プロジェクト本文

日本全国を巡回する月灯りの移動劇場

プロジェクトのあらすじ

日本全国の農村部、医療施設、小学校などに誰もが楽しめる舞台芸術作品を届けることを目標に、オリジナルの移動式テント劇場を作って、全国巡回公演を実現する。


©CANAL ART

月灯りの移動劇場について

はじめてサーカスに行った日のことを思い出した。
娘は、今日のことを思い出すのかな。

世界のいろんな場所から、日本のいろんな場所へ。
テントは今日も思いを巻き込んで移動する。

まだ半分は夢のなかの住人のような気持ちで家路についた、あの日のことを思い出す。
「月灯りの移動劇場」が、もうすぐやってくる。

日本全国を巡回する月灯りの移動劇場


世界にひとつだけの、オリジナルの移動式テント劇場で日本全国の空き地をまわって公演を行う【月灯りの移動劇場】。
様々な国を拠点に活動するクリエイター集団が、それぞれの魅力を融合させ制作した舞台芸術作品を通し、地方の面白さの再発見、芸術の楽しさ・高揚感などを共有する場を育んでいきたいと思っています。

日本全国を巡回する月灯りの移動劇場


芸術をすべての人へ届けたい

「芸術や文化は人間が幸せに生きるためのファクターのひとつ」だと私たちは考えています。しかし、芸術が社会と密接な関係を築いているとは言い難いのが日本の現状です。
このプロジェクトは、芸術の敷居を取り払い、舞台芸術に触れる機会の少ない農村部や教育機関、医療現場等へ芸術を届けたいという想いでスタートしました。カフェに立ち寄る感覚でたくさんの人に気軽に舞台芸術に触れて欲しいと願っています。

この想いを抱いた原体験は、メンバーがフランスで活動していた時に経験したある光景にあります。フランスの農村部では、期間限定でゲリラ的にテントが現れ、様々なエンターテインメント作品が上演されるのです。入場チケットはとても安価で子供から老人まで、誰もが日常的に気軽に芸術に触れ合う機会が与えられます。テント劇場はその土地に暮らす人々にとってのコミュニティの場であり、それぞれの生活に彩りを与える、無くてはならない存在となっています。

日本全国を巡回する月灯りの移動劇場


この体験を通して、私たちも日本の良い所を生かした方法で、出来るだけ多くの人々に芸術を届けたいという夢を抱きました。その夢を実現するために導き出した答えが「月灯りの移動劇場」です。
わたしたちは、世界に一つだけの移動式テント劇場《月灯りの移動劇場》と巨大おもちゃ箱《月灯りのおもちゃ箱》を製作します。100席ほどの小型テント劇場を農村部や学校の校庭、医療施設、その他空き地などを活用して公演を行います。また、子供たちが楽しめるような木のおもちゃ作り教室や、皆が作ったおもちゃを組み合わせてテント内で影絵を作って遊ぶワークショップなども開催する予定です。

日本全国を巡回する月灯りの移動劇場

©CANAL ART

サポーターの皆様へアーティストから

月灯りの移動劇場を実現するためには、2つのステップをクリアしていく必要があります。
ステップ1(2016年春までに):上演作品を完成させる
まずは実際に上演する演目を制作します。

ステップ2(2017年2月までに):巡回地の決定、テントの製作
ステップ1で作り上げた演目を全国にプロモーションし、実際に巡回する場所を決めていきます。また、同演目に最適な、世界に一つの劇場テントをオーダーメイドで作成します。

このクラウドファンディングでは、プロジェクト実現のための第一ステップである上演作品の制作をサポートしていただきたいと思います。児童小説で有名なミハエル・エンデの『はてしない物語』から着想を得て老若男女、誰もが楽しめる舞台芸術作品を作ることを目指し、木のおもちゃ、音楽、影絵、マイム、ダンスを融合させた作品を時間をかけて作り上げていきます。
上演する演目が完成しましたら、 2016年にこの作品をもって全国でプロモーション活動を行い、巡回地を決めていきます。並行してオリジナルテントの製作を行います。そして、プロジェクトのゴールは、2017年に移動式テント劇場で全国を回ることです。

日本全国を巡回する月灯りの移動劇場

※PDFが開きます。


月灯りの劇場のために作りあげる演目を、皆様にお披露目(テスト公演)を行うことができる日程と会場は、すでに決定しております。これは、メンバーの浅井が過去にNEXTREAM21コンペティションにて最優秀賞を受賞した際に、副賞として同会場の使用権利を獲得したことから、実現いたしました。

