2019/09/13 08:00
リアル「早く行きたければひとりで行け。遠くに行きたければみんなで行け。」

「早く行きたければひとりで行け。遠くに行きたければみんなで行け。」これは、よく耳にすることわざです。いわゆる「チーム」の意義を、この中に見いだすのですが、しかし、ひとりで行こうにも行けない、障害を持つ人たちは、この真意をとっくに知っているのだと思います。
特に、人生の途中で障害を負ってしまった、いわゆる中途障害者は、今まで一人で行けていた分、その動きにくさに、絶望したかもしれません。突然障害者の家族になってしまった人も同じですよね。想像を絶します。だからこそ、みんなで行くしかなかった。そして、みんなで行く方が遠くに行けるのだと、身をもって知っているのだと思います。
彼らから学ぶことは、本当に多い。変なセミナーに行くよりずっと多いのです(笑)

今日から、そんな実行委員を1つずつ紹介していきますね。

まずは、高次脳機能障害当事者会 え〜わの会代表、松永裕介さんです。

私は今、36歳です。「高次脳機能障がい」という障がいを患って、生きてきて16年が経ちます。私の場合は脳梗塞でした。低酸素脳症、脳腫瘍、脳出血、事故、様々な原因で、脳にダメージを受け、障害を負ってしまったら、予後の生活に何らかの支障をきたします。

見えない障がい(症状)でもあります。

私自身も、記憶障害、脱抑制、言語障害、右半身の麻痺、軽度の視野狭窄、疲れやすいなど、色々な症状があります。それも日によって、症状の出る重さが違います。

性格も関係しているため、症状か性格の部分かを特定するのは難しいです。

近年、高次脳機能障がいがクローズアップされてきましたが、認知度はまだまだです。

皆さんに、アピールするには当事者の力だけでは難しいと感じていました。

しかし、支援者、家族のバックアップもあり、今回のような、文化祭を催す事になりました。当事者も活躍できる場が生まれた事は、とても、とても、うれしく思います。

家で、生きていく道が見えずにふさぎ込んで、苦しんでいる当事者、もちろん家族や支援者の皆さん、文化祭を通して少しでも交流をもち、前を向きましょう。

最後に、私たち当事者の集まりである、“東大阪え~わの会”の事を少し、、、

2011年に会を立ち上げ、今年で9年目になります。当事者が自らが運営して、料理会、色々な所への外出、講師を招いての講演会、ゲーム、茶話会、イベントの企画など、様々な事をしている会です。当事者がすべてをしているので、段取りなど悪い事もありますが、同じ障がいを持ったもの同士で、普段ではわかってもらえない事を解りあえる場、ストレスの発散になる場を目指して、毎月第4土曜日の午後2~4時の間で活動しています。

興味のある方は、インターネットで検索してください。

https://peraichi.com/landing_pages/view/e-wa-no-kai

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今回のリターンには、え~わの会への支援もあります。
当事者が当事者会を運営、しかも100回も!すごくないですか!?

今年の9月で開催100回!え〜わの会 パンフレットがリターンです。
当事者の声がたくさん詰まったパンフレットと、可愛い葉書のセット。
医療・福祉関係者必読です!

応援をお願いします!!!