支援してくれている日本の皆さん、ごめんなさい!ずっと連絡ができませんでした。電波の状態が悪かったり、このところヤンゴンは停電続きだったり、私と愛犬GUGUの食料確保に毎日動き回ったりでした。ヤンゴン市内はコロナの感染拡大が止まりません。ミャンマーではコロナの感染率が50%を超えていると外国のニュースが伝えていましたが、ヤンゴンはもっとひどい状況です。毎日友人・知人の死亡の知らせが入ってきて、悲しいです。市民が身を守るのはマスクだけです。あとは感染しても命を守るために、解熱剤を買うために薬屋に並んだり、栄養をつけるために卵の買い出し出かけたりしています。肝心の酸素ボンベは供給不足ということで市民への販売は禁止になりました。みんな自分たちの命を守るために、命がけです!?最近は物忘れが激しいので、現状をこれ以上詳しく伝えることができません!!それでもお金に余裕のある人は、毎日貧しい人に生活物資やお金を寄付しています。私も何か役に立つことをしたいのですが、毎日の生活を続けていくのに精一杯です。私に何ができるか、日本の友人と相談しているところです。ドライマンゴーの報告です。異常気象とコロナの感染拡大「など」で製造が厳しかったですが、日本の皆さんへ送る分は何とか確保しました。PP袋に脱酸素剤と一緒に入れて、シーラーをかけて密封しました。それを段ボールに入れて、事務所に保管しました。事務所の温度は25℃にしてあります。輸出について関係機関と交渉していますが、早くて9月末、遅いと10月の出航になるとのことです。もう少し待っててください!ヤサージョ町でもコロナの感染が拡大しています。国際産直のパートナー555COMPANYの社長のおばあさんといとこがコロナで亡くなり、先週お葬式があったそうです。アニャトウ村でも被害が広がっていて、中でも最も貧しい300世帯1,500人がマスクも食料もなく、緊急の支援が必要だとのことです。アニャトウ村には、井戸がなく生活用水を雨水に頼っているので、下痢による乳幼児の死亡率がとても高いのです。とても心配です。緊急支援についてNATURALEZAで至急検討をしてくれるとのことです。ドライマンゴーが少量しか製造できなかったので、乾燥マンゴー葉、ドライジャックフルーツなどのドライフルーツの生産を至急したいのですが、現地に行く手段がありません。いろいろ考えていますがどうしていいかわかりません。日本の皆さんには一番いい状態でドライマンゴーを出荷できるように頑張っていますので、どうか現状を理解してください。
マンゴー の付いた活動報告
ヤンゴンに帰って2週間が過ぎてしまいました。これまで何回か電話で工場と打ち合わせをしました。詳しいことはわかりませんが、今年のドライマンゴーはもうすぐ終了です。記録的な長雨の影響で収穫が少なく、ソーラードライヤーもあまり使えず、最終的には200kgくらいしか生産できないだろうとのことです。その代わり、マンゴーの乾燥葉を作ることにしました。これは漢方薬にも使われていて、糖尿病、高血圧に効果があるといわれています。また、肌の若返りにもいいといわれています。勉強不足なのでこれ以上詳しくは説明できません。何とかもう一度現地の工場に行けたら詳しく報告します。あ、忘れるところでした!KONYO-SAN PROJECTのほうの準備も進めています。タイの日系企業にも協力してもらい、日本・タイ・ミャンマーの国際プロジェクトです。コロナの影響で、タイからの種イモの輸入がストップしています。早く栽培して、ミャンマーのおなかのすいた子供たちにたくさん食べてもらえるようになったらいいなと思います。けれど、動きたくても動けません。コロナの感染が収まり、いろいろ動けるようになったら、日本の皆さんの分の干し芋もたくさん作ります。だけど、これは有料ですよ!たくさん買ってくださいね!!