公演日程
場所:六行会ホール(品川)
日:2016年4月22日~4月24日


今回、皆様からサポートしていただいた資金は、舞台を作り込む過程において必要となる、舞台装置や小道具の制作費や、海外から参加する出演者の交通・宿泊費などの一部に使わせていただく予定です。

月灯りの移動劇場プロジェクトは、長い期間をかけて多くの仲間達と作り上げていくとても大掛かりなプロジェクトです。私たちにとっても、これまでのアーティストとしての活動とは全く異なる次元の大きなチャレンジとなり、これまでの活動では経験したことがない幾つもの壁が待ち受けていることと思います。その困難を超えてでも、私たちは「芸術を多くの人に届ける」という夢を実現したいと強く想います。これまでのアーティストとしての経験や、その活動を通じて培った人脈、仲間たちの協力を得ながら、必ずこの夢を実現させたいと思います。BOOSTERを通じて、多くの方々とこの壮大なプロジェクトの第一歩をふみだし、サポーターとして参加していただけたら、こんなに嬉しいことはありません。


アーティストプロフィール


日本全国を巡回する月灯りの移動劇場

浅井信好(演出、振付、総合プロデュース)
10代の頃に躍るエネルギーを抑えきれず単身渡米。その後、15年に渡り、ニューヨーク-東京-ブタペスト-ベルリン-テルアビブ-パリと遊牧民のように創作拠点を変え、やっと名古屋に帰還した今日この頃。そして、型破りな行動力と踊りに対する圧倒的な追求心と向上心、それに反比例し上達はおろか、むしろ「下達」し続ける英語力。
舞踏カンパニー山海塾を脱退後、文化庁新進芸術家研修制度でイスラエルのバットシェバ舞踊団に派遣された後、パリを拠点にダンスカンパニーPIERRE MIROIRを主宰。ソロ作品「禁断」において、若手芸術家の登竜門であるARTE LAGUNA ART AWARDにて日本人初となる特別賞を受賞。ファッションブランド(Levis、CHARRIOL、individualsentiments、Cote&Ciel等)への作品提供や東信(フラワーアーティスト)、山本基(現代美術家)とのコラボレーション作品なども国内外で発表。これまでに35カ国150都市以上で公演や展覧会を行っている。


日本全国を巡回する月灯りの移動劇場

奥野衆英(振付、マイム俳優)
現在からは想像し難いほど髪がフサフサの青春時代に、単身でEcole Internationale de Mimodrame de Paris に入学し、マイムの神様マルセル・マルソーに師事。議論になると「貴方は」という単語を「君は」と言ってしまいしばしばマルソー氏に怒られながらも同学院ディプロム取得。
演劇ジャーナリストClaire Stavaux 氏が『彼の卓越した才能は、これまでの言葉を巧みに使った伝統的な手法からの解放を行い、肉体的な表現によって新境地を切り開いた』(Les Trois Coups誌)と絶賛したように、彼の自由な身体的表現は欧州各地で大変高い評価を得ている。
2007 年アルビー市ヨーロッパ国際演劇祭では自身が脚本・演出・主演を務める《 バイオリン弾きの娘と椅子の精》を発表。日本人としてはじめて最優秀作品賞と最優秀男優賞を受賞し話題となるが、インタビュー時、直前に死去した師匠マルソー氏に自身の代表作を見てもらうことができず男泣き&嗚咽を繰り返し、インタビュアーを困らせた経験を持つ。


日本全国を巡回する月灯りの移動劇場

三輪亜希子(振付、コンテンポラリーダンサー)
1982 年名古屋生まれ。幼少期は、人のお宅の屋根に登ったり、猫と一緒にご飯を食べたりと冒険心旺盛。おままごとではいつもペット役を買って出ていた。本能的な変身欲が滲み出ているのか、舞台でピエロ役のオファーが続く。お茶の水女子大学卒業後、筑波大学大学院舞踊コースにて修士(体育学)を取得。名古屋女子大学短期大学部講師後、現在は尚美学園大学舞台表現学科専任講師を務めている。
小さい頃から父の影響で木工玩具と絵本に囲まれた生活環境が今の彼女の作風と人格を形成していることは本人とあったことのある人であれば誰もが納得する。
これまでに架空の女性像を主題にソロ創作を続け、『エミリー』、『Femme Fatale』、『ORANGE MOON』等発表。2014 年新日本フィルハーモニー交響楽団『オリックス音楽芸術フェスタ 夏休み アキラさんの“お楽しみ”コンサート コンチェルタンテⅡ』振付・出演。


その他の出演者、スタッフ

高岡優貴(ダンサー)

浅沼圭(ダンサー)

小野彩加(ダンサー)

松原広稀(ダンサー)

塩野入一代(ダンサー、オブザーバー)

桑山まり子(振付助手)

