2019/04/19 17:43

「絶滅体験レストラン」をいつも応援してくださる皆様へ。

なかなか、現状ご報告できず申し訳ございません。
怒涛の1ヶ月をメンバーと過ごしてまいりました。

初めての主催イベント。バンド時代にやっていたそれとは規模も多様性も桁違いでした。

1年以上前、コアメンバーであるHarrisと3年ぶりに原宿のKawaii Monster Cafeで再開しました。

「ここでエンターテイメントと環境保全をミックスしたイベントをやりたいんだ。力を貸してほしい。」

彼はすぐに承諾してくれました。そして、2017年の終わり頃から声をかけていたプロデューサーである広屋と菅波にも直ぐに連絡し、最初のチームが結成されました。

最初は、絶滅危惧種の動物たちをテーマとした「NEVER END」というミュージカルを開催する予定で動いておりました。ですが、途中でもっと多くの方々に届けたいと思い舵取りをし、ショーレストラン構想へと至りました。

2016年、私がマダガスカルへ行き体験した自然破壊、絶滅に瀕した大好きなキツネザルたち。
そこで、私の価値観は変わりました。

明確に、環境破壊の危機感を「自分ゴト」として感じることができたのです。

自然を破壊することでしか生活の方法を知らない現地の人々、為す術もない野生動物たち。
私にとってそれは遠い島で起きていることではありませんでした。

しかし、そこから光明が見えたのです。マダガスカルへ行ってから、自分の行動や選択が変わったことに気づいたのです。

「体験で人は変わることができる」ということに。

日本に戻り、様々な形で環境保全の活動をしましたが、感じたのは「行動を移している人」と「そうでない人」のギャップの大きさでした。

多くの人は環境破壊に対して危機感を感じていない。
知ろうという気持ちも、危機感を感じないから生まれない。

感じる。とは心の動き。
そこで私はハッとしました。
自分は司会者でエンターテイメントの世界で暮らしています。
エンターテイメントのもつ力を知っています。

感動も、怒りも、笑いも、悲しみも
今までにない角度で社会問題を伝えることができることが、私のエンターテイメントの醍醐味だと思っています。

であれば、エンターテイメントの力で地球を救おう!
それが、今回のすべてのはじまりでした。


構想から1年。
常に意識してきたのは、現状のどんな環境系のイベントとも違う、「楽しみながら体験する」方法でした。

誰も体験したことのない「絶滅」という現象を、メンバーたちと何度も話し合い形にしていきました。そして、それを実現するために様々なアーティストやクリエイターたちに声をかけ、直接想いを伝え、賛同し協力していただきました。

ですが、これは「チャリティ」ではありません。チャリティの要素をもつ「エンターテイメント事業」なのです。エンターテイメント業界にいるからこそ、メンバーにはしっかりと報酬を渡すと決めていました。もちろん少額ではありましたが、皆様は快く引き受けてくれました。本当に嬉しく思います。

料理とパフォーマンスと展示。
3つの要素で構成されるイベントなので、すべて違うジャンルのものをひとつにまとめること。
これは我々にとって、壮絶な挑戦でした。
まさに一筋縄ではいかない、複雑に入り組んだ迷路を自分たちで構築し出口に探すことに邁進する日々でした。

コアメンバーのメンバーには感謝してもしきれません。
もちろん他の仕事もある中、睡眠時間を削り、作業やミーティングに明け暮れました。

そして後援、協賛いただきました企業様のご協力、会場であるKawaii Monster Cafe様のご協力、あらゆる皆様の手を借り、失敗と挑戦を繰り返し、一歩ずつ前に進んだ一年でした。

ついに明日。その一つの答えが出ます。

我々が生み出した「絶滅体験レストラン」が、環境問題を変える人を一人でも増やすきっかけになれるかどうか。です。

ただし、明日でこの絶滅体験レストランが完成するわけではありません。
第一歩を踏み出すのが、明日なのです。

第一回目の絶滅体験レストランで、少なくとも関わったすべてのメンバーは変われるはずです。そして、地球のために行動を始められるはずです。
そのうえで、第二回、第三回につなげていくそんな一日を明日は作っていきます。

お越し頂くすべての方々に楽しんでいただき、様々な想いを持って帰っていただけることを祈り、全メンバー共々皆様のご来場をお待ちしております。

乱文、長文で申し訳ありません。思いのたけを書きなぐりました。
明日が楽しみです。