7月5日に剃髪式を終えて、尼僧になって毎日お祈りをしています。剃髪して風邪をひいてしまったのかあまり体調がよくありません。日本でもニュースになっていると思いますが、ヤンゴンはロックダウンのさ中で移動ができません。小学校も一斉休校に入りました。感染はどんどん広がっています。病院の治療体制などはないので、自分で自分を守るしかありません。いつ感染してもおかしくありません。みんな死と隣り合わせです。ドライマンゴーのこと、KONYO-SAN PROJECTのことなど気になっていても、動くことができません。タイの日系企業の皆さんがKONYO-SAN PROJECTに協力を申し入れてくれていることはうれしいのですが、本当に動けないのです。今はお祈りをするしかありません。一日中GUGUと一緒にお祈りをしています。
6月24日東京新聞からナチュラレッサに取材がありました。モウマカさんに連絡し、記者の質問に対する回答を作成してもらいました。記事は6月27日、明日の朝刊に掲載されます。【モウマカさんからの回答】東京の新聞社が、自分たちの国際産直の活動を報道してくれるということで、工場で働いている仲間は、みんなとても喜んでいます。27日の新聞をメールですぐ送ってくれるということなので、職場のみんなに仕事の前に読んであげることになっています。①ドライマンゴーの生産で、一番苦労していることは何ですか? ヤンゴンで生まれ育ったので、農業は初めての経験です。マンゴーを収穫して、ドライマンゴーを作るのも、初めての経験です。日本の友人がミャンマーに来ることができないので、毎日ビデオ通話で作り方を教わり、翌日集まってくれた農民に講習会を開いて、そのまま生産に入ります。農民もドライマンゴーなど作ったことがありません。「生で食べればいいのに何でこんなことをするの?」って感じです。すべてが初めてなのです。 ドライマンゴー作りで一番大変なのは、ソーラードライヤーの使い方です。日本の友人たちが環境にやさしいということで寄付してくれた(日本の皆さんありがとう!)ものですが、電気乾燥機と違い作業に目が離せません。電気乾燥機なら、温度と乾燥時間を設定すれば、あとは自動的に機械がやってくれます。ソーラードライヤーは毎日毎日が大変です。雨や曇りだとすべて作業は中止です。晴れていたら、日中の温度、湿度、風の強さを予測して乾燥時間を決めねばなりません。毎日毎日がテストです。天気が変わりやすいので、ずーっとそばにいて乾燥具合を見ていなくてはいけません。環境にやさしい作業ということは、赤ちゃんを育てるのに似ていると思います。②ドライマンゴーを多く生産できるようになると、どんな良い効果がミャンマーにあると期待していますか? マンゴー農園の農園主、そこで働く労働者に収入がもたらされます。そして、ドライマンゴー製造(マンゴーの下処理・乾燥・袋詰め)に多くの農民の雇用が確保できます。今、地方の農村では、ほとんど仕事がありません。 仕事が見つかっても、その人の日給は、皆さんには信じられないかもしれませんが、朝から夕方まで働いても日本の労働者の時給の半分にもなりません。 ミャンマー国内ではほとんど需要がないので、無農薬の安全でおいしいドライマンゴーを日本の消費者に買ってもらえれば、村の多くの人の雇用につながり、それが村の雑貨店などの売り上げにもなって、村の経済に活気が出てきます。 安定した仕事が見つかれば、人々は生きる希望を持つことができます。希望をもって生きていければ、そこからいろいろな可能性が生まれてくると思います。ドライマンゴー事業は、村の生活の糧であり、生きていく希望です。③日本の消費者に向けて、メッセージを寄せてください。 日本とミャンマーをつなぐ「国際産直」がスタートしたことで、椰子花蜜糖・ドライマンゴー・さつま芋栽培にかかわっている農民・労働者はみんな張り切っています。 農薬・化学肥料を使わず、自然環境と労働環境に配慮したGAP認証の農作物を食品添加物なしで加工しています。ミャンマーで一番安全でおいしい農産物・食品を日本の消費者に届けられるということで、みんな将来の夢を話し合えるようになりました。 ただ、現在のミャンマーはコロナ禍とクーデターの影響で貧困と飢餓が広がっています。貧しい地域の子供たち、孤児院に暮らす子供たちの栄養失調が心配です。早くKONYO-SAN PROJECTをスタートさせ、栄養失調の子供たちにさつま芋を配れるようにしていきたいと考えています。その時は日本の友人の皆さんに協力をお願いすると思います。どんな困難があっても、私たちは決してあきらめません。NARAINDARA :STEP by STEP一歩一歩確実に!これが私たちの合言葉です。
クラウドファンディングが終了した5月20日以降、セインタロンマンゴーの収穫時期となり、モウマカさんはじめ現地の皆さんはドライマンゴー製造にかかりっきりになっていました。まずは、これまでの経過を簡単に報告しておきます。モウマカさんは5月後半にいったんヤンゴンに戻り、ドライマンゴーの包材の手配と輸出許可申請を行っていましたが、輸出商品のサンプルがないと申請を受け付けないということで、急遽農園からサンプルを取り寄せたりしたりで、手続きを終えて農園に戻ったのが6月6日でした。ちょうどこのころから、現地では何十年ぶりという長雨にたたられマンゴーの収穫ができませんでした。6月21日から晴れ間が戻ったということで仕事を再開しました。ただ、温度が十分に上がらず、湿度も高かったため、製造したドライマンゴーは真っ黒になってしまったとのことです。もう一度テスト製造からやり直しているという状況です。通常7月中旬には収穫が終わってしまうので、この異常気象で何とか収穫が持ちこたえられるか現地では心配しています。支援してくれた日本の皆さんにリターン商品だけは製造したいと今日から頑張って行くそうです。追記:①ミャンマーの現状は悪化の一途をたどっています。先週は、農園の近くのキンマ村が焼き打ちに合いほぼ全焼したと連絡ありました。製糖工場の敷地内に仮住居の建設が始まりました。工場関係者の安全確保のため仮住居を開放するとのことです。②東京新聞の取材があり、6月27日の朝刊でドライマンゴーの国際産直の取り組みが紹介されます。③7月10日からナチュラレッサのホームページを開設し、ミャンマーとの国際産直のプロジェクトの日本側の取り組みも紹介してゆきます。