2021/11/05 18:00
「あだちキッズカフェ創設者」で「ビル&メリンダ・ゲイツ財団 日本常駐代表」の柏倉 美保子さんからのメッセージです。

私は6歳の時に、メキシコで出会った女の子に物乞いをされた体験をきっかけに、社会から貧困を無くしたいと思うようになりました。ゲイツ財団のお仕事では、途上国の貧困問題の撲滅を掲げて活動していますが、日本国内の問題にも寄り添いたいと考え、あだちキッズカフェを立ち上げました。

身近にいる生活で苦しんでいる方々に皆が寄り添い合える優しい社会にするには、どうしたら良いのか。コロナ禍をきっかけに、日本社会はもっと優しい社会に進化できると信じています。

※ゲイツ財団の活動ではなく、個人の活動としてのメッセージになります。


Our Story

2019年 -

‍困窮世帯・子育て世帯が多い足立区でキッズカフェ最初の拠点がスタート

子ども食堂の立ち上げをする中で、社会福祉学科を専攻され、足立区役所貧困課で勤務された教会の牧師さんと出会う。200名入る食堂と最新設備の整った調理場のある教会を拠点に子ども食堂を春から開催。

足立区内外からボランティアメンバー40人以上が集まり、月に二度、無料で夕食を提供。子ども食堂「あだちキッズカフェ」のボランティアメンバーは、遠方から仕事を終えた後に通うメンバーも多く、子育てを終えたベテラン主婦の方々や現役の中華シェフ等が、季節の野菜や旬の献立を考え、温かい手作り料理を提供。


2020年 -

食をツールとして困窮子育て家庭とつながり、見守る活動「あだち・わくわく便」をスタート

コロナ禍により子ども食堂が運休となり、足立区のNPO仲間が連携して、困窮世帯の子ども達にお弁当を届けるプロジェクトを春から始動。

お弁当プロジェクトの活動の中で、「あだちキッズカフェ」創業者の柏倉と「あだち・わくわく便」創業者の栗野が出会い、コロナ禍だからこそ最大限の支援をしようと連携。

多くの親切な経営者・企業から様々な食品提供を受け、新鮮な野菜・お豆腐・牛乳・肉類・お米・麺類・お菓子類などを困窮世帯へ直接、車で届ける支援を夏から教会を拠点にスタート。


コロナ禍だからこそ支援は続けたい、ボランティア活動を今こそしたいというボランティアメンバー70人以上が足立区内外から集まり、老若男女、多種多様な業種で個性豊かな仲間達がわくわく便の活動日に集う。


2021年 -

一般社団法人チョイふる設立

「あだち・わくわく便」「あだちキッズカフェ」を含む、これまでの活動すべてを一般社団法人チョイふるの事業として運営開始。


団体HP:https://www.choice-ful.or.jp/our-story/our-story-light-1