▼大学生って「やらなきゃいけないこと」に追われがち?

こんにちは、一般社団法人ウィルドアの阿部里歩と申します。

私は今大学2年生なのですが、就職活動中の大学の先輩は、こんなことを言っています。

「大学生活で、目の前のサークルとかバイトしかしてこなかったから、今更〈自分は何をやりたいのか〉や〈自分はどんな人間なのか〉なんて考えられないよ。」

大学に入ってから様々な選択をしてきたはずなのに、「自分」と向き合う機会が少ないのです。


また、大学に向かうバスの中で多く耳にするのは、毎日サークルやバイトなどで忙しくて大変だというため息交じりの言葉。

「サークルつまらないんだよねー(みんないるからやめられないけど)」
「(みんなやってるし)私もインターンやらないとやばいんだけど、やる気でないわ」
「(やりたくないけど)お金が足りないし、今日もバイト行かなきゃ・・・」


なんでこんな言葉が出てくるんだろう・・・?
そんな疑問を悶々と抱いていた中で、ふと、気づいたことは、

みんな目の前の「やらなければならないこと」には目を向けてるけど、

「自分が何をやりたいのか。どんな風に将来なりたいのか」と自分の心に耳を傾ける時間ってあまりないからなのでは、ということでした。


▼「頭」ではなく「心」で大学生活を楽しんでほしい。

このように感じる大学生は「心」ではなく「頭」で考えてしまっているのではないか、そう考えました。

つまり、例えばお金をためるためや、仲間と仲良くするためにはどうすればいいかを最短ルートで考え、

「バイトをすること」「なんとなくサークルに入る」

といった行動に走るような傾向があるのではないか。


そのような傾向は周りの目を気にし、みんなから浮かないため、自分だけ置いて行かれないためにはどうすればいいのかを「頭」で考えた結果生まれたものなのであると思います。


そのように考え続けた結果、いざ〈自分は何をやりたいのか〉や〈自分はどんな人間なのか〉を問われたとき、それまではみんなと比較ばかりしてきたので、個人としての「自分」を見失ってしまうのではないでしょうか。考え続けるほどにわからなくなり、「自分で自分がいちばんわからない」事態に陥ります。


そんな時必要になってくるのが、「心」で考えることであると思います。

なんとなく心惹かれたものや、もう少し覗いてみたいと感じた思いに素直に向き合うこと。

興味に忠実な子供のように。


「頭」の中は、それまで集団の中の一員として生きてきたことで培われた思考でいっぱいです。

逆に、「心」の中はそれまで表に出てくることが少なかったので、まだ個人としての「自分」が隠れているのではないかと思います。


「心」の中から現れた「自分」が導いてくれる方向は、「自分なりの選択」にあふれているでしょう。

 

▼〈Dots.〉が私に教えてくれたもの

私がこのように考えられるのは、一般社団法人ウィルドアが発行するフリーペーパー〈Dots.〉との出会いがあったからです。

〈Dots.〉は今年で3年目で、毎年1部発行されているのですが、その第一弾、すなわち1年目の〈Dots.〉の読者の一人だったのが、その当時大学入学を控えた高3生だった、私なのです。

 

 

 

当時、自分が受け取った<Dots.>

 

〈Dots.〉には、「様々なジャンルで楽しそうな大学生活を送る先輩の姿」が描かれていて、それぞれがそれぞれの大事にしたいことを中心に自ら選択している様子が伝わってきました。
これを読んだことで、それまでクラス内や部活内でうまく生きる方法しか知らなかった私が、「自分で考えて選択すること」の楽しさを、初めて知ることができたのです。

そして〈Dots.〉により自分なりに行動することを決めた私は、大学生活も最初から様々なチャレンジをし、気づけば今年は編集長という立場を任せていただき、私を変えてくれた冊子、〈Dots.〉を作成することになりました。
「元読者だから伝えられること」を存分に紙面に載せ、私のように少しでも楽しい大学生活を選択できるきっかけとなるように読者にメッセージを届けたい!
そんな想いで作成をすることは決めました。。

 

▼未来が見えない、高校生

 そもそも、今回<Dots.>を届けようとしているのは、高校3年生。
しかも受験が終わり、「卒業」を控えている、そんな時期。

 