横関浩、生田京子【Stands Architects】、名城大学生田研究室の学生(テント設計、おもちゃ箱設計)

三輪義信(木のおもちゃ職人)

梅谷摩耶(衣装)

森基生【株式会社工房JINTA】(音響、照明)

清原千香子、宗重博之、奥村明日香(制作)

PIERRE MIROIR(企画制作)

リターン

日本全国を巡回する月灯りの移動劇場

1,000円「アーティストからのサンクスメール」
アーティストからの写真付きサンクスメールが届きます。
【2016年2月頃お届け予定】

日本全国を巡回する月灯りの移動劇場

3,000円 「月灯りの移動劇場ロゴマーク入りコースター」
木のおもちゃ職人三輪義信手作りの月灯り劇場オリジナルコースター2枚セット。
限定数30個
【2016年3月頃発送予定 配送料込みです】

日本全国を巡回する月灯りの移動劇場

5,000円 「月灯りの移動劇場サイン入りDVD」
練習風景や公演映像の入ったDVDを進呈します。
【2016年6月頃発送予定 配送料込みです】

日本全国を巡回する月灯りの移動劇場

5,000円 「楽屋招待付き公演チケット1枚」
限定数60
2016年4月22日~4月24日に東京の六行会ホール(品川)で行われる月灯りの移動劇場《はてしない物語》の公演チケットをお送りします。
公演終了後に係りのものがお客様を楽屋へ案内させていただきます。作品の感想など、出演者とお話してみてはいかがですか。
4月22日(金)19:00開演 / 4月23日(土)19:00開演 / 4月24日(日)19:00開演の中からお好きな日程をお選び頂けます。
*写真のチケットはイメージとなります。
【2016年2月頃発送予定 配送料込みです】

日本全国を巡回する月灯りの移動劇場

5,000円 「子供も大人も楽しめる巨大卵の製作キット」
限定数15
演出家浅井信好がこれまで行ってきたダンス作品の舞台美術に毎回登場する巨大卵のオブジェ。終演後に観客の方やスタッフの方から是非、譲って欲しいという声が絶えません。作り方はとても簡単で、説明映像を見ながら5分もあれば完成できますので、ご家族で一緒に作ってみてはいかがですか?児童の夏休みの自由研究などにピッタリです。お好みで色を塗ったり、シリコンを垂らしたりしながら、オリジナルの卵が完成します。ご自宅のインテリアに合わせて飾るのも素敵だと思います。
*製作キットには一部、各自ご用意をいただくものがあります。
【2016年2月頃発送予定 配送料込みです】

日本全国を巡回する月灯りの移動劇場

7,500円 「童心に還れるオススメの本3冊セット」
限定数10
月灯りの移動劇場では子供たちへ『芸術は楽しいものそして、劇場は楽しさを共有する場』として歓迎できる環境を作りたいと考えています。その反面、子供たちから、多くを学ぶことも望んでいます。画家ピカソは「子供は誰しも芸術家だ。問題はおとなになっても芸術家でいられるかどうかだ」と言いました。僕らはどんなに忙しい日常の中でも童心に還れる時間を大切にし、そこから、もの作りを始めています。そんな僕らから皆さんへ「アーティストが選んだ童心に還れるオススメの本3冊セット」を忙しい日常の合間や眠る前に読んでほしいオススメの本を選んでお送りします。
※新刊または古本いずれかになります。
※画像はイメージです。
【2016年2月頃発送予定 配送料込みです】

日本全国を巡回する月灯りの移動劇場

10,000円 「公演とオープニングのレセプションへご招待」
限定数10
2016年4月22日に東京の六行会ホール(品川)で行われる月灯りの移動劇場《はてしない物語》の楽屋招待付き公演チケットをお送りします。
公演終了後にレセプションパーティーを行いますので、こちらにご参加頂けます。出演者との写真撮影や作品の感想などを話していただくなど、ささやかなパーティーではありますが、お楽しみいただければと思います。
*こちらの商品は4月22日(金)19:00開演の回のみとなります。
*写真のチケットはイメージとなります。
【2016年2月頃発送予定 配送料込みです】

日本全国を巡回する月灯りの移動劇場

30,000円 「パリ福袋」
フランス在住アーティスト奥野衆英が、貴方の好みに合わせた日本ではなかなか手に入らないフランスグッズをセレクトしてお届けします!
【2016年4月頃発送予定 配送料込みです】

日本全国を巡回する月灯りの移動劇場

50,000円 「奥野衆英演出のありがとうビデオレター」
限定3口
普段はフランスで演出家としても活動する奥野が貴方のためだけのオリジナルサンキュービデオレターを作成。楽屋招待付き公演チケット1枚&メンバーとの写真撮影&オープニングのレセプションへのご招待付きです。
【2016年3月頃発送予定 配送料込みです】

