2021/10/05 00:14

流鏑馬の伝統文化の維持継承に努める(公社)大日本弓馬会です。

「鞍上無人 鞍下無馬(あんじょうひとなく あんかうまなし)」という言葉があります。

まるで馬に人が乗っていないような状態がまさに人馬一体の極致で、「射手」の理想とされます。

そこで、欠かせないのが稽古場です。

昨年、クラウドファンディングを行い、ご支援をいただいた皆様のお陰様で220メーターの直線馬場と練習用の角馬場が整備されました。

現在、毎日曜日30名近くの武田流の門人と見習いが稽古に励んでいます。仮設トイレと物置も設置されました。ところが水道、更衣室や日陰が全くありません。

■散水用設備

馬の飲み水は必要ですし、感染症対策のために手を洗うための水や、仮設トイレののための水、近隣に砂埃を飛散させないための水まき用の水も必要です。

■更衣室

流鏑馬の稽古は稽古着を着て行いますが、稽古中に汚れるので、稽古後には着替える必要があります。いまは稽古の都度、テントを立て、横幕を張り、ブルーシートを敷いて更衣室がわりにしています。しかし風の強い時など、簡易テントが飛んでしまう危険もあります。

■日陰

人は物置の陰に隠れることができなくもないですが、馬たちはそうはいきません。馬たちにとって非常に過酷な環境であるといえます。そのため、馬用の日除けを設置することも喫緊の課題となっています。

度々で大変面目ないのですが、第二弾クラウドファンデイングで350万円のご援
助をお願いし、散水・水道工事、更衣室と馬の日除け設置工事等の一部に当てたいと
思います。

確かに、流鏑馬の稽古は伝統文化の維持継承のために行うものであり、古武道の稽古は必ずしも恵まれた環境で行われるとは限りません。現在の設備でも十分という意見もあります。

しかしながら、次世代の育成という観点からする、せめて稽古環境は十分に整えなければならないと考えています。

皆様、どうか鎌倉に伝わる日本の伝統文化「流鏑馬」を後世まで維持継承するため、稽古環境の改善を図るべく、ご理解とご支援をお願いいたします。

この挑戦を、たくさんの方に広めていただけると幸いです。


目標金額350万円【2021年12月15日(水)まで】

伝統の技、流鏑馬の馬場に散水用設備、更衣室と日除けを!安心して稽古を続けるために

https://camp-fire.jp/projects/view/449211