「大学に入って、好きなことを勉強できる」
「大学では今までできなかった新たなことにチャレンジしたい」
「新たな仲間と出会いたい」__
期待が胸に浮かぶ反面、履修、サークル、バイトなど、全て自分で決めなければいけない環境になることに対して、実は大きな不安を抱いています。


私自身が高校生だったときも、そんな不安の根底にあったのは「自分の未来の姿が見えないこと」でした。
文科省の調査でも、自分の勉強や進路についての不安を持っている高校生は75.5%もいることが明らかになっています。

 

 一方で、「勉強ができること」よりも「将来に夢を持っていること」を大事だと感じる高校生も多い中で
「夢を持つことは大事だと頭の中では分かっているが、受験が終わってもそれが見つからず進路には不安を抱いている」
そんな高校生が全国にたくさんいる様子が想像できます。

そんな彼らの不安に対して、将来について考えるカリキュラムを導入している高校も多くあります。私が所屬する一般社団法人ウィルドアでも、そんな誰もが抱えうる不安に対して活動を行ってきました。

 


高校3年生で受験を終えた高校生向けに行ったワークショップ


答えを提示するのではなく一歩を踏み出す後押しや、自ら正解をつくっていくための手掛かりを。


しかし導入時期が高校1,2年のまだ将来についての将来を考えるためのモチベーションが弱い時期のため、せっかく響いた話も受験勉強に向かう期間のなかで忘れられてしまうことも多い実感があります。

結果として、いざ進学を目前とした進学直前になって不安が先立ち、
大学生活に対して明確な目標を見失ってしまう高校生たちが輩出されてしまっています。

 

そんな高校生に、私は、ただ答えを渡すのではなく、
改めて自分自身がどんな大学生活にしたいのか、
そのためにどんな方向に向かっていこうか、ということを
考えるための手がかりを渡したいと思っています。

 

 

▼大学入学時の”大学生活の選択肢”(=Dot)を増やし、皆が持っている可能性を最大化する
そんな彼らの「未来の姿が見えない」不安を和らげることができるのが、私が現在作成しているフリーペーパー、〈Dots.〉です。対象は大学進学をする高校3年生。大学進学を控えた最終登校日や卒業式などに、主に学校の先生を通じて彼らはフリーペーパーを受け取ります。

将来どうしたらいいのか分からない漠然とした不安を抱えながらも、大学が決まり、目先の不安ばかりが頭をかすめる。そんな時期の彼らに、大学に入った後の自分をイメージするきっかけを与え、これからの過ごし方へのヒントを与えます。


掲載するのも特別ではない、ある意味、フツウの大学生たち。


そんな彼らの言葉や思いから、過ごし方次第で無限の可能性を秘めている大学時代に、少しでも自分らしい生き方をしてもらいたい。そんな思いで制作しているのが、〈Dots.〉です。


▼”紙”だからこそ、先生や先輩から”直接”届けてもらえることで、考える”機会”が届く。

Dots.を「フリーペーパー」で作ることに、私たちは強いこだわりがあります。それは、このDots.をより”多く”、そして、”みんな”に届けると共に、ちょっとまじめに考える”きっかけ”を届けたいから。

 

確かに、SNSが発達した時代、ただ情報を届けるだけならインターネットを通じて発信するのはパワフルかもしれない。しかし、多くの場合、目に入ってもその価値に気づかない人は読まないし、読んでも自己完結しがち。

しっかり考えてくれるのは一握りかもしれない。

しかし、フリーペーパーにすることで、”直接”かつ”学校”で配布することができるのです。
私が所属する一般社団法人ウィルドアは先生向けの勉強会の運営したり、先生に寄り添いながらキャリア教育プログラムを開発・実行してきました。なので、そこで培った先生方との人脈や信頼により、”学校で先生の手を通して配布”することができます。

 

▼先生から、これから新たな世界に飛び立つ生徒へ、最後に託す”羅針盤”

先生方の中にも
・ついつい受験指導に力が偏りがちだけど、本当は受験が終わった高3生にも次の一歩を示してあげたい

・最近の大学生活のことはよくわからないけど、より良い大学生活を送るために何かしてあげたい


そんな声を度々耳にして来ました。

また、これは先生に限らず、塾講師や、部活のOBとして高校生に関わる先輩など、卒業生に関わる色々な人が感じている葛藤なのではないでしょうか。

 

〈Dots.〉はまさにそうした先生・先輩に対して、そんな想いを叶えるツールとなり
ただのフリーペーパーではなく、”後輩へのプレゼント”として届けられることで、
受け取る高校生も、大学生活を”考える”きっかけとすることができると考えています。

 

▼みなさんの”高校の後輩”に、Dots.を届けませんか?