日本全国を巡回する月灯りの移動劇場

50,000円 「月灯りの移動劇場1日メンバーになれる権利」
限定3口
4月の六行会ホールで行われる公演に出演できます。ダンス経験なしでも大丈夫!年齢制限もありません。
リハーサルスケジュールは追ってご連絡します。
月灯りの移動劇場サイン入りDVD付き。
【DVDは2016年6月頃発送予定 配送料込みです】

日本全国を巡回する月灯りの移動劇場

100,000円 パリあなただけの旅コーディネート
事前にご要望をお伺いし、パリご滞在1日の旅程を組み立て、アテンドをさせていただきます。
旅費や宿泊費、その他現地でかかる経費に関しては各自実費でお願いします。
【2018年2月末まで有効】

日本全国を巡回する月灯りの移動劇場

300,000円 日本国内出張公演
月灯りの移動劇場のメンバーがあなたの街にやってきて、「はてしない物語」を上演します。
劇場だけではなく、どんな会場でも上演可能です。例えば、野外、カフェ、ギャラリーなど。
交通費・宿泊費は別途お願いします。
【2017年3月末まで有効】

応援メッセージ

日本全国を巡回する月灯りの移動劇場

浅井信好さんとは、いままでに何度か創作活動をご一緒させていただいているのですが、
その表現力と発想力、またそれらを形にする実行力に関して、本当に稀有な才能をお持ちの方だと感じています。
今回の企画は、そんな彼を中心とした素晴らしいメンバーで移動劇場を作り、日本全国へ芸術を届けようとする試みです。彼らが、どんな感動と幸福を運んで来てくれるのか、今から楽しみにしてます。
今の時代を幸福に生きていくために、またこれからの時代をより良く創って行くために、彼らの活動が必要だと強く感じ、応援させていただきます。
デザイナー
suzuki takayuki
http://www.suzukitakayuki.com


日本全国を巡回する月灯りの移動劇場

浅井信好と初めて会ったのは2007年新国立劇場でのジョン・ケアード演出による『夏の夜の夢』のダンサーオーディションだった。山海塾のメンバーとしてその後も活動を続けながら海外でのソロ活動に取り組み、今、彼がストイックに自分と向き合うアートから、そんなものに全く縁も興味もなかった子供や、大人や、地方の人々に、遊び心ある『芸術』の時間と空間と体験を提供して行きたいという企画を立ち上げてる。彼の今まで垣間見ることのなかった子供心がきっと、このプロジェクトの大きな力となっているのだろう。同じように25年前から「敷居が低く志の高いアートな世界」を目指し、個人プロデュースで作品を創り、闘ってきた僕としては応援せずにはいられないし、それどころがむしろ参加したいのです(笑)!同じ夢を追いかける同士として、このプロジェクトを心から応援します!
コレオグラファー・演出家
広崎うらん


日本全国を巡回する月灯りの移動劇場

©石塚定人
私たちの未来に必要なのは、地域に根ざした芸術である。想像してみてください。普段劇場に行く機会が少ない地域の人たちが、芸術と直接触れ合うことのできる『月灯りの移動劇場』を。芸術とのつながりは、さまざまな豊かな可能性を生み出してゆくことでしょう。
ダンサー・振付家   
森山開次

日本全国を巡回する月灯りの移動劇場


世界で積み重ねて来た経験、時間、空間、現在/過去/未来 俯瞰でみれる能力と創造力
舞踏家としての超越したパフォーマンス能力、見通す力。
2015年 現在 地球上でオンリーワンな存在。
過去から続くこの未来への道を、情熱的にそして美しく魅せてほしいです。
心からの成功を祈ります。
David J.Production Co. Ltd.代表取締役社長、演出家
山田淳也

日本全国を巡回する月灯りの移動劇場


浅井信好との最初の出会いは、我々のバンドのミュージック・ビデオ(CRUSH)の撮影の時に、某有名監督が20歳を過ぎたばかりダンサーを連れてきたでした。手足の長い恵まれた体格を活かしたダンスが群を抜いたものである事は明白でした。その後ヨーロッパに拠点を移し8年間、ダンス、アートのシーンをヨーロッパの内側から体験し、日本を外から見た彼が、満を持して帰国したという事は、今の日本に必要な事で、彼にしか出来ない事があるという事だと思います。それは決して利己的な企画ではなく、世の中の為になる事であると私は確信します。私、元晴は彼の周りにたくさんの笑顔が溢れる企画を応援します!
SOIL&"PIMP"SESSIONS ビクター・エンタテインメント所属
サックスプレイヤー元晴