2022/08/23 08:00
◆声をあげていく

がん治療などの副作用による脱毛の方が、医療用ウィッグ購入する際の助成金制度を導入している都道府県地区町村はありますが、私達のヘアロス症状は対象には入っていません。完治が難しいとされている症状の為、ウィッグの使用期間は長期化していくため治療とウィッグの費用は大きな負担となっています。

参考:現在補助金を提示している自治体(プリシラさんHPより)

 

◆日常生活では、ウィッグが必要

ヘアロスの人々は、頭髪による頭皮の保護や生理的機能を失うだけでなく、自身のボディイメージの変化によって損なわれる自信や自尊心を支えるためにウィッグが必要です。日本ではヘアロスの症状を知らない人が多いために、偏見や嘲笑の対象となったり、中傷に傷ついたり、学校や職場の理解を得られずいじめの原因になることもあります。職場によっては、髪型や色、長さなどの細かい就業規則がある場合もあり、キャリアの喪失に繋がることもあります。


ウィッグは高価であり、また地毛とは異なり管理が難しく、複数を使用して数年ごとに買い替える必要があります。またウィッグを取り扱える美容室も限られており、取り扱いサロンのある遠隔地まで通うなど、メンテナンスにも費用がかかり、経済的にヘアロス者の負担が大きいのです。参考:ウィッグの使用期間調査結果

 

◆髪のない人も生きやすい未来をつくりたい

自分たちが生きやすい社会にしていくために、私たち自身で立ち上がり声を上げていく、まさに「Alopecia STAND UP!」クラウドファンディングのご支援、そして応援メッセージやシェアも本当にはげみになっています。小さなアクションの積み重ねで皆さんと一緒に未来を作っていきたいです!ぜひ署名活動へのご協力もお願いできましたら幸いです。


文:MITSUKO