〈Dots.〉の制作は偏りなく、また勧誘のツールではなく、純粋に高校生が大学生活を考えるツールと受け取ってもらうために、今年度は企業広告などを載せずに非営利で行ってます。そのためいるため、高校生一人一人の手元に届けるまでの過程で発生するコストを捻出することが難しい状況は全て皆様からの支援で作っておりますです。

これまでも直接的な繋がりのなかで支援を募り、2年間で全国1万人以上の高校生の手に届いてきた〈Dots.〉ですが、今年はより多くの高校生広げられればと思い、このような形での掲載を試みることとなりました。


みなさん、みなさんの後輩である高校生が、
自らの意思で選択肢、ワクワクする毎日を過ごせるような大学生活に向けて
一歩踏み出す”きっかけ”を作るこの活動に、支援という形でご参加していただけませんでしょうか?

 

またどの金額のご支援であっても、必ずご支援いただいた方の母校および届けたい「高校」には特に、皆様なからの協力があったということをお伝えすると共に、
必ずその高校に連絡を行い、先生の判断に応じて郵送をさせていただきます。

 

みなさん、高校生へ充実した大学生活に向けて一歩踏み出す”きっかけ”を作るお手伝いに、参加していただけませんか?そして、
何も知らない「どこかの高校生」ではなく、みなさんと同じ環境で育ちの大学に向かおうとしている「”高校の後輩」”に、一緒に、このDots.を届けてみませんか?大学生活をより充実させたものにさせる、きっかけを作りませんか?


※過去2年間で、7都府県30校以上の学校で延べ10,000人を超える高校生への配布実績があります。

 

 


▼今年のDots.はどうなる?
Dots.の刊行は、実は今年で3年目になります。今年のテーマは「選択と葛藤」。自分らしい生き方を模索してきた大学生が、さまざまな経験の中でしてきた選択と、その際に生じた葛藤を話します。大学生へのインタビューや、対談形式の特集記事を通じて、葛藤の末つかんだ自分らしさへの感慨を示し、高校生の"これから"に期待感を持たせてくれます。

▼これからのイメージ
大学生が欲しい情報を網羅した情報誌やサイトは数あれど、気持ちの面にフォーカスしたテーマを取り扱えるのは、多くの高校現場で高校生の表情を見てきた私たちだからできること。今後はその独自性を存分に伸ばしていくために、どんな記事を造ったら高校生の心に寄り添い、動かすことができるのかを探り、何度も読み返し、手元においておきやすいフリーペーパーだからできるアプローチをしていきます。

▼支援のリターンについて

◯3,000円

・指定の「高校」に配布を依頼する権利 ※1
・高校生からの感想を掲載したサンクスレター
・ウィルドアノベルティー(シール)
・Dots. vol.3完成冊子

◯5,000円

・指定の「高校」に配布を依頼する権利 ※1
・高校生からの感想を掲載したサンクスレター
・ウィルドアノベルティー(シール)
・Dots. vol.3完成冊子
・弊社特設HP上に皆様の高校生へのメッセージと共に、「お名前」または「企業・団体ロゴ」を掲載いたします。※2

◯10,000円

・指定の「高校」に配布を依頼する権利 ※1
・高校生からの感想を掲載したサンクスレター
・ウィルドアノベルティー(シール)
・Dots. vol.3完成冊子
・弊社特設HP上に皆様の高校生へのメッセージと共に、「お名前」または「企業・団体ロゴ」を掲載いたします。※2
・招待者限定の”ウィルドア大感謝イベント”兼”情報共有会”(5月実施予定)への招待券
・Dots.バックナンバー(創刊号、vol.2)

