2020/08/31 16:00
【けあとの遭遇®体験者の方の声】

こんにちは!
プロジェクトオーナーの佐々木です。

前回は、けあとの遭遇®ファシリテーターの方の声を届けさせていただきましたが、
今回は、けあとの遭遇®体験者の声をお届けいたします。

けあとの遭遇®の開発の段階から体験会に参加してくださっていた桜井ちえさんからメッセージをいただきましたのでご紹介させていただきます。

桜井さんは、看護師・保健師の資格を持ちつつ、〈からだ調律師〉として、セルフケアの大切さを伝えている身体のケアのプロフェッショナルでいらっしゃいます。

そんな彼女がけあとの遭遇®を体験(最多記録ホルダー)して、何を感じたのかを少しでもお伝えできればと思っております。

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【ゲームで「介護」を、「けあ」にする。】

『けあとの遭遇』
というボードゲームを知っていますか?

まっとくんに出会ったのは2年前。
そして「けあとの遭遇」に遭遇したのも2年前。
「面白そう」が第一印象。

介護の、ボードゲーム???
  
正直、わたしは介護には良いイメージがなかった。
看護師として目にする「介護」は、
 
先行く人が
これからの人の邪魔をしている

わたしにはそんなネガティブなものに映っていた。

「先行く人が、これからの人の邪魔をしたらだめなんだよ!!」

はわたしの持論で。  
 
だから、30代、40代から身体をととのえて、
  
「介護されない、させない身体」
  
を、自分の身体を、責任をもって、
そして、死ぬまで楽しく生きたらええやん!!
というところから、
看護師やってても、どうにもならんと思ったわけで(笑)

「けあとの遭遇」
を初めて体験して、
まっとくんの優しいファシリテートを体験して、
介護への視点が一変した。
  
いってみれば
介護を、介護にしない。


介護の時間を、
やさしい時間にする
  
そのための
準備を、しよう。

  
近すぎて
どうにも話せなかった
家族と
ちゃんと話そう
  
心にゆとりと優しさを湛えておこう。
  
「けあとの遭遇」
に込められたメッセージは
そんな優しいメッセージ。
 
 
いや、しかし
 
 
ゲームとしては
ほんとにほんとによくできていて。
考えずにはいられないことばかりが
ゲームをしながら降ってくる。

「仕事」「家庭」「親」

三方を考える。

  
  
  
おもしろいくらい、
「現実のいま」
にリンクするようなカードが出てくる。
  
  
なんだ、このゲーム(笑)
  
  
あそびながら、
どこか他人事にしていた
「介護」や「親のこと」
が、

ジブンゴト

になってくる。
  
  
なんでもそうだけど
ジブンゴト
にして考えないと
なにも動いていかない。

  
  
優しいメッセージは
ただ優しいだけでなく
力強いメッセージ。
  
  
ゲームだから終わりがあるから、
なんども体験すると、
ある程度の要領ができてきて
ゲームとしての「勝ち」に
もっていくことはできるようになる。
  
 
でも、みんなそこでつぶやく。
  
  
ゲームだから、ここで終わりでいいけど、、、、
   
  
終わりの見えない介護は
現代の弊害だとわたしは思っている。
  
  
たとえば、
「食べる」
ことにかんしていえば。
  
  
江戸時代であれば、
「食べられない」
状態になった場合、
しぜんと
「長くてあと3か月」
という覚悟が家族にできたという。
  
  
医療の発達で、
「死なせてくれない国」
になった二ホンでは
「食べられない」
ことが死に直結しなくなった。
  
  
動物として不自然な状態が
まかり通るようになった。
  
  
であれば。
  
   
不自然な状態であっても、
そこに携わる人間は
自然に優しく在ることができればいい。
   
  
ヒトとヒトとして
「介護」ではなく「ケア」
の目線で接していければ、
もう一度「食べる」ができるようになることもある。

  
   
不自然から自然へと戻ることがある。


「食べる」を例にしたけれど。


運動機能や脳機能、なんでも、そう。

  
「介護」とするか
「ケア」と考えるか  
  
介護、ていうと日本語だと
「お世話」のイメージが強い。
  
  
が、英訳すると「ケア」だ。
  
  
「ケア」は、お手入れ。
   
  
世話をするんじゃない。
お手入れをお手伝いする。
  
  
もとあるチカラを
削がない「ケア」を考える。

  
  
「けあとの遭遇」は、
ゲームだけじゃなく、プログラムの一環で
そんなことも伝えてくれる。
   
  
なにはさておき
体験したことのない人に
早く体験してほしい。
  
  
とくに、社員を大勢抱える社長さん。
経営者さん。
  
  
社員さんたちと一緒に
体験してくださいな。
  
  
社内の「かんじ」が
きっと変わりますよ。
  
  
経営者さんのお友達がいる方、
まずは体験してみて、そして、勧めてあげてください。
 
  
この国に、いま、ひつようなのは
「けあとの遭遇」に遭遇する人を
増やすことです。

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