2019/06/04 20:03

~はじめまして~

私たちはOrange Kids' Care Lab.(オレンジキッズケアラボ)、重い障害や医療的ケア児を対象に

サポートを行なっている団体です。みんな親しみを込めて「ケアラボ」と呼んでいます。

本プロジェクト『軽井沢キッズケアラボケアラボ』の前に、

私たちの日常である「ケアラボ」のことをお話しします。


~合言葉は「こたえていく、かなえていく。」~

重い障害や疾患があることで、医療が生活の中心になってしまうことが多いキッズ達。

地域のサポートはまだまだ発展段階で、社会の中で”不自由なく、当たり前に暮らす”ということが難しい場合が多々あります。

私たちが「ケアラボ」を立ち上げる前に出会ったキッズもまさにそんな状況でした。

”特別支援学校を卒業したら地域に行き場がない”

福井県福井市で『在宅医療』というツールを用いて地域に出ていく私たちは、現実に向き合い、

キッズとそのご家族と関わることで『なんとかしたい!』という衝動にかられ、

日中に地域で過ごす場所として、医療が中心ではなくキッズたちが成長し、

生活をより豊かにするツールとしてOrange Kids' Care Lab.を立ち上げました。


 ~成長をおもいっきり楽しもう!~

ケアラボはレスパイト施設ではありません。

朝、お預かりした時と何か一つでも変化することを目標にしています。

お母さんやお父さんが見たこともないような表情を引き出せた時が喜びです。

キッズ達はキッズ達同士の中で、たくさんの出会いと経験としていきます。

その変化を喜び合い、ともに成長していく・エンパワメントしあえる関係を大切にしています。 


~当たり前の『日常』の次は?~ 

日常を取り戻したキッズ達と『もっとHappyになりたい!』

そう考えた私たちは、リゾート地でのケアラボ【軽井沢キッズケアラボプロジェクト】を

立ち上げました。

活動のはじまりは2015年の夏、ちょうどキッズたちの夏休みが近づいてきた頃でした。

「今年の夏休みはどう過ごそうか?」みんなでわいわい話すなか、

以前から「リゾートで過ごす夏休みなんてきっと楽しいはず!」という話が出ていました。

でも実際は食事や宿泊など、なかなか安心できる場所が少ないのも現状。

福井から遠く離れた場所に行くことはとても勇気のいることでした。

「どうしたらいいかな?」とみんなで考えていた頃、

つながりのあった軽井沢病院の医師から「軽井沢は屋根のない病院。

福井では暑くて過ごしにくい夏も、軽井沢にきたら快適にキッズたちも過ごせるんじゃない?」

と嬉しいお言葉をいただきました。

ならば軽井沢に安心できる滞在場所を用意して、キッズたちに来てもらおう!と思いつき、

キッズや家族だけでなく、地元、長野県や関東のキッズも遊びに来れるようにと、

佐久総合病院、軽井沢病院に協力いただくようになりました。

こうして「軽井沢キッズケアラボ」を期間限定でオープンし、今年で5年目の開催となります。

これまで軽井沢キッズケアラボを利用したキッズは全国から述べ439名!

ボランティアも毎年100名近くが参加してくれています。

多くの出会いとつながりが広がって、毎年毎年いろんな方々に周知されるようになり、

また「今年はぜひ参加してみたい!」そんな嬉しい声をたくさんいただく機会が増えました。

そして日々の活動から一見すると、弱く小さな“医療的ケア児”と呼ばれるキッズたちが、

友だちを作り、大人たちを巻き込んで、たった1日でもぐんぐん成長する姿を目の当たりにして、

とてつもない“強さ”や“存在の大きさ”を感じています。

そして、人生で初めての経験をするチャンスを大人が奪わないことの大切さにも気づきました。

今年はFAINLということで、よりたくさんのキッズたちに参加していただき、

多くの出会いとチャレンジを生む機会にしたいと考えております。


『軽井沢キッズケアラボ』の活動は、画期的すぎるためそれを補う制度やスポンサーは

まだありません。運営と情報拡散のための費用は300万円。

よりたくさんのキッズ達に参加してもらい、多くの出会いとチャレンジを生むには

皆様の支援が不可欠です。どうぞよろしくお願いいたします! 

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