◯20,000円

・指定の「高校」に配布を依頼する権利 ※1
・高校生からの感想を掲載したサンクスレター
・ウィルドアノベルティー(シール)
・Dots. vol.3完成冊子
・弊社特設HP上に皆様の高校生へのメッセージと共に、「お名前」または「企業・団体ロゴ」を掲載いたします。※2
・招待者限定の”ウィルドア大感謝イベント”兼”情報共有会”(5月実施予定)への招待券
・Dots.バックナンバー(創刊号、vol.2)
・ウィルドア事務所(都内)で行われるメンバー限定の”餃子パーティ”にご招待。または、弊団体理事が高校生の現状を講演しに伺います。※3

◯50,000円

・配布先の「高校」を希望する権利 ※1
・高校生からの感想を掲載したサンクスレター
・ウィルドアノベルティー(シール)
・Dots. vol.3完成冊子
・弊社特設HP上に皆様の高校生へのメッセージと共に、「お名前」または「企業・団体ロゴ」を掲載いたします。※2
・招待者限定の”ウィルドア大感謝イベント”兼”情報共有会”(5月実施予定)への招待券
・Dots.バックナンバー(創刊号、vol.2)
・ウィルドア事務所(都内)で行われるメンバー限定の”餃子パーティ”にご招待。または、弊団体理事が高校生の現状を講演しに伺います。※3
・あなたの学校・コミュニティ等に対して、キャリア教育ワークショップを制作し実施させていただきます。(高校生以上対象。対象人数40人まで。60分)※4

◯100,000円

・指定の「高校」に配布を依頼する権利 ※1
・高校生からの感想を掲載したサンクスレター
・ウィルドアノベルティー(シール)
・Dots. vol.3完成冊子
・弊社特設HP上に皆様の高校生へのメッセージと共に、「お名前」または「企業・団体ロゴ」を掲載いたします。※2
・招待者限定の”ウィルドア大感謝イベント”兼”情報共有会”(5月実施予定)への招待券
・Dots.バックナンバー(創刊号、vol.2)
・ウィルドア事務所(都内)で行われるメンバー限定の”餃子パーティ”にご招待。または、弊団体理事が高校生の現状を講演しに伺います。※3
・弊団体共同代表理事1名(武口または竹田)を1日自由に使える権利※5
を提供いたします。

<詳細・注意事項>
※1:具体的な実施内容として、ご指定いただいた高校(2校まで)に連絡し、本冊子の配布依頼を行います。(先生のご判断により配布できない場合もあることはご了承ください)その際、支援者からのご協力があった旨につきましても、学校にご案内をさせていただきます。

※2:公序良俗に反する団体その他、弊法人が不適切と判断した企業・サービス等のロゴにつきましては、掲載をお断りさせていただく場合がございます。

※3:講演開催地が首都圏外の場合、地域によっては交通費につきまして別途ご相談をさせていただく場合がございます。

※4:ワークショップの開催地が首都圏外の場合、地域によっては交通費につきまして別途ご相談をさせていただく場合がございます。また実施内容につきましては、高校生以上対象・40人まで・60分までを本支援に対するリターンとして実施させていただきます。前述の条件を超える場合の費用につきましては、別途ご相談させていただきます。

※5:講師・ファシリテーター・イベント企画・教育プログラムコンサル等、内容についてはご相談の上、可能な限りご希望に合う形で行わせていただきますが、常識の範囲外の依頼によっては依頼内容の見直しをお願いさせていただく場合がございます。また利用される場所によっては、交通費につきまして別途ご相談をさせていただく場合がございます。

 

▼参考

・一般社団法人ウィルドアとは?

一般社団法人ウィルドアは「一人ひとりが”自分”と”社会"と共に生きられる未来」を目指し、

「なにか一つの正解がある訳ではない人生を、どう歩んでいくかー。」そんな誰もが抱えうる不安に対して、答えを提示するのではなく一歩を踏み出す後押しや、自ら正解をつくっていくための手掛かりを。

「一握りのだれかが支援する」のではなく、多くの人が普通に持ちうる「誰かの助けになりたい」という気持ちを、カタチにできる方法で。

そんな思いで、主に高校生を対象として活動を行っています。

 

団体HP:http://willdoor.org/

Dots.特設ページ:http://willdoor.org/dots-supporters

Dots.配布のお申込み:https://goo.gl/forms/Of0Hy1U8khVYeRM92

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