2016/10/19 18:44

こんにちは、高岡です。

 

前回までのエントリでは、いきなり子どもに虐待の話しを聞くのではなく、子どもが好きなこと、楽しいことから話しを聞き、子どもが安心してから本題に移ることが大切と書きました。

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前回までのエントリはこちら!
アプリ開発#1:もし心配な子どもに会ったら、どんなふうに話しを聞く?
アプリ開発#2:子どもにどのタイミングで話しを切り出したらいいか
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でも、とても緊張が強かったり、加害者から「誰にも言うなよ!その傷は転んだと言え!」と言われている子どもの場合は、怖くて怖くて、誰にもお話できない子どももいます。

 

そんな時はどうしたらいいでしょうか?

 

現場でベテランの人達がやっている工夫として、特に小さい子どもの場合は、絵を用いたり、好きなペット(動物)の話しをして、緊張を解くことがあります。

 

例えば、

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大人:「この絵見てみて。これは誰に似てるかな〜?」
(その場で絵を描く/見せる)

子ども:”・・・○○ちゃん”

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大人:「好きなペット(動物)はいる?」
(まずは話しを聞く)

子ども:「・・・犬、好き」

大人:「犬好きなんだね!そのことについて教えて」
(その場で絵を描く/見せる)

子ども:「・・・お家にね、犬飼ってるの。名前はね、○×△□っていうの。」

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というように、子どもを少し落ち着かせて、話しを聞けるときがあります。

 

このアプリは、年齢に合わせて、その子に近い絵を表示したり、ペットの絵を表示します。

例えば、5歳の女の子で、幼稚園/保育園に行っている子どもの設定であれば、こんな風にイメージが表示されます。

(※開発中のため、画面ははめ込み合成です。)

この機能で

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「この絵は○○ちゃん/くんに似てるかな?」

「このペットは○×△□に似てる?」

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というように少しでも話しやすい雰囲気を作れます。

 

他にも、ペットには鳥やハムスターなど色々なペットイメージを搭載しています。

 

 

 

この機能だけで子どもが話せない状況を全て解決できるわけではありませんが、子どもの緊張を解くための一つの工夫になります。

まだまだ他の工夫機能も搭載していますので、またの機会にご紹介します!

明日もアプリ開発#4をお伝えします!

今回もお読み頂き、ありがとうございました。