自分がまずは行動しようと確かめ合って対談は終わりました。

今回は30周年記念としてダンス&音楽のイベントを開こうとの計画があることを知りました。音楽と動きは無条件に人と人をつないでくれます。子どもも大人も存分に楽しめる場になりそうだとワクワクします。みなさん、精一杯応援したいですね。
子どもたちの笑顔が目に見えそうです。

久保田翠さん(認定NPO法人クリエイティブサポートレッツ理事長)

久保田翠さんが理事長を務めるクリエイティブサポートレッツさんは、障害や国籍、性差、年齢などあらゆる「ちがい」を乗り越えて
人間が本来もっている「生きる力」「自分を表現する力」を見つめていく場を提供し、様々な表現活動を実現するための事業を行い、全ての人々が互いに理解し、分かち合い、共生することのできる社会づくりを行っている団体です。

30周年おめでとうございます。
友愛のさとさんは、浜松の発達医療を担っている団体でありながら、そのふり幅の広さは秀逸です。今回のイベントはこの地域の福祉に新たな風が起こるかもしれません!
Let’s stay together!

資金の使い道

イベント、講演会会場費  約50万円
歌、ダンスの作成費    約12万円
記念誌作成費用      約20万円
リターン費用       約10万円
CAMPFIRE手数料     約8万円

新型コロナウィルスにて中止になった場合には、オンラインで講演会、パフォーマンスの配信でおこなうか、延期して別の日程で行います。

リターンについて

すべての支援していただいた方にイベント記念クリアファイルとお礼メールおよび実施報告を行います。
(返礼品の追加で一部クリアファイルのない返礼品もできました。ご了承ください。)

2000円
〇イベント記念クリアファイル

3000円
当センター福祉作業所製品
〇猫の箸置き2個セット
〇オリジナルポストカード5枚セット 
〇手作り洗濯ばさみ3色セット

5000円
当センター福祉作業所製品
〇エコバック(ランチバックサイズ)
当センター療育施設職員手作りの療育グッズ
〇手作り絵カードセット 幼児向け
〇手作り絵カードセット 学童向け
〇手作り絵カードセット 生活指導向け
〇怒りの温度計と毛糸玉のセット
当センターでボッチャの体験
〇ボッチャ体験

10000円  
当センター福祉作業所製品
〇おひたま(レンジ目玉焼き作成用陶器)
〇皮のネームホルダー
〇皮のICカードホルダー
〇エコバック(トートバックサイズ)
当センター療育施設職員手作りの療育グッズ
〇手作り絵カードセット フルセット(幼児向け+学童向け+生活指導向け)

30000円
当センター福祉作業所製品
〇原画ポストカード1枚とイベント記念誌&オリジナルソングCD
〇エコバックセット(ランチバックサイズとエコバックサイズ各1つ)

50000円
当センター福祉作業所製品
〇皮のペンケース&ネームホルダーのセットとイベント記念誌&オリジナルソングCD

今後講演会優先参加やワークショップ優先参加などのリターンを決まり次第追加していきます。

当センター福祉施設製品について
今回のリターンの多くに当センター福祉施設が立ち上げた製品ブランド「わごむ」のものが使われています。
福祉施設の製品は、福祉施設を利用する障がいを持った方が社会参加や生きがいを高める日中活動として行い作られたものです。

ブランドの「わごむ」というネーミングには、色々な願いが込められています。
“わごむ”はまるくなったり、横に長くのびたりいろいろな形に変化します。
物をまとまめたり、包みを閉じたり、びよーんと飛ばしたり・・・。
つなげればどんどん長くなり、たくさん集まって束ねればとても強い力となります。
そんな“わごむ“一つ一つを〝人”ひとりひとりに重ねあわせ、
他とつながったり、皆でまとまったり、社会へ飛び出したり、強く生きていく・・・
そんな思いが〝わごむ“というネーミングにはのせられています。

興味を持っていただいた方は、ぜひ「わごむ」のHPものぞいてみてください。
HP:https://wagomu-shop.com/

実施スケジュール

11月 プロジェクトチーム発足 イベント内容の決定
1-2月  オリジナル曲の歌詞の募集
3-4月  クラウドファンディングの募集
5-6月 オリジナル曲の作成、みんなで踊れるダンスの作成
7月  駅前でのイベント、講演会の開催
7月末 リターンの送付

最後に

発達障がい・身体的な障がい、その他の様々な困難さや悩みを持ったこどもや大人に対して支援を行ってきた当センター。その私たちだから行える、実際に見て、聴いて、踊って、リアルな経験や体験として様々なちがいや、そのちがいの良さを感じられるようなイベントを行いたいと思います。ご支援だけでなく、ぜひご参加もよろしくお願いします。


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
万一コロナウィルス感染症の蔓延などで予定していた日程で行えなくなった場合は、延期するか、形を変えてOnlineなどでイベントを行います。

  • 2022/09/09 18:19

    みなさん、こんばんわ。浜松市社会福祉事業団です。7月23日に開催した、30周年記念イベントから約1か月半立ちました。皆さまから、イベントの感想などをいただいたり、Youtubeのライブ配信を見ましたと言ってくださる方がいたり、なにより障がいのある当事者の方やご家族から「求めていたイベントだった...

  • 2022/07/24 13:13

    みなさんこんにちは。おかげざまで7月23日に無事イベントを開催することができました。本当に多大なるご支援、ご協力ありがとうございました。イベント当日の様子をお届けします。イベント当日は晴天に恵まれ、とても暑い日になりましたが会場のソラモはいい風が吹いて過ごしやすい環境でした。午前中からみんなで...

  • 2022/07/22 19:28

    みなさんこんばんは。とうとう明日、浜松市社会福祉事業団・浜松市発達医療総合福祉センターの30周年記念イベントの講演会・シンポジウム「しょうがいHappy Life〜みんなちがう だから楽しい〜」とダンス&音楽イベント「しょうがいオーケストラ」を開催します。コロナの感染の拡大もありますが、感染